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クルーズマンズではじめよう
クルーズ航程
- 2011/10/28 — チビタベッキア(ローマ県)
- 10/29 — ソレント
- 10/30 — メッシーナ / タオルミーナ(シチリア島)
- 10/31 — バレッタ
- 11/01 — トラーパニ(シチリア島)
- 11/02 — リーパリ島
- 11/03 — ガエータ
- 11/04 — チビタベッキア(ローマ県)
CERTIFIED ms. sae's 3rd time voyage
2011-10-28 スイート 0
シーボーンには前から憧れがありましたが高嶺の花と思っていました。
この年の夏休み、家族でイタリアツアーに参加する予定があり、何気なく検索して見ていると、円高だったこともあり、秋のオフシーズンのクルーズはそこまで高くはなく、これなら行けるかも!と。
地中海を行く航路と、このイタリアがメインの航路が候補に残りましたが、寄港地がめずらしく、聞いたこともなく、なかなか行く機会もなさそうなところが多かった、こちらのクルーズを選びました。
朝食、ランチはメインダイニングのThe Restaurantか、上層階にあるVeranda Caféが利用可能でした(この年以降はあまりにも利用者が少ないためか、朝とランチタイムのメインダイニングは閉鎖になりました)。Veranda Caféはランチの日替わりパスタや魚料理、デザートがおいしいです。ランチにはSky Barの横にSky Grillもオープンし、ハンバーガーやホットドッグなどを作ることができます。ディナーはメインダイニングのThe Restaurant(フリーシーティング)の他に、Restaurant2(Veranda Caféがディナーにこの名前に変わる)があり、こちらは予約制です。日替わりで、テイスティングという懐石風メニューやフレンチなどのテーマメニューが楽しめます。ずっとメインダイニングで食べていましたが、テイスティングはメニュー(前夜に船内新聞と一緒に配られる)を見たらあまりにおいしそうで、あわてて予約。すでにキャンセル待ちでしたが、幸運にも空きが出ました。鴨の串焼き、ポルチーニとクルミのカプチーノ風スープ、ロブスターのクリームソースなど、1品1品工夫され、盛りつけもすてきでとても美味しかったです。クルーズ中には1度だけ、ディナータイムにデッキでバーベキューパーティーが開かれました。ぐるりと置かれた、白いクロスをひいたテーブルに、オードブルやデザート、仔豚の丸焼きなどたくさんの料理が並び、きれいにデコレーションされた様子は壮観でした。また、ラグジュアリー船の、どんなリクエストにもノーと言わないサービス、というのを試してみようと、栗が食べたいと言ってみたら、最終日のディナーのデザートとしてお皿いっぱいの焼き栗を用意してくれました。まわりで食事をしている他の乗客も興味津々。ちょっと気恥ずかしく、皮むきもたいへんでしたが香ばしくておいしかったです。
小型で乗客数は最大でも200人と少なく、アットホームな雰囲気。スタッフは顔と名前、好みなどをすぐに覚えてサービスしてくれるのでとても心地よいです。
スイート
海側バス付スイート。腰くらいからの高さの大きい四角窓が付いています。部屋は26平方メートルと広くて使いやすく快適。スリッパも肌触りがよく気持ちいいです。部屋に入りしばらくすると、ウェルカムシャンパンと一口アミューズを持って客室係が挨拶にきてくれ、数種類のなかから好みの石けんを選ばせてくれます。毎晩のターンダウンサービスのオリジナルチョコもおいしいです。
朝夕のヨガやピラティス、ティータイム後のトリビア、ラウンジでのピアノやギター演奏などがあります。なんだかつまらないので、試しにと、行程の前半で配られたホテルマネージャーへのアンケートに、千代紙で折った箱を貼り付け、「よければ折り紙教室を開きたいです」と手紙を書いて提出。翌日にはクルーズディレクターから「ぜひお願いしたい」と声をかけられ、5日目のアフタヌーンティーの後にラウンジで折り紙教室を開催することになりました。女性6人が参加してくれて交流でき、とても楽しかったです。「日本から来たMs. saeと折り紙をしませんか」と船内新聞に名前が載ったのもよい思い出になりました。
乗船時はタクシーを予約しておき、空港から直接港に向かいました。港に着くとスタッフが荷物を運んでくれます。スイートが入室可能になるのを待つ間は、メインラウンジでシャンパンを飲みながら、フィンガーフードやクッキーが食べられます。チベタベッキア港自体は殺風景なので、出入港に風情はありませんが夕焼けはきれいでした。
下船時には予約しておいたタクシーで、バチカン美術館近くのホテルへ向かい、そこで2泊しました。初日はコロッセオを見学し、夜はローマの下町トラステヴェッレでピザを食べ、ホテルまで歩いて、美しいローマの夜景を楽しみました。翌日は朝一番でバチカン美術館に入場、まだ誰もいないラファエロの間を堪能し、夜は完全予約制のボルゲーゼ美術館を見学しました。
崖下にある港から、船の無料シャトルで上の町まで行きました。文字通り断崖絶壁の上に町があり、景色はとてもよかったです。少し歩いたところにレモン農園があり、レモンの香りいっぱいの園内を散策し、かわいい瓶に入ったレモンチェッロを購入しました。夕方、カプリ島の近くを航行。岩の間にまっすぐ差し込む夕陽が本当に美しかったです。
タオルミーナの予定がイベントの影響で、前夜に急遽メッシーナに変更になったと放送がありました。電話をかけて抗議したところ(他の乗客も皆さん訴えた模様)、タオルミーナまで無料の観光バスを出してくれることになり、無事、タオルミーナに行くことができました。歴史ある古い町並みを散策したあとは、ロープウェーに乗り、上からの景色も楽しみました。町 の眺めのよいカフェで飲んだびっくりするほどすっぱいレモネードの味は今も忘れません。
港から長い階段を上って、高台にある旧市街を観光しました。華麗な内装の大聖堂や、マルタ騎士団の騎士団長の館などを見学し、ライムストーンの柔らかいクリーム色の建物が続く町を散策しました。夕方、ほんのり明かりが灯った、石造りの要塞のようなマルタ島からの出港風景は、幻想的でとても美しかったです。
沿岸には塩田が拡がり、朝の入港前に目にすることができました。町はずれの海に突き出したところにはリニーの塔という昔の見張り塔があります。魚市場が有名ですが日曜だったため残念ながら閉まっていました。町には昔の貴族のパレスが建ち並ぶ地区があり、散策を楽しみました。
朝、エオリア諸島の周辺や、噴煙を上げ続ける有名な火山島、ストロンボリ島の近くを航行しました。海は流れが速く、リパリ島寄港が危ぶまれましたが、船長が根性(たぶん)で錨泊。予定を早めて最終テンダーを15時にするとのアナウンスがありました。船は海の上で360度くるくると回転し、朝食を食べていると、さながら回転レストランで食事をしているかのようでおもしろかったです。リパリ島は、眺めのよい城塞、ノルマン様式の古いカテドラル、白い壁の家が建つ小道、そして船から見る島全体の景観など、全てが絵になる、見所の多い島でした 。
イタリアの軍港がある町です。ヨットがたくさん係留されたリゾートですが、古い町並みが残っていて、下町の雰囲気も感じられます。煉瓦造りのモザイクの美しい塔と大聖堂が港から見えるランドマークになっています。大聖堂では係の方が奥の小さな礼拝堂も見学させてくれ、美しい深いブルーの内装が印象に残りました。
シーボーンに詳しいクルーズコンシェルジュがいます。最初は会社の福利厚生冊子に3%割引とあった別会社に予約。途中クルーズ事業をやめることになったとの手紙が来て、担当のコンシェルジュの方が事業を引き継いだ新会社ターミナルに予約が移管されました。シーボーンの乗船経験が豊富で、出発前に電話でいろいろ話を聞くことができてよかったです。
小型船が好きな方。小型船ならではのマニアックな寄港地に行ってみたい方。イタリアの田舎が好きな方。
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