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 CERTIFIED ms. sae's 19th time voyage

12 nights / 13 days, one-way from Lisbon to London

 2018-04-27   家族で   スイート  7

4.74
訪問国数は56。かつてはひとり旅のバックパッカーでしたが、今はクルーズの自由と冒険がつまったぜいたくな時間にはまっています。事前の入念な情報収集でいつも最高の旅をめざしています。



なぜ、今回のクルーズを選ばれましたか?

リスボンからロンドンまでの大西洋沿岸クルーズに行きたいと思っていて、いろいろ検索するなかで今回のクルーズを見つけました 。最大の魅力は、最終目的地のロンドンで、テムズ川を遡り、跳ね橋を上げたタワーブリッジをくぐりぬけ、ロンドン塔のすぐ近くに停泊することでした。また、グルメの探検クルーズと銘打っていて各地の名物や美味しい料理が楽しめそうだったことや、寄港地観光ツアーなどの費用が全てクルーズ料金に含まれていて総合的にお得感が高かったことも決め手になりました 。



実際にご乗船されていかがでしたか?評価とご感想をお聞かせください。

  お食事、ダイニング

とても満足

The Restaurant
メインダイニング。ほぼ毎日、朝食、ランチもオープンしていました。朝食は利用せず、ランチは1度だけ利用しました(探検船なのでランチのオープン時間にはほとんどツアーに出ていて、利用機会があまりありません)。ディナーは、グルメの探検の名に違わず、ほぼ毎日、各寄港地のローカルメニューを取り入れた工夫のある内容でした。今まで参加したクルーズでは訪問する地域の名物などを取り入れたメニューが出てくることはどちらかというと少なかったので、とても感激しました。例えば、ポルトガルではエッグタルト、スペインではパエリアの実演、フランス・ボルドーではカヌレ、フランス各地の多種多様なチーズ、ブルターニュでは新鮮な生ガキ、ドーバー海峡に近づく頃には有名なドーバー・ソール(ヒラメ)、ロンドンでは分厚いローストビーフとヨークシャープティング、など。また、毎日料理に合わせて赤白のローカルワインがセレクトされていました。

La Terrazza
こちらはデッキ7最後尾にあります。テーブルサービスのパンケーキなどとブッフェの朝食、また、ブッフェ中心のランチ(日替りパスタと、数種のピザを注文可能)が食べられます。朝食2回と、ツアーに出ていない日のランチは主にこちらを利用しました。朝食で注文した、ライ麦パンを使ったフレンチトーストや、エッグベネディクトも おいしかったです。ランチでは寿司コーナーもあり、まぐろのお刺身も3日くらい続けて登場。特に初日は新鮮で、今まで海外クルーズ船で食べたなかでも上質だったように思います。
また、毎日4時からのピアノ生演奏付きのアフタヌーンティーも、こちらが会場です。リーフティーメニューから好みの茶葉を選ぶと、3段に並べられたお皿いっぱいのケーキ、サンドイッチと焼き菓子が運ばれてきます。また、温かいスコーンも注文でき、まわりがサクッ、中がふんわりと美味しかったです(クロテッドクリームがなく、代わりに生クリームなのが少し残念)。
ディナータイムは予約制のイタリアンレストランとして営業(要予約、無料)。3回利用しました。前菜のカプレーゼのバッファローモッツァレラがふわふわもちもちで最高に美味しく、また、リピーターに人気の鴨のラグーや、海老とピスタチオソースのパスタ(パスタは手打ち)などが絶品でした 。

Pool Grill/TheGrill
プールのあるデッキ8にあり、ランチタイムはグリルサンドイッチやビーフバーガーなどが食べられます。イベントとして、シェフがデッキに出て目の前に並べられた新鮮な魚をグリルして提供するシーフードマーケットランチや、ブルターニュ名物のそば粉のクレープの実演も行われました。
夜は、The Grill(要予約、無料)として営業。こちらは2回利用しました。熱した溶岩プレートをテーブルにセッティング、その上で、プレミアムUSビーフや、海老などのシーフードを好みに焼き上げるスタイルで、見た目にも豪快で盛り上がります。10cm以上もある分厚いフィレステーキをミディアムレア、溶岩でまわりをパリッとこんがり焼いて、塩こしょうだけで味付け。柔らかく、かむと肉の味がしっかりと伝わってきます。外なので、日が暮れると肌寒かったですが、分厚い膝掛け毛布があり、また、熱々(400℃!)の溶岩プレートが運ばれてくると暖かくなりました。メニューには、ベジタリアン向けに大きなポートベローマッシュルームのグリル(焼いても直径8cm位ある)もあり、キノコ好きにはたまりません(品切れてしまい1度しか食べられませんでしたが)。サイドデッシュのスイートポテトフライもさくさくに揚がっていて、ほっこり甘く、とまらないおいしさでした。

ルームサービス(All Around Dining)
朝食はほとんどルームサービスでとりました。夜寝る前に朝食メニュー用紙に細かく希望を書いてドアの横のクリアケースに挿しておくと、翌朝指定した時間内に、注文通りセッティングした出来たての朝食をバトラーが運んできてくれます。特に、スフレオムレツがふわふわでとてもおいしかったです。
シルバーシーのルームサービスは、「ルーム」だけでなく、All Around Diningという名前通り、船内パブリックスペースのほとんどに、注文した食事を送り届けてくれます(船内ダイニングの営業時間外に限る)。ロンドンに到着した日は観光でランチを取りそこね、ルームサービスを考えましたが、パッキング中で部屋は散乱状態。せっかくだからタワーブリッジを目の前に食事しようと、デッキ6後方のパノラマ・ラウンジでバースタッフにお願いしてハンバーガーと海老のカクテルを注文。しばらくするとバトラーが出来たて熱々を運んできてくれました。分厚いビーフハンバーガーはブルーチーズ入りで大人の味。最終日前日の慌ただしいなか、すばらしい景観とともに、贅沢でおいしいひとときをすごすことができました。

  サービス、スタッフ

とても満足

客室
通常の客室係に加えて、全ての客室レベルにバトラーサービスが付いているのが特徴です。なじみがないので戸惑いますが、何でもとりあえずバトラーに頼めば各担当部署に連絡調整してもらえるサービスと理解しました。バトラー自身がする仕事は、主に客室ミニバーのセットと食事のルームサービスだと思います(荷物のパッキングの手伝いもサービスのひとつですが、やってもらう人は恐らくかなりまれです)。私たちの部屋のバトラーはチャーミングなインド系の女子で、客室係はひとなつこい感じのインド系の男性。ふたりで私たちの要望に応えるべく努力してくれ、3、4日目位には諸事満足いくようになっていたと思います 。

レストラン/バー
スタッフは皆親切で気が利き、スムーズなサービスでとてもよかったです。料理も、がまんできなくなるほど長く待たされたのは1度だけでした。他のクルーズと比べて割とスタッフの年齢層が高く、ベテランが多いという印象を受けました。パノラマ・ラウンジのバースタッフのひとりは、昔日本でアルバイトしながら、日本語を勉強していたというフィリピン人男性で、記憶を呼び起こしながら一生懸命日本語で話しかけてくれました。

エクスカーションスタッフ
ツアーの内容自体は概ね満足いくものでしたが、出発時の運営が全体的に非効率的で、特に、港までテンダーを使う場合に影響が大きく、かなり不満が残りました。サン・マロで参加したモンサンミッシェルへのツアーでは、船内のラウンジに集合してからバスで出発するまで1時間半もかかりました。ムダな待ち時間がなければサン・マロの町も見られたかもしれないと思うと、本当に残念です。乗客数が最大でも250人程度ですから、工夫すればもっと改善できると思いました。

  お部屋

  スイート

とても満足

デッキ4右舷中央の四角窓のVista Suite。収納も多く、ベッドも枕も快適、シャワーブースも大きく排水もOK。ベッドの前には大きな鏡があり、電灯も多め、暗くてものが見にくいということがないのもよかったです。また、大きなインターラクティブTVが設置されていて、当日の各レストランのディナーメニューやアクティビティのスケジュールなどを見ることができます。2017年11月にアイスクラスの探検船に大改装されたばかりで、客室内装もとてもきれいでした。ただ、元は1994年就航の古い船だからか、下水のようなにおいが常時、客室廊下に漂っていて、客室内も下水臭いのには閉口しました(においには鼻が慣れてしまうので、客室に入ってしばらくすればがまんできるレベルになるのですが)。使い勝手や居心地の良さなど、総合的には十分満足です。

  船内の施設、アクティビティ

満足

船内の施設
大改装して間もないのでどこもとてもきれいでした。16,800トンと小型のため、どこに行くにも近くて便利です。

アクティビティ
毎日のヨガやピラティス、健康講座の他、翌日以降の寄港地やエクスカーションに関する説明会、ワイン講座、料理のデモンストレーション(と味見 )、スカーフの結び方講座、トリビアなどがありました。エンターテイメントは各ラウンジでの歌とピアノやバイオリン演奏のみです。演奏者のレベルは高いほうだと思いました。探検船のため、毎日何らかのエクスカーションへ出かけて忙しく、夜のショーなどはなくても全く気になりません。


寄港地での移動や観光についてお聞かせください。

  リスボン

とても満足

出港日前夜に到着し、予約したタクシーで中心部に向かい、ロシオ駅にあるホステルに宿泊しました。翌日は公共交通の1日券を購入し、ベレン地区までバスで移動。ベレンの塔と発見のモニュメントは外観のみ、ジェロニモス修道院は内部も見学しました。前回訪れたときより数倍観光客が増え、開館前からチケット購入の大行列。結局45分ほど並んでやっと中に入ることが出来ました。その後近くの有名な老舗カフェで焼きたてのエッグタルトを食べたあと、路面電車で中心部に戻り、ケーブルカー(グロリア線)に乗ってアルカンタラ展望台へ。サンジョルジェ城などのパノラマを眺望しました。その後ロシオ駅から地下鉄に乗り、サンタ・アポローニア駅へ。そこから歩いてすぐの港から、シルバー・クラウドに乗船しました。出港時は、徐々にブルーからピンクに変わっていく空の下、テージョ川をくだって4月25日橋をくぐり、やや遠くの岸に発見のモニュメントやベレンの塔を見ながら、ゆっくりとリスボンの町を離れました。

寄港地観光:自分で 移動手段:バス・電車・タクシーなど  移動時間(片道):30分未満  移動費用(片道):1,000~2,000円

  ポルト

とても満足

ポルトガル発祥の地とされる古都ギマランイスへのバスツアーに参加しました。ここも前回訪れたときより観光客はだいぶ多かったと思いますが、無骨なイメージのギマランイス城や、壁にはられたカラフルなタイルと木組みが特徴的なかわいらしい家々が建ち並ぶ古都の風情はそのままで、懐かしく散策を楽しみました。

寄港地観光:船会社のショア・エクスカーション  所要時間:4~5時間  費用:無料

  ア・コルーニャ

とても満足

早朝、岬の先端にあるサン・アントン城を眺めながら、三日月状の美しい湾に入港。この日は世界遺産の町サンチャゴ・デ・コンポステーラへのバスツアーに参加しました。あいにくの雨でしたが、観光のメインは大聖堂の内部なのでそんなに困ることはありません。ここも2回目でしたが、観光客の多さは比較にならないほどでした。ボタフメイロという大きな香炉を振る儀式の行われる、日曜正午からのミサに参加しましたが、座りきれない人で大聖堂内はいっぱい。聖サンティアゴの像にふれる通路も、ミサで聖体として配られるせんべいにも大行列でした。ランチには、大聖堂の横にある修道院を改装したパラドール内でスペインオムレツや生ハム、タコのフライなどのタパスをつまみながら、ガリシア地方の民族舞踊を鑑賞しました。その後、再びバスでア・コルーニャに戻り、世界遺産で世界最古の現役灯台、ヘラクレスの塔の見える駐車場で停車し、写真撮影。野花が咲く緑の丘にぽつんとそびえる石造りの灯台と海を見渡しました。ア・コルーニャについては、昔知り合ったスペイン人から「とてもきれいなところ」と聞き、ずっと訪れたいと思っていました。「ガラスの街」と呼ばれるその名の通り、壁一面に白い枠のガラス窓を並べたモダンな建物が続いていて、瀟洒な景観を作り出していました。

寄港地観光:船会社のショア・エクスカーション  所要時間:5時間以上  費用:無料

  ヒホン

とても満足

この日はコバドンガ湖へのバスツアーに参加しましたが、朝から雨が降り、コバドンガ湖への道路に霧が発生して閉鎖されたため、結局コバドンガ湖へは行くことができませんでした。それは残念でしたが、最初に訪れた、サンタ・クエバ・デ・コバドンガ(コバドンガの聖なる洞窟)には、洞窟の先の崖を穿ったところにコバドンガの聖母像を祀る礼拝堂があり、そこから見下ろす紅い石灰岩で作られた美しい教会、雨霧に煙る山や滝などの風景はとても見応えがあり、訪れる価値があったと思いました。その後、湖の代わりにカンガス・デ・オニスの町を散策し、ローマ橋に登ると、少し晴れて来て、行くことが叶わなかった山々を遠くに見ることができました 。ランチは、修道院を改装した近くのパラドールで。アストゥリアス地方のリンゴを使ったガスパチョやタコのカルパッチョ、名物の白インゲンの煮込みなどがきれいに盛りつけられ、美味しいローカルワインとともに供されました。帰りはヒホンの町をバスでパノラマ観光し、時計塔などの美しい建築物があるラボラール大学を見学した後、船に戻りました。

寄港地観光:船会社のショア・エクスカーション  所要時間:5時間以上  費用:無料

  ビルバオ

満足

グッゲンハイム 美術館見学と旧市街散策ツアーに参加しました。美術館は、チタン板を貼り付けた、うねるような曲面と石灰岩の対比が印象的な建物です。開館前の9時から10時までは貸し切りで、大きな犬のトピアリーや巨大蜘蛛の彫刻、迷路のような巨大な造形物など、現代アートの数々を見ることができました。その後旧市街近くまでバスで移動、出窓やバルコニーのデザインが美しい建物が続く旧市街を散策し、ヌエバ広場を囲むように集まっているピンチョスバーのいくつかをのぞきました。実際に味わう時間がなかったのが残念でした。

寄港地観光:船会社のショア・エクスカーション  所要時間:4~5時間  費用:無料

  ボルドー

とても満足

朝、シルバー・クラウドはジロンド川を遡り、有名な水鏡のあるブルス広場から数百メートルという街の中心部にある港Port de la Luneに停泊しました。この日は、ワインシャトーGrand Cru Classéの見学とミシュラン星付きレストランでのランチツアーに参加 。シャトーでは、有名なボルドーの赤を生み出す技法を聞き、ワインテイスティングをしました。その後、2017年のミシュラン1つ星を獲得したというDu Prince Noirへ。期待していたような正統派フレンチではなく、前菜の緑のスープなど、参加者が「??」と思うような一風変わった前衛料理(シェフは若いスペイン人)で、美味しかったのは、最初に出されたパンと脂がとろけるような生ハム、そして1番印象に残ったのは、デザートの苺タルトでした。帰り際に古いレジスターをたたくとキャッシュの代わりにキャラメルが入っていて、お土産にもらえたのがおもしろかったです 。
夜は 、船で知り合ったご夫妻2組とラ・テラッサでディナーをご一緒した後、水鏡の夜景を見るため小雨の中ブルス広場へ。20~30分間隔で出る噴水と霧で2cm程度に張った水面に、川と反対側にある、ライトアップされた元証券取引所の壮麗な建物が逆さまに映り込む美しい夜景で有名です。人が歩いて渡ったり、風が吹いたりしてなかなか鏡のようにはなってくれず、結局夜10時の終了まで粘り、なんとか満足いく写真がとれました(フォトギャラリーに掲載しています)。
ボルドー2日目の午前中は、サンテミリオンからスタートするサイクリングとワインシャトー訪問ツアーに参加しました。小雨がたまに降るような曇り空で心配しましたが、高台から見下ろすサンテミリオンの石造りの街並みはしっとりと風情があり、また、ブドウ畑の間を走り抜けるサイクリングも気持ちよく、十分楽しむことが出来ました。ツアーの最後には地元経営のシャトー、ラ・ドミニクを訪問し、ワインテイスティング。バスでボルドー市街に戻る頃にはすっかり晴れて青空が見えていました。船でランチ後は、ボルドーの街を散策。重厚な建物が続く街並み、アールヌーボー様式のアーケードやステンドグラスが美しいサンタンドレ大聖堂などが印象に残りました。

寄港地観光:船会社のショア・エクスカーション  所要時間:4~5時間  費用:無料

  ベル=イル=アン=メール(ル・パレ)

とても満足

オイスターテイスティングツアーに参加しました。ベル・イルは「美しい島」という意味で、ブルターニュ地方最大の島です。船はル・パレの港の沖に錨泊。ツアー開始前にテンダーで港に行き、町にある、モザイクの装飾が美しい教会を見学しました。ツアーでは、最初にバスで島のちょうど反対側にある、コットン岬へ。見下ろすとこわいぐらいの高く垂直な崖下の海に、モネが描いたことで有名な尖った黒い岩が並ぶ、迫力のある風景が見られます。その後近くのリゾートホテルに行き、青い空と海を見渡せる広いテラスで、地元の新鮮なカキとバゲット、ブルターニュのバターと白ワインを賞味。美しい入り江を見下ろす絶好のロケーションも相まって、シンプルながらも忘れられないランチタイムになりました。

寄港地観光:船会社のショア・エクスカーション  所要時間:3~4時間  費用:無料

  ドゥアルヌネ

とても満足

船は、発音がむずかしいこの町の沖に錨泊。テンダーで港に向かい、カンペール とロクロナンへのバスツアーに参加しました。カンペールはブルターニュ地方の文化を色濃く残す町で、オデ川とステール川に囲まれた旧市街には、ステンドグラスが美しいゴシック様式のサン・コランタン大聖堂や、1階から順に上の階に行くほど前にせり出していく独特の木組みの家が並んでいます。所々に城壁も残る町を散策し、活気あるマーケットや、広場で行われていたサーカスも見ることが出来ました。次に訪れたロクロナンはフランスの美しい村に選ばれていて、スレート屋根の石造りの家々と教会の建つ広場の中央には古い井戸もあり、中世で時が止まったような雰囲気があります。その 広場の一角にあるレストランでランチタイム。地元産のシードルを飲みながら 、名物のガレットづくしのメニュー(前菜 塩バター、メイン 卵とハム、デザート 塩キャラメル!)をいただきました。食事の後は、村と周辺の散策へ。坂を下った村はずれにある小さな 礼拝堂を見学し、林の中を進んで菜の花畑を遠くに見晴らす通りを抜け、脇の小道から、元の広場に戻りました。ル・ギロウというベーカリーの大きなクイニーアマン(ブルトン語でバター菓子)もお土産についていて、ブルターニュ地方のグルメと文化を満喫した一日でした。

寄港地観光:船会社のショア・エクスカーション  所要時間:5時間以上  費用:無料

  サン・マロ

満足

モンサンミッシェルへのツアーに参加しました。この日も錨泊でテンダーでしたが、参加者数に対して運営方法がわるく、集合は9時半でバスの出発は11時過ぎ、モンサンミッシェル近くの駐車場に到着したのは12時半頃でした。超巨大な駐車場から専用バスに乗り換えて橋を渡り、モンサンミッシェルへ。残念ながら完全な引き潮で、島のまわりには砂地がひろがっていました。バスも参道も大混雑、修道院 に入るにも行列でしたが、ガイドさんがなにがしか係員と相談し、専用通路から優先入場。内部はひんやりとして涼しく、美しい回廊や食堂、牢獄だったときに使われた巨大な滑車などを見学しました。感激するほどではありませんでしたが、島と修道院が一体化してひとつの岩山になったような不思議な景観を間近に体験するために、やはり一度は来てみて損はなかったかな、と思います。この地方にはめずらしいという、雲ひとつない青空の下、荘厳というより元気いっぱいな感じのモンサンミッシェルをまぶしく仰ぎ見て、帰路につきました 。

寄港地観光:船会社のショア・エクスカーション  所要時間:5時間以上  費用:無料

  ル・アーブル(パリ)

とても満足

この日はル・アーブルの町から徒歩30分ほどのところにある商業港に停泊。朝、がんばって町まで歩き、少しだけ雰囲気を味わった後、港に戻り、フェカンとエトルタへのバスツアーに参加しました。最初に訪れたフェカンの町には、ベネディクティンと いう薬草のリキュールで有名なベネディクト派修道院があり、修道院の見学とリキュールの試飲をしました。世界中 でニセモノが製造されていたらしく、日本も含む、ニセモノコレクションの展示がおもしろかったです。次に向かったエトルタの町では、駐車場から15分ほど歩いて、木組みの家が立ち並ぶ通りを過ぎ、モネを始め、多くの画家たちが題材にしたことで有名な白い断崖を見渡せる砂浜へ。切り立ったアヴァルの断崖、エトルタの針と言われる白い岩やアーチ状の岩を見ることができます。崖の白い岩肌とビーチの白い小石が太陽をまぶしく照り返し、スカイブルーの空に、うっすらともやがかかったようにみえるほどでした。ル・アーブル出航後、船からみた日没の風景は、ピンクと薄いブルーの空にぼんやりと遠くに船が浮かび、まさにモネの描いた絵画のようでした。

寄港地観光:船会社のショア・エクスカーション  所要時間:4~5時間  費用:無料

  ロンドン(タワーブリッジ)

満足

早朝シルバー・クラウドはテムズ川に入り、川を遡って7時半頃に標準時で有名なグリニッジを通過、ロンドン五輪に合わせて完成したロープウエーの下を通り、8時半頃にはタワーブリッジに接近。下の跳ね橋をあげたタワーブリッジをくぐり抜け、ロンドン塔とテムズ川をはさんで反対岸に係留されたHMベルファスト号に、横付けに停泊しました 。ロンドンの町へ出るためには、まずHMベルファスト号に乗り移り、甲板を通って、市が運行するテンダーに乗換え、ロンドン塔のすぐ近くの川岸にあるタワーミレニアムピアに移動する、という手順を踏まなければならず、ロケーションは最高ですが、出るのにはけっこう手間がかかりました。この日は、ロンドンパノラマバスツアーに申し込んでいましたが、入国審査などに時間がかかり、出発は予定より1時間超過して11時、道路も大渋滞で、主なランドマークの前を通り過ぎるのに2時間要し、結局私たちも含めたほとんどの乗客が、停車した国会議事堂近くでそのままバスを降りました。ロンドンの象徴ともいうべきビッグベンが、改修のために布で覆われ、その存在もわからないような状態で、ちょっと寂しかったです。その後、地下鉄を使って、ビクトリア&アルバート美術館と大英博物館を見学し、船に戻りました。
シルバー・クラウドからは、夕焼けから夜景まで、刻一刻と移り変わる、タワーブリッジやロンドン橋、ロンドン塔などのテムズ川沿いの美しい風景を、堪能することができました。
翌日は朝8時に、予約しておいた日本人ドライバー兼ガイドの運転するタクシーでコッツウォルズへ。バイブリー、アッパー&ロウアースローター、ノーントン、チッピングカムデンを巡り、途中、コッツウォルズらしい一面の菜の花畑や、緑・黄・茶のパッチワークのような丘、羊の群れなど、目にとまった所々で、写真ストップをしてもらいました。イギリスの物価に合わせて料金は高いですが、同日19時の飛行機で帰国という限られた時間のなかで、荷物を気にせず、見たいところを効率よくまわれて、とてもよかったと思います。

寄港地観光:自分で 移動手段:バス・電車・タクシーなど  移動時間(片道):90分以上  移動費用(片道):10,000円以上

予約・手配に利用した事業者の対応や利便性はいかがでしたか?

満足

予約時は、セゾン PTS 銀座、途中から、事業移管により、JTB PTS 横浜になりました。お知らせがなく留守電応答で知りました。担当も、最初の方が本社異動し、途中から、別の方になりました。シルバーシーエクスペディションの利用は初めてだったので、ドリンクの事前リクエストやエクスカーションの予約、リスボンやロンドンの停泊地についてなど、いろいろ質問しましたが、毎回適切な対応で、よかったと思います。個人旅行の海外船予約には、5400円の手配手数料がかかるのが残念なところです。

予約・手配の方法: 「PTS」を利用

今回のクルーズは、どのような方にオススメですか?

エーゲ海、地中海、バルト海、カリブ海クルーズを経験済みでどこにいこうかお悩み中の方。寄港地のグルメを楽しみながらクルーズしたい方。特に生牡蠣とチーズが大好きな方。



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