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 CERTIFIED mr. kushiro's 20th time voyage

7 nights / 8 days, round-trip Japan (Golden Week) Q914

 2019-04-28   海側キャビン  1

3.97

Photo: 広島・五日市港に入港したのは、平成最後の日。下船の折に進呈された宮島のお杓文字は、又と無い記念品となりました。カープも強いが、広島は何処かが違います。


クルーズ航程


なぜ、今回のクルーズを選ばれましたか?

今のQEの初来日が2014年3月。広島への初寄港を果たしたのは、それから3年後の2016年3月でした。佐伯区民が中心になられて、市の支援の下に繰り広げられた歓迎体制は世界広しと言えども、他の港湾では見られない風景ではなかったかと思います。

それから、3年を経て来年の2019年にはQEにとって大きな節目の年を迎える事になります。世界一周から横浜発着と変わるからです。広島のWellcome 行事はどのような形になるのか。それはCertificate の時点でレポートする予定でいます。

これからも広島寄港が年中行事であり続ける為には、豊後水道を迂回する様な事は止めて、関門海峡を通過し、まっすぐ釜山に行く事が肝要と考えます。大小の艦船がひしめく中、あの曲がりくねった狭い海峡を通り過ぎる事は容易な事ではありません。どうか、安全確保を確かなものにされた上で、実現して戴ければと期待しています。

表向きはQEへの歓迎であっても、実態は広島市民・県民を交えたお祭りみたいな所があります。遠くから来られた人達には駐車場があり、埠頭まで無料シャトルが運んでいるのです。



実際にご乗船されていかがでしたか?評価とご感想をお聞かせください。

  お食事、ダイニング

不満

(1) 正に喧騒のブリタニアであった。97%を占める日本人乗客がブリタニアに集中した結果である事は初めから承知して居り、何らかの回避策が必要であると考えていた。
(2) 初日からAlternative Dining を利用した。食事を摂ったのは、我々の1組のみ。2日目の来客はゼロであったと聞いている。いざとなれば、Alternative が逃げ道になると考えていた。
所が、6日目の長崎で予約を入れた所、"Sold out!" と断れてしまった。ブリタニア利用に不満を抱く乗客を交わす為、何処かの添乗員さんが全室抑えた結果と思われます。
結局の所、最後の3日間の夕食は、リドレストランで凌ぎました。鰻丼が提供される夜もあって、癒されたものです。
ただし、総じて判定すれば、不満となります。悪いのはブリタニアではありません。空室を可能な限り埋める為、値引きしてまで、日本人客ばかりを押し込んだ所に非があったと指摘せざるを得ません。
こんな事を本当にQEがやっていいの⁉

  サービス、スタッフ

満足

担当の方々はよく勤めて居られました。
今回のクルーズで乗客に不満を与えた原因は、外人客の集客が上手く行かず、値引きまでして、日本人客を無理に押し込んだ所から始まります。これは内外の関係先間の連携が必ずしも上手く機能していなかった為と見做さざるを得ません。

  お部屋

  海側キャビン

とても満足

担当はフィリッピンから来た青年で、マニラに家族が居ると言ってました。

  船内の施設、アクティビティ

普通

<クイーンズルームにおけるボールルームダンスについて>
期待して乗船したリピータの女性達がQ913と同じ様にQ914でも、壁に花にされる状況が繰り返された。ここではこれ以上の事は触れない事にします。
① 演奏される種目は10ダンスが基本だった
 モダン:ワルツ、タンゴ、クイックステップ、フォックストロット、ウインナーワルツ
 ラテン:ルンバ、チャチャ、サンバ、ジャイブ、パソドブレ
 以上の10種目であり、ジルバは入っていないのが特色です。
② 従来は日本に近い周辺では、日本人乗客の事を配慮し、ウインナーワルツとパソドブレの2種目がカットされた。ジャイブの演奏も減らされていた。  
③ 今回(Q913とQ914)演奏された種目
 モダン:既定の5種目と同じ、ウィンナーワルツも演奏された
 ラテン:ルンバ、チャチャ、サンバ、ジャイブ、ジルバ、サルサ の6種目 
   総計11種目となった。
④ クイーンズルームにふさわしいオーケストラだったか?
 楽団はそっくり入れ替えられて居り、イメージが英国調からアメリカ調に替わった。ジルバが5連続演奏された事もあった。サルサは日本で勉強したくとも教師が居りません。此処は日本人が大半を占めるクイーンズルームである事をもっと意識して、対処して欲しかった。


寄港地での移動や観光についてお聞かせください。

  横浜

とても満足

大黒埠頭新客船ターミナルから日本大通りまでのシャトルバス輸送は円滑であった。所持している荷物の積み込み、積み下ろしも運行側で対処され、行き届いたサービスに感謝です。

寄港地観光:観光していない

  広島

とても満足

佐伯区民の方々がボランティアで参加され、基本的サービス精神はQEの初寄港以来、変わって居りません。構築された信頼関係も抜群です。此処だけは体験するだけの価値があります。

寄港地観光:自分で 移動手段:バス・電車・タクシーなど  移動時間(片道):30〜60分  移動費用(片道):500~1,000円

  長崎

満足

連休の最中の5月3日に訪れただけあって、長崎はごった返していた。路面電車に同乗されていた長崎市民の助言で、予定には入れていなかった鳴滝にあるシーボルト記念館を訪れた。
流石に旅人の扱いを慣れた長崎市民と感じ入った次第です。

寄港地観光:自分で 移動手段:バス・電車・タクシーなど  移動時間(片道):30分未満  移動費用(片道):1,000~2,000円

予約・手配に利用した事業者の対応や利便性はいかがでしたか?

とても不満

私どもの手配先である「IACEトラベル」は、添乗員を送り込んでいませんし、ショアエクスカーションにも自らは手配する事もされなかった優等生です。
QEの来日就航クルーズは表向きは円滑に進んでいるかの様に見えても、実態は非常事態に陥っているのではないでしょうか? QEサイドで海外からの集客が上手く行かなかった故に、旅行代理店が日本人客をどんどん押し込み、ほぼ満室にした。所が結果的には、日本人の比率が70%とか97%と言う異常な状態を招く結果となりました。このような偏った集客をしたら、異常事態に陥ると言う危機意識が持てる関係者は居なかったと拝察しました。
更に旅行代理店各社はショアエクスカーションなどの二重営業を船内で繰り返し、利につなぐ事に熱心でした。こんな事をやっていたら、いずれは見透かされ、破綻を招くのは当然の事なのです。
海外で築き上げた悪弊をそのまま本国に持ち込むのは一体何事かとなりますね。
同じ観光先であっても、ショアエクスカーションをQE側と業者側とに分け、同じ船の乗客を別々に分けて行動させるのは、如何にも不自然ではありませんか。
ロイヤルコート・シアターからクインズルームの前を通って、ぞろぞろとギャングウエイに向かうツアー客の姿は、乗客などはそっちのけの陣取り合戦の結果かと思うと見られたものではありません。
添乗員を使った船内での営業行為は海外で問題視されても、あちらでは黙認されたに過ぎません。此処は国内です。ショアエクスカーションの全てをQEに任せるのが筋と言うものです。
こんな不自然な事をやっているのは、日本の旅行代理店だけと銘記しておきます。
来年のQE再来日に備えて、国内の旅行代理店は、ショアエクスカーションに関しては自らは控える事とし、全てをQEに委ねるのが肝要と考えます。これはQE来航プロジェクトを継続させる為の大事な一歩になるはずです。
その他の諸問題についても、全面的に協力する体制を築き、QEの来日就航クルーズが首尾よく行く様、配慮され、努力を重ねて戴きたい。一旦QEを受け入れた以上は成就出来る様、協調するのが日本側の責務と言うものです。同時に日本人乗客を守る事も忘れないで戴きたいのです。

予約・手配の方法: 「IACEトラベル」を利用

今回のクルーズは、どのような方にオススメですか?

横浜と長崎を除き、国内の各港は総力をあげて、QEの来航を歓迎された。にも関わらず、QEは、クインズルームのボールルーム・ダンスに期待して乗船したリピータたる大和撫子を「壁の花」にする事で応じてしまったのです。実情は別であったにせよ、この不始末は、取り返しの付かない事になった事に変わりはありません。QEの置かれた立場は厳しいものになってしまったと見ています。。
この事態はQ913で発生しましたが、引きつづきQ914でも同じ事が生じていました。

今回の日本人乗客の比率は前回のQ913では70%で、今回のQ914では97%に達した。一方、外国人は300人以下から100人以下までに減少しています。外国人乗客の来日が期待出来なくなった事は、手痛いと思います。世界一周に取り組むキュナード船団からQEが切り離された事が根幹にあり、今までQEを支えて来た英国、英国連邦、米国の方々の情熱が消え失せてしまったと見做してもよいでしょう。
この様な状況を考慮すると、QEの日本周遊紀行がいつまで続けられるのか、疑念が湧くのです。
今の形でそのまま推移すれば、乗客数は減少の一途をたどり、来年の東京オリンピックが終了した時点が見切りを付けるタイミングかも知れません。更に頑張ったとしても、2021年末までが限界かも知れません。

QE、QEの管理会社、日本総代理店、国内旅行代理店が総力を挙げて、QEの日本紀行を維持すべく取り組み直す事。ここで得られたノウハウは日本のクルーズ業界の発展に活かす方向で腹を据えて、再構築する事。その為には、各地方の港の熱意を堅持し、顧客の更なる掘り起こしが大事となって来ます。
以上のような事を含み、よきリーダーシップの下に見直しを計れば、生き残りの道が見えて来るかも知れません。

私ども夫婦も既に予約を入れた関係もあり、来年春のQE来航の折にはもう一度乗船して、改められた姿に期待を寄せたいと思います。QE側に日本に馴染もうとする努力される姿が垣間見られれば、少々の課題は残っていたとしても、年に一度は付き合いたくなるなるかも知れません。強いて、述べるならば、情熱を傾ける広島市民を裏切る様な事になっては、申し訳けが立たない気がします。
広島市民の方々はボランティアで、QEの名誉と乗って来た乗客の為に汗をかいて居られるのですから。



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