<クィーンエリザベス号の場合>QE2の後を受け継いだ現在の船による初来日は、2014年でした。その後、世界一周の途上に毎年来日していますが、横浜大桟橋に接岸したのは2014年の時だけに終わりました。クィーンエリザベス号(QE)は今年の春は世界一周から外れた形で......
<クィーンエリザベス号の場合>
QE2の後を受け継いだ現在の船による初来日は、2014年でした。その後、世界一周の途上に毎年来日していますが、横浜大桟橋に接岸したのは2014年の時だけに終わりました。
クィーンエリザベス号(QE)は今年の春は世界一周から外れた形で 来日し、横浜発着を2回実施しました。横浜大桟橋に代えて大黒埠頭が、使用されています。
日本人乗客が占める割合は、4/19発が70%、4/28発が97%と過半数を上回り、今までの20%程度の実績を一挙に更新してしています。QE側はその為の対策が出来ていたのか?日本語が喋れるクルーは25名に過ぎず、具体的な対応策は丸で出来て居なかったと見做すしかありません。何処かに乗せてやると言った気分から抜け切れて居ないと見做すしかありません。
ブリタニアの食事は以前から褒められたものではありませんから、この事は外して、以下に問題点を列記します。
①乗船時、クルーが盛装して、出迎える風習があったが、今年は割愛されていた。
②ブリタニアレストランがパンクした。1回目の夕食が2回目に移る時間になっても、終わらなかったのです。廊下には夕食待ちの長蛇の列が出現。日本人乗客の比率が高かった為と思われるが、お粗末と言う他ありません。
③リドレストランにはLido Alternative と言うプラスチャージの一角が設けられています。此処も閑古鳥が鳴く程、空いている時がありましたが、後半は連夜、完全に予約で抑えられてしまい。利用できない状態に陥りました。
④複数のダンス好みの女性リピーターを失望させてしまった。彼女達はダンスアテンダント(ほぼ10名は居た)を相手にクイーンズルームでステップを踏むのを愉しみにしていたが、お相手になってくれるアテンダントが居ない為に壁の花に追いやられてしまいました。
⑤午後3時のアフタヌーンティーでは通路に長蛇の列が出現した。このような事はかって、経験した事のない事象です。
⑥私達は継続乗船組ですが、客室移転に関する案内が欠落した。今まで2回経験していたので、フロントに行き、「下船案内の記載はあるが、再乗船の説明が欠落している。」と対応方を求めた。部屋替えの情報が無かったのは何を持って、管理しているかと言いたくなる。この不手際をQEサイドも認めざるを得なかった。
世界一周の時と対比するとクイーンズルーム、ロイヤルコートシアター、フロントの質の低下が目立ちます。或るクルーズ代理店はクイーンエリザベスが熱いとPRされていますが、何を持って熱いとされているのか首をかしげたくなります。その後、船長が交替になったと伺って居りますが、少なくともQEの誇りを復活させる姿勢だけは示して貰いたいと願いたくなります。