非日常のクルーズ旅行をもっと身近に。
クルーズマンズではじめよう
なぜ、今回のクルーズを選ばれましたか?
私達は「地球の最果て・南と北への旅」の一環として「地球の最果て:ノルウェー」を計画し、クルーズの検討に入りました(2016年夏)。
【クルーズへの想い】1) 「ヨーロッパ最北の地」と言われるノールカップとは、どんな風景か?2) フッティルーティン(HRG)の宣伝文句の「世界一美しい航路」はどのような風景を見せてくれるのでしょうか?3) 鱈(たら・コッド)はフィッシュアンドチップスでも御馴染みの食材ですが、最果ての地で行われたタラ漁は人々の暮らしにどのような影響を与えているのでしょうか?
【選んだ理由】1) 風景が良ければエンターテイメント・アクティビティがなくても良いと思ったから(つまり、HRGの宣伝文句に惹かれたから)。2) HRGのコスパ(コスト・パーフォマンス)が良かったから。
【日々の充実を目指して】このクルーズ(8日間)を挟むようにして「前段階のコペンハーゲン・ベルゲンに滞在する旅」と「後段階のオスロ・ヘルシンキ・ストックホルムに滞在する旅」を配置し、この「暮らすように旅するスカンジナビア4国」(全行程30日間)を行いました。なお「暮らすように旅するヨーロッパ」はスカンジナビア4国(2017年6月)、スイス(2017年9月)、北ドイツ(2018年6月)、スペイン(2018年10月)を終えています(2019年2月時点)。
実際にご乗船されていかがでしたか?評価とご感想をお聞かせください。
お食事、ダイニング
【食事】朝食はそんなに種類がありませんでした。昼食のビュッフェは美味しかったです。ディナーのメニューは多くはありませんが、私達の好きな魚介類のメニューが多く満足しました。主人はBEER PACKAGE(NOK658)を選び、昼食と夕食時にビールを楽しみました。
【ダイニング】ファースト・シーティングをリクエストしました。
サービス、スタッフ
通常のクルーズで期待することは、食事の際の丁寧なメニューの説明と、こちらの質問に対するユーモアのあるやり取りです。2019年2月の現時点では、このクルーズに対する記憶が希薄でサービスが思い出せません。多分、メニューの数が少なかったこともあり、スタッフの方とのコミュニケーションが少なかったことに起因すると思います。
お部屋
海側キャビン
【キャビン】1) IACEのご担当者の助言を基に、建造年の古いシップを見送り、リカルドウィット号(MS Richardwith)を選びました。
2) 通常のクルーズ・シップの場合、出入港の景色を見るのが好きな私達はバルコニーを選びます。このシップにはバルコニーがないことこら、邪魔物がない海側キャビンを選びました。またキャビンは陸地が見える右舷としてリクエストしました。バルコニーではないものの甲板に出るのに階段を使わなくても良いように、私達は甲板と同じ高さの部屋を選びました。私達のお部屋の外側はお客様の通路(甲板)となっており、興味津々のお客様が時々覗きます。視線が気になる場合にはカーテンを閉めました。近くの船首にあるミニスウィートのお部屋は甲板に出入りが自由なドアがついていますが、船首であるため可哀想に窓の前に人だかりができ、視界が遮られることが多かったように思います。小さな窓の海側キャビンは海面に近く、高緯度の海域では揺れが大きく閉塞感が強いことから、私達には向いていないように思います。
<お勧め>以上のことを参考にして、デッキプランに基づき、旅行代理店からHRGにどのようなキャビンを希望しているのか、はっきりとリクエストを伝えた方が良いと思います。
船内の施設、アクティビティ
【設備:レストラン】メインダイニング・レストランのテーブル間の通路も問題なし。
【設備:ロビー】 食事の後、船で知り合ったヨーロッパの方とソファーに座り、おしゃべりを楽しみました。地中海、北海など他のヨーロッパクルーズと比較しておしゃれなシニアのカップルを見かけたことを鮮明に思い出します。女性のいでたちは全身黒ずくめ、お洒落なハット、ご夫婦ペアの伝統的セーター、すらっとしたパンツでとても素敵なカップルでした。食事の時、同じテーブルだったオランダのカップル(今はメル友)の奥様は、私のおしゃれに興味津々で「私ももっとおしゃれをしてくれば良かった〜」との嬉しいお言葉(笑)。旦那様も知的な会話を楽しむ方で、その頃(2017年夏)ご覧になった世界ニュースの話題で「日本はミサイル大丈夫か?日本での地震はどんな程度か?」と、上級技術者であることを窺わせるようなご質問、オランダのセーフティネットである大堤防の話、オランダと日本との長いつながりのある関係等々、お互いが第二外国語の英語を駆使(苦使?)しての会話で連日盛り上がりました。以上、お客様は通常のクルーズとは少し趣味の異なる旅慣れた方が多かったような気がします。
【設備:ジムとジャグジー】あるとのことですが見つけられず利用しませんでした(トホホホ、残念)。
【設備・エンターテイメント】はありません。
アクティビティ
【アクティビティ】はありません。
「美しい光景」に会うことができれば、エンターテイメントとアクティビティがなくても、構わないと思います。ただし、私達の思い描いていた「美しい光景」とは、晴れた夏で波が高くないという条件付きです。
寄港地での移動や観光についてお聞かせください。
ベルゲン
概略
【前泊・乗船】ベルゲンにはコペンハーゲンからSASで到着、路線バスを用いてホテル(アパートメント)に移動、ホテルからHRGまでは徒歩で移動。
詳細
【観光の詳細】HRGが出発するベルゲンの街は美しく観光資源にも多様性があり、私達にとってお気に入りの街です。その魅力は①フィヨルドに臨む綺麗な景色;②街歩きが楽しめるそれほど大きくない街;③タラ貿易など魅力のある長い歴史;④素晴らしい絵画が楽しめるベルゲン美術館(KODE)等々です。私達はベルゲンのアパートに3泊し、ベルゲン・カードを用いて観光を楽しみました。
1) ベルゲンがフィヨルドにある美しい街であることを体感したのは①ベルゲン空港に降り立つ時に見た機上からの光景、②ケーブルカーで上ったフロイエン山からの展望でした。
2) タラ(鱈)は、貴重な蛋白源であり、かつ美味しいことから、世界史に与えた影響は大きく、「ヴァイキングの一部はタラを追い求めてスカンジナビア半島からアイスランドに渡り、グリーンランドを経て、コロンブスより500年も早く北米大陸に辿り着いた」ということに始まるようです。またタラ貿易を、独占しようとしたのが神聖ローマ皇帝による17世紀まで活躍したハンザ同盟で、タラ貿易の中心地としてベルゲンは当時、有数の世界都市だったようです。ブリッゲン、ハンザ博物館、ホーコン王の館などベルゲンの歴史を感じる所は沢山あります。
3) ファントフト・スターヴ教会(樽板教会):これは11世紀から12世紀に造られた木造の教会で、「民族由来の土着信仰とその頃のキリスト教が融合したのではないか」と、妄想を抱かせるような建物です。ベルゲンからトラムで訪れたところ、建物番人のおじさんが丁寧に建物を説明してくれました。建てられた後、宗教改革を経て2012年までは新教がノルウェーの国教となっていたことを考えると、よくもまあ教徒に破壊されないで無事に残ったものです。
(主人からの注です)観光施設とレストランはトリップアドバイザーの口コミ数と評価を用いて数値化、比較して選びました。この原稿では、より具体的に書きますと、例えば「口コミ数1000のレストランが1軒あるA地区と口コミ数100のレストランが2軒あるB地区の2つを比べて昼食先を決める場合、LOG10という関数を用いてA地区は評価3(=LOG10(1,000))、B地区は評価4(=LOG10(100) x 2)として、ここではB地区に行くことを選ぶというような屁理屈を考えることです。書籍「地球の歩き方」は良い本ですが、編集者の好みをどう除くかという課題があるように思います。
オーレスン
寄港地観光
2C Art Nouveau Walk: (12:30 – 14:30);€44;【選定の理由】アールヌーヴォーのデザイン・意匠に興味があったから選びました。
寄港地観光の詳細
アールヌーヴォーの建物群を訪ねるための街歩きです。オーレスンへの入港12:00で出港は15:00であり、この時間をほぼフルに使ってのイクスカーションでした。オーレスンは20世紀の初頭に大火事が起こり街のかなりの部分を失いました。その復興に際して、当時流行していたアールヌーヴォーを建物のデザインに積極的に取り入れた様です。なおアールヌーヴォー様式を建築に初めて取り入れたのはブリュッセルのヴィクトル・オルタの邸宅の1901年頃と言われていますが、その数年後にはこうした美しい街並みができ、今でも見ることができるのは驚きです。この街並みの街歩きを通して関心を深めたのはノルウェーの民俗衣裳です。後日オスロ・野外博物館を訪ね民族衣装を着たガイドのお嬢さんに、衣裳の購入先を伺った所、「ハンドメイドであり、一品6〜7万円以上するからおよしなさい」とのこと (このお値段にビックリです)。
ガイランゲル
ここには寄港しませんでした。
トロンハイム
寄港地観光
3A Nidaros Cathedral & Ringve Museum (8:50 - 10:50);€60;【選定の理由】大聖堂と音楽博物館に興味があったから。
寄港地観光の詳細
ニーダロス大聖堂と音楽博物館を訪問しました。トロンハイムへの入港は6:00で出港は12:00でした。HRGの停泊地は町外れにあり、ニーダロス大聖堂に歩いて行くには道が斜めに走っていたりして難易度が高いと思います。大聖堂は北欧でも2番目に大きくて立派でした。大聖堂の中を修道士の方が、火事にあったことなど丁寧に説明して頂きました。ただし撮影禁止であったことが残念です(新教なので禁止が当然ですが)。<お勧め>トイレは大聖堂の確か左手の建物?にあると思いますが早目に行っておいた方が良いと思います。音楽博物館(Ringve Museum)は,ノルウェーの国立音楽・楽器博物館で、世界各地から集められた約1,800 点の楽器が展示されていました。このコレクションは、1人の女性「Victoria Bachke さん」が集めたものを発展させたものであることにビックリ。ガイドのお嬢さんが、小さなチェンバロであるクラヴィコードを演奏して下さり優雅な時間を過ごしました。トロンハイムはタラ貿易で豊かな街となり、音楽教育に熱意のあるお金持ちが沢山いたのではないか、と想像しております。
ロフォーテン諸島
寄港地観光
4C Experience Bodø And Saltstraumen (12:30 – 14:50);€69;【選定の理由】大渦巻のある風景を見たかったから。
寄港地観光の詳細
ボードーの街を車上による市内観光、Saltstraumen(大渦巻)を下車観光しました。ボードーへの入港時刻は12:30で出港時刻は15:00と、このイクスカーションも停泊時間に合わせてスケジューリングされたものであることが分かります。HRGの停泊地は町外れにあります。街並みについての車上からの印象は平凡(住民の方に申し訳ないです)。ボードーで有名な観光施設であるノルウェー航空博物館の前には第二次世界大戦の英国の名機スピットファイア(?)が、頭上高く飾られていました(これは大戦中に英国から受けた恩義を感じてのことでしょうか…?)。大渦巻きの潮の速度は最大時速41kmと世界最速、渦の直径は約10mであり世界二位とのことです。この日は晴天で青空に映える白銀の山々を背景に真っ青な水面を白い渦巻と、迫力がありました。
トロムソ
寄港地観光
5A The Arctic Capital Tromsø (14:30 -17:00);€81;【選定の理由】水族館と北極教会に興味があったから。
寄港地観光の詳細
トロムソの市内をバスで車上観光、途中、北極圏水族館(ポーラリア)と北極教会を訪れました。トロムソへの入港時刻は14:15で出港は18:30です。HRGは街に近い所に停泊するので個人旅行も難しくないと思います。ポーラリアでは極地に生息する美しい雲丹、ヒトデ、可愛らしいアザラシ等が印象に残りました。トロムソと言えば白い三角形の形をした北極教会が有名です。同じ北の果て、アイスランド・レイキャビックのハットルグリムス教会もやはり白く空に向けて尖った三角形でした。両方とも新教の教会で「自分達の清らかな祈りが空にいらっしゃる神様に届いて欲しい」という思いがこうした形を取るのでしょうか?ヨーロッパでは最大級と言われている美しいステンドグラスが印象に残りました。なお北極教会は波止場の対岸にあり離れていることから個人で行くには難易度が高いと思います。
ホニングスヴォーグ
11:15に入港して14:45に出港。この3時間をフルに使ったノールカップへのイクスカーションに参加しました。
ノールカップ
寄港地観光
6A The North Cape (Nordcapp)(11:15 - 14:45);€155;【選定の理由】ノールカップを訪れることはこのクルーズの目玉です。
寄港地観光の詳細
【イクスカーション内容】 ヨーロッパ最北の地ノールカップは山の上にある観光施設です。トナカイを飼育している荒野の一本道が港町ホニングスボォーグからノールカップまで延びています。ひとたび雪が降ればあたり一面雪野原となりますが、何とガードレイルがありません。イクスカーションの当日、港町では晴れであったお天気もノールカップからの帰船途中、吹雪となり、一本道から外れて脱輪し、立ち往生している何台かの車に遭遇しました。またサーミ人のテント(土産屋)に立ち寄り、トナカイの群れも見ました。赤い衣服は着ていなかったものの最果ての地でトナカイを飼っているという事から、サンタクロースの原点がサーミ人であることはすぐ分かりました。ノールカップ自体はテーマパークの寄せ集めのような建物と屋外の大きな地球儀のモニュメントから構成されています。テーマは極地の海棲生物・極地探検など。[主人からの注]極地探検への憧れは、ジュール・ヴェルヌの作品「ハテラス船長の冒険」に代表されるように19世紀の終わりにかけて盛り上がったようです。私達にとっても非常に興味のあるテーマであることから、オーストラリア・ホバートのモウソン・ハッツ・レプリカ・ミュージアム(2016年秋)、同じノルウェーのオスロにあるフラム号博物館(2017年6月)等を訪れ、19世紀末のロマンに夢を馳せています。
キルケネス
概略
キルケネス港にて下船し、船会社によるバスを利用して、キルケネス空港(KKN)に向かい、次の旅先オスロへと旅立ちました。
詳細
下船時刻の9:30から空港出発時刻の11:30まで余裕がなく気にしていましたが、小さい飛行場であり、スタッフ・空港係員も毎日の送り出しに慣れているという感じで問題ありませんでした。
予約・手配に利用した事業者の対応や利便性はいかがでしたか?
1) シップの選定については建造年を参考とするようにご担当者から助言を頂きました。[主人からの注]HRGでは、ほぼ毎日ベルゲン発の便があるようです。新しい船を選ぶことから、ベルゲンの出港日を決め、旅のスケジュールの大筋を決めては如何かと思います。
2) イクスカーションはIACEを通してHRGに予約しました。
3) キルケネスの下船時刻と空港での出発時刻の間に余裕がないことから不安でしたがIACEのご担当者から「以前同じ行程を経験しており、問題ない」旨、ご助言を頂き、安堵しました。
4) 「暮らすように旅するスカンジナビア4国」での滞在先を考え、スカンジナビア航空(SAS)を航空会社にしました。ヨーロッパ圏内の航空ルートをAirpassでネット予約し、ヨーロッパとの往復(東京>コペンハーゲン、ストックホルム>東京)もSASのネット予約を行った所、SASのコンピュータ・システム間においてエラーが生じたため、特例としてSASの東京にてチケットを再発行してもらいました。シニア営業の方によれば、ヨーロッパ往復以外のヨーロッパ圏内のルート(ここではキルケネス>オスロ>ヘルシンキ>ストックホルム)を同じシステムで予約するのは現状難しいため、(IACEなどの)信頼できる旅行会社にチケットを依頼してほしいとのことでした(2016年夏時点)。[主人から]私達がエアラインを選ぶ場合には、スーツケースが紛失しないように、乗り換えにおいてもなるべく同じ系列のエアラインを選んでいます。カバーしている国が多いことからヨーロッパではルフト・ハンザを先ず検討しています。
5) 【旅行代理店への期待(主人から)】IACEから①船会社の総代理店の力量・状況を正確にご説明いただき、私達からいつリクエストをどのような形で出したら良いのかアイデアを頂いています。②個人では入手することが難しい情報を頂いています。A) 船の構造、特にリバー・クルーズでは階段、エンジン音などに関する情報;B) 船の航路・運航に関する情報:リバー・クルーズでは夜間の運航、景観等;(以下申込以降に必要な情報としては) C) 船会社によるオペレーションに関する情報:送迎バス、支払いの精算・計算方法等;D) その他:出港地・ビザ・予防接種に関する情報です。
2017年2月のRCI・ニュージーランド一周クルーズ以来、これまでの10回に達する予約を経て現時点(2019年2月)では、日本でも有数の知識と実力を持った方に相談ができる体制をIACEに取って頂き感謝しております。
今回のクルーズは、どのような方にオススメですか?
1) HRGの言う「世界で最も美しい航路」を体験したい方:この航路は次の3つの美しさを一度に味わうことができるというように理解しています;①ベルゲンからオーレスンくらいまでの海域で楽しむフィヨルド、②ロフォーテン諸島等、風光明媚な島影、③氷山に代表される北限の風景。
[主人からの注]季節によっては①、②、③を同時に楽しむのは難しいと思います。このクルーズで期待できるフィヨルドの風景とは「深く入りこんだ群青の湾、両岸を狭める切り立った断崖、青い空を背景とし奥が見えない程続く」光景です。従って「フィヨルドが美しい景色が見ることができる晴れが多い時期はいつなのか?」と問題を簡単にした方が良いと思います。この原稿を書いている2019年2月時点でのアイデアとしては、「サイト『timeanddate.com』を利用して『Weather in Bergen, Norway』から一年前の気象データを基に比較し、「晴れが多く、風の弱い季節はいつなのか?」を検討し時期を選んでは如何でしょうか?
2) 山の上からのフィヨルドの景色を体験したい方:オランダに住む私達のメル友(カップル)はクルーズ途中のロフォーテン諸島で途中下船し、レンタカーにてオスロに向かいました。フィヨルドを山の上から(私達の船も合わせて)見る景色は格別だったようです。
[主人からの注]話が少し外れるかも知れませんが、「ベルゲン特急に乗ってオスロを出発し、フロム鉄道に乗り換えてソグネフィヨルドを楽しむ」という観光が人気のようです。今の時点(2019年2月)において考察すると、「山の上からフィヨルドを楽しむ景色」は、多分スイスで観た「ルツェルンからピラトゥス山への登山鉄道」、「ブリエンツ湖のロートホルン鉄道」で経験した景色に近いのではないのかと妄想しています。なおレンタカーを借りるには70歳までと聞いており(ドイツ・ワイマールで聞いた話)、更に大都市部旧市街では運転・駐車が難しいように思います。アイスランド・イーサフィヨルズゥルのイクスカーションでは山道でも非常に道幅が狭く「あわや路肩が崩れて谷底へ」と、怖い思いをしました(勿論ガードレール何てありません)。もしもレンタカーをお試しになるのでしたら、若い方にお勧めです。
3) 北極圏に入るボードーからキルケネスへの航路は波が高く船が揺れます。キャビンの窓から覗いていると、船の進行方向に向かって斜め前から高い波が連続的に押し寄せてくるのが分かりました。キャビンの窓に顔を近づけて打ち寄せる波に備え、体制をそなえる整えるのが必死でした。船が波を乗り越え、波底にドシンと落ちる感じ、その途端にドカーンという重い金属音、この繰り返しが果てしなく続くように思われました。このキャビンの床の下は氷の海、いつ転覆してもおかしくないという恐怖…。このツアーには酔い止め薬の服用が必須です。この揺れに打ち勝ったお客さまだけが、素晴らしい魚介類のビュッフェ・ランチを味わうことができました(苦笑)。
4) 停泊時間:この船での停泊時間は比較的短く限られており、個人旅行をするには出港時刻を気にする必要があることから、のんびりできません。タクシー・お店の支払いにノルウェー・クローネ(NOK)が必要となり、両替をどうするのか、という問題が生じます。波止場からダウンタウンまで遠い場合があり、タクシーを捕まえ、場合によっては値段交渉をする必要があります。以上の理由から、HRGのイクスカーションを検討しては如何でしょうか?
5) 日照時間:夏の季節、最果ての地では白夜もあるため、しっかりとカーテンを閉めて寝る必要が私達には有りました。一方、冬至の季節、最も南のベルゲンにおいても昼間時間が6時間を切り、短くなります。オーロラを見ることは私達の大きな夢ですが、船が大きく揺れること、暗い日中時間をどうして過ごすのか、解決すべき課題がいくつかあります。
ごめんなさい
今頃拝見しております(2019.02.26)
もう機中の人でいらっしゃいますよね。
お気をつけてお出かけください。
マゼラン海峡の画像が楽しみです。
<七十雀>
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