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クルーズマンズではじめよう
クルーズ航程
- 2008/04/12 — マンハッタン クルーズ ターミナル
- 04/18 — サウサンプトン
CERTIFIED mr. kinjo_masahiro's 3rd time voyage
2008-04-12 家族で 海側キャビン 3
子どもの時からのあこがれであったクイーンエリザベス2に乗船したかったのが最大の理由です。
子どもの時に見ていた船の図鑑のTOPに載っていたのも本船で、当時は客船=クイーンエリザベス2でした。その後高校生の時に野間恒著書の「豪華客船の文化史」を拝読するにあたり、客船の歴史、特に大西洋を舞台とする定期船(オーシャンライナー)サービスに強く興味を抱き、この航路を現在も唯一維持するキュナード社の運行船でもあったことが理由の一つです。
そして本船の引退が発表されたことから本クルーズの乗船を決意するに至りました。
大西洋横断のみで、寄港地が全くないクルーズでもあり食事は船内生活中の最大の楽しみの一つでした。
私が初めて乗船した本格的なクルーズ船が本船であったので、食事の質、サービスについてはこんな物なんだろうと思いましたが、その後多くのクルーズ船に乗船するにあたり、改めて本船のクオリティが高かったことを実感しました。
終日航海日5日中4日連続フォーマルデーだったのもこのクルーズの特徴であり、又乗船客の多くが世界一周のワールドクルーズのベテラン乗船客だったこともあり男性客については服は最低でもタキシードで、中には燕尾服(フロッグコート)や凝った民族衣装客もいたことが印象深かったです。
スーツ+ネクタイの客は基本的に未成年の子どもと私を含めて数名の日本人のみという状況でした。
10年以上前のことで思い出せないことも多いですが、食事対応のシュチュワードがとてもフレンドリーだったこととその方の出身国(シェイセル)の話等で盛り上がった記憶が残っています。
勿論サービスについては何一つ不満を感じることはありませんでした。
海側キャビン
1969年建造のクラッシックな船体と小さな船窓が特徴のいかにも船旅しているという海側船室でした。
設備面では最新のクルーズ客船には見劣りするかもしれませんが、今では珍しいエキストラベットやソファベッドではない専用の3ベッドルームの設定があったのも特徴的でした。(私はこの3ベッドルームに泊まりました)
冬季の大西洋でも楽しめるように船内プールがあったのが良かったです。
又、キュナード社の伝統にもれずダンス関連のイベントはとても充実していました。
同行した母は朝から晩まで終日ダンス関連のイベントに参加していて、休憩する暇がない位充実した船内生活を過ごしていました。
そして本船ならではのイベントとして、客船の歴史関連(タイタニック号の生涯、キュナード社の歴史、大西洋で活躍したオーシャンライナー等)に関するスライドショーを中心としたレクチャーがあり、私はこれらのイベントを中心に参加しました。
船好きには最高のイベントでした。
このようなイベントをその後他のクルーズ船で見たことはありません。
ニューヨークは何度か観光したことがあったので、今回はあくまでも乗船地としての位置づけでした。
しかし乗船までに少し時間があったので、その合間時間を利用してグランドゼロのみ見学しました。
下船後サウサンプトン市内にある海事博物館を見学、その後ローマ風呂で有名なイギリスのバースを観光しました。
バーズまでの移動手段は鉄道で、直接サウサンプトンの駅に向かいチケットを購入、そのまま乗車という流れでスムーズに移動できました。
当時はネット予約等もまだあまり普及していなく事前予約等はしていませんでしたが、バース駅到着後地球の歩き方に載っていた宿へ徒歩で向かい満室で断られることなく宿泊出来ました。
総勢5名での旅行でしたが、特に問題なくスムースに手配して頂けました。
本船に乗船することはもうできませんが、同じコンセプトのクルーズは同じくキュナード社のクイーンメリー2で体験することが可能です。
英国伝統のいわゆる古き良き時代のクルーズを体験したい方、大西洋定期航路(オーシャンライナー)時代の雰囲気を体験したい方にお勧めのクルーズだと思います。
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