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 CERTIFIED ms. sandy's 11th time voyage

21 days, one-way from Civitavecchia to Dubai

 2020-02-10   カップル・ご夫婦で   海側バルコニー  4

3.70
小鳥でいうと私達はシジュウカラ・ゴジュウカラに後れを取るロクジュウカラ(六十雀)(笑)、【充実した日々を過ごすクルーズ】が私達のテーマです。 気の合う海外の友人を作り下船後もメールで情報を交換、船会社のイクスカーションへは100%の参加、航空運賃と時差解消がもったいない為、下船地からその国を列車やバスで周遊する旅(全行程1か月超)を年3回です。

Photo: カターニア(シチリア島)の聖アガタ祭:聖アガタはカターニアの守護聖人で信仰を守ったため乳房を切り落とされ獄死した美女です。クルーズの前泊地として滞在したカターニアでは2月3日から3日間イタリアの三大祭りである聖アガタ祭が開かれ沢山の人々で賑わっていました。



なぜ、今回のクルーズを選ばれましたか?

【クルーズへの想い】
退職後、旅を楽しむにつれ「今日一日一日を大切に過ごしたい」という気持ちが強くなりました。さらに旅行の中で色々な人と出会い、大聖堂や宗教画を毎日見る中でキリスト教への思いも深まりつつあります。今回のクルーズを通して私達のテーマである「キリスト教の聖地を巡る旅」のゼロ地点でもあり最終地点であるイスラエルのエルサレムとナザレを訪問することができ一生の思い出になりました。

【選んだ理由と経緯】
1) このクルーズではイクスカーションを利用してエルサレムとナザレを訪れることができたこと。
2) イスラエルに加えて、エジプト、ヨルダン、オマーン、アブダビという国々を巡る「アラビアンナイト・クルーズ」として魅力があったこと。
3) エーゲ海の島々についてはクルーズを別途行うものとしました(2021年9月のエーゲ海を予約済)
4) クルーズ航路がチビタベッキア発ドバイ着となるため、航空会社についてはドバイを本拠地としイタリアのローマ、ヴェニス、カターニャに直行便のあるエミレーツ航空を選びました。
5) ランドジャーニーについては、滞在候補地(カターニャ、パレルモ)の2019年の気温をイタリア北部と比較し、圧倒的に暖かいシチリア島を選びました。
6) ローマ空港(FCO)へはパレルモから赴くこととし、クルーズに入る前の10日間をシチリア島を横断する「暮らすように旅するシチリア島」を計画しました。

【日々の充実を目指して】「暮らすように旅するヨーロッパ」はスカンジナビア4国(2017年6月)、スイス(2017年9月)、北ドイツ(2018年6月)、スペイン(2018年10月)、オーストリア(2019年6月)、北西イタリア(2019年10月)を終えています。

【クルーズのスケジュールの変更】1) 1回目の変更(出航半年前):トルコのクシャダスへの寄港がキャンセルされ、出航日は2月10日から11日へと1日遅くなりました。この結果、オンラインで予約していたイクスカーションは全てキャンセルされ、再度入力しなければなりませんでした。既にパレルモからFCOへの2月10日の航空便の予約は済ませていましたので、2月10日泊のホテル滞在とチビタベッキアまでのバス移動はNCLの手配ということになりました。
2) 2回目の変更(出航4日前):チビタベッキア入港前の仏マルセイユでのドライドック(定期保守点検及び新装工事)の遅れにより、出航が2月14日になる旨、旅行会社のIACEから連絡がありました。NCLの指定ホテルはFCOから14km、ローマから40kmほど離れており観光にも向いていません。ホテルに缶詰め状態になることを恐れてローマ市内テルミエ駅前に近いホテルを予約し、出航当日の2月14日にそのホテルからチビタベッキア港に向かうことにしました。2回目のスケジュール変更により、ギリシャ/ピレウス(アテネ)、ギリシャ/ロードス島、キプロス/レメソス及びオマーン/ハサブの4つの寄港がキャンセルとなりました。



実際にご乗船されていかがでしたか?評価とご感想をお聞かせください。

  お食事、ダイニング

満足

【食事】レストランでの食事内容について書きます(会場については「ダイニング」の項をご覧ください)。
1) 朝食はビュッフェとオーダーを利用しました。朝食のビュッフェは最低限の料理が揃っているものの、他の船会社と比べるとパン・野菜・料理等の種類は十分とは言えませんでした。オーダーでは様々な様式の朝食が用意されていました。
2) 昼食で利用したビュッフェは朝食に比べてサラダ・野菜・料理等、ほぼ十分な種類が有ましたが、私達はゆったり出来るオーダー方式のウィンドウズ(デッキ6)に行きました。
3) 夕食の無料レストランには洋食のウィンドウズとアジアン・フュージョンのシルク(デック8)等が有りました。洋食は他の船会社に比べてメインの肉料理の量は多くなく、私達にとっては適量で美味しかったです。シルクではアジアン・フュージョンと銘打ち中華と和食が提供されました。洋食メニューはtoday’sがありますが、アジアン・フュージョンのメニューはずっと同じメニューでした。酢豚、鶏肉のピーナッツ炒め、春巻き、イカのフリッター、わかめサラダ等が有りましたが、日本で食べる中華料理とは少し異なっていました。
4) 1年以上前に予約(アーリー・ブッキング)したことで、有料レストラン(スペシャルティ・レストラン)を5回利用する権利を頂きました。権利を得ている場合はキーカードには「5UDP」と表示されますが、乗船した第1日目はこの権利がスタッフに認識されておらず、ゲスト・サービスにレストランの予約を申し出た第2日になって判明、キーカードの交換となりました。
5) 私達にとってスペシャルティ・レストランの「すし」及び「鉄板焼き」(デック8)は和食を食べることができるという点で大歓迎です。主人が血糖値を気にしている為、できればスペシャルティ・レストランは航海日の昼食に利用したかったのですが、昼食の利用可能なレストランは「鉄板焼き」のみでした。
①寿司カウンターの板さんはマレーシア人で、メニューはカリフォルニアロール、スパイダーロール等7・8種類の巻寿司及び握りと刺身が有りました。スペシャリティ利用権では1人が4メニューを選ぶことができましたが、握りの種類が3つだけ(サーモン、マクロ、ブリ)でロールと組み合わせて戴きました。
② 昼食の「鉄板焼き」は調理器具の故障やお客が私達二人だけと言う事で中止になり1回のみ利用しました。鉄板焼きは牛ヒレ肉と大きな海老、チャーハンと食材は良かったものの、とても塩辛く残念でした。

【ダイニング】
1) ビュッフェはガーデン・カフェ(デッキ12)を利用しました。多くの食材は自分で取ることができました。この船の乗船客の特徴としては、オーダー方式を選ぶよりもビュッフェ方式を選ぶ人達が圧倒的に多かったことです。従ってビュッフェで席の数が充分とは言えず、昼時は空いてるテーブルを探すのにやや苦労しました。
2) オーダー方式の食事は主にウィンドウズ(デック6)で頂きました。乗船当初はサービスにやや時間が掛かりましたが、お気に入りのレストラン・スタッフができてからはとてもスムーズでした。他の船会社に比べてもほぼベストと言えるダイニングでした。私達は数回目からはお気に入りのスタッフを受付で指名する事が多かったです。利用客が少なかった為、周りを気にすることなく食事を楽しむ事ができました。なお夕食はフリー・シーティングとなっていました。
3) シルク(デック8)も利用客が少なく落ち着いた夕食を取ることができました。シルクはイクスカーションで遅くなった時や西洋料理に飽きた時に重宝しました。なお照明が暗くメニューが読めないテーブル、イスがテーブルに比べて高過ぎ食べにくいテーブルがあったので、入店の際に私達の希望を伝えました。

  サービス、スタッフ

普通

【スタッフ】乗船客数2,018人に対する乗組員数は912人で2.2の比率になっています(注)。スタッフの配置を考えると、他の船会社に比較して食堂・ダイニング関係は多いものの、ゲスト・サービス、イクスカーションへの人員配置は足りないように思いました。
注)これはプレミアム船セレブリティ・コンステレーションの比率2.2(乗船客数2,170人に対して乗組員数999人)と同じです。

【ゲスト・サ-ビス】1) 出航スケジュールが変更されたため、第1日と第2日には情報を求めてゲスト・サービス(デッキ7)には長蛇の列ができました。
2) 第14日目の航海日に部屋の保守点検作業を行うという事だったので、前日の第13日目に私達は時間を「正午12時間から午後2時にお願いします」と指定しゲスト・サービスに伝え認められました。ところが当日の午後4時、「Don’t Disturb」のキャビンの表示にも関わらずキャビンに点検作業の人達が入ろうとした為、ゲスト・サービスに抗議をしました。NCLでは本件のような指定もきちんとペーパーで行うこと、認めてもらった担当者の氏名はメモに書き留めておくことをお勧めします。

【食事】私達のお気に入りはインド出身のトニーさん(ウィンドウズ)とミャンマー出身のミョーコウさん(シルク)です。私達の趣向を覚えてもらい、料理・飲み物等を勧めてもらう等、レストランはオールモースト・パラダイス(ほとんど天国)状態となりました。なお、日本に比べて大きな国の人達は自分の故郷に誇りを持って働いています。例えばインドで一括りとすることでなく、インドのどの辺りの出身なのか、こちらも興味を特定して話を聞く事が、スタッフと親しくなる第一歩であるとクルーズを通じて感じました。

【ルーム】担当はフィリピン出身のノビーさんで、航海の期間中、誠実な対応がずっと変わりませんでした。これは私達にとって非常に珍しいことでベストなスタッフと言えます。

【イクスカーション】ギャングウェイ(船出口)に向かうまでの手順は、他の船会社とは異なり次の通りです。①待ち合わせ場所の劇場(デック7)に行く。②できれば前の方の座席に座る。③下船準備ができたイクスカーションが発表される。④劇場から出て参加イクスカーションのシールを入手する。⑤もらったら自分で船出口に向かう。この手順で問題なのは、行った人からシールを渡し、イクスカーション毎に劇場内の座席を指示してあればスムーズなのに、アナウンスがあるまで適当な座席ずっと待っています。バスで良い席を確保したい為、シールを入手するのに近い劇場戸口に立って集まり、座席に座らず、イクスカーション担当者は絶えず座席に座るように怒鳴るというクレージーな光景が毎朝起こりました。また船出口に向かう際、スタッフの先導がないため競争状態、デック7から船出口のデック4まで下りる階段はぎゅうぎゅう詰めの混乱状態となり、いつ転倒事故が起きてもおかしくない危険な状況となりました。さらに驚いたことはイクスカーション不参加の下船者も同じ時刻に下船を許された為、混乱に拍車を掛ける結果となりました。
注:他の船会社の手続きでは①待ち合わせ場所の劇場に行く。②参加イクスカーションのシールを入手する。③イクスカーション毎に指定された劇場の座席に順番に座るように案内される。④下船準備ができたイクスカーションが発表さる。⑤スタッフに先導され、1、2列で船出口に向かう。とてもスムーズです。

【出入国管理・検疫】1) ビザを要する国々に寄港するため、パスポートは次のように取り扱われました。①チェックインの際に船会社がパスポートを徴集、②(イスラエル入国前)パスポートが返され、1人ずつイスラエルの入国審査を受け、上陸許可証(Landing Permit)を入手(パスポート上にはイスラエル入国跡が残らない)、③(エジプト入国前)前日もらったパスポートが徴集され、パスポートにビザ印が捺された後、返され入国、エジプト出国の際に徴集、④ヨルダンとオマーンにはパスポートのコピーを持参してイクスカーションに参加、⑤(アラブ首長国連邦入国前) パスポートにビザ印が捺された後、返され入国
2) コロナ・ウィルスに関する検疫・検査は次のように行われました。①チェックインにおいて非接触体温計による体温測定と健康に関する調査票を記入・提出、②エジプト入国の当日早朝5:20amに日本人5名、台湾人4名、タイ人4名がサービス・カウンターに集められ、エジプトの検疫官が非接触式体温計を用いて平熱であることを確認しました。私達は日本出国からエジプト入国まで24日間経っており、エジプト検疫官の関心のある14日以内に出国した日本人という条件から外れています。さらに私達は旅行会社を通じて乗船前にこの旅行の日程をNCLに連絡していました。結局、NCLが日本人については手を抜いて出国日と場所を確認せずエジプトの検疫官の検査を受けさせたという事だと思います(滞在していたハワイを出て乗船した日本人にも検査を受けさせたという事実はNCLがアジア系乗客を軽視しているように思われました)。③オマーンにてマスカットのイクスカーションから戻り、乗船した際、私達が隔離され非接触式体温計で体温を測られました。係員になぜ私達だけに体温測定をするのか説明を求めるも、答えられず。検疫官?が私達の抗議に応じてサービス・カウンターまで同行しました。ここでオマーンの検疫官と面接、何が起こっているのが判明しました。サービス・カウンターが乗船口のスタッフに「本件がオマーンの検疫官の要求である」という背景をきちんと説明していなかった為、私達は嫌な思いをしたわけです。

  お部屋

  海側バルコニー

普通

1) 2018年12月末の予約の際、部屋がメインダイニングと昼食会場に近い後方、また航路から陸地の見える左舷を指定し、ベランダ付き客室の候補から「9688」のキャビンを予約しました。乗船後分かりましたが、この部屋はスターダスト・セアターに近い為、練習中や公演中はかなり大きい音が聞こえきました。
2) 通常波静かな地中海・エーゲ海も低気圧の為か少し船の揺れを感じました。逆に紅海を出た後、海が鏡の様に滑らかでビックリしました。

その他、気がついたこととしては、
1) キャビンの状況:チビタベッキア就航の前にフランスのマルセイユで改装を終えたということでしたが、シャワー室ドアの取っ手が外されたままになっていて困りました。又乗船した当日、シャワー室の天井換気の部品が落下し大きな音で何事が起きたのかビックリしました。幸いシャワー室に入る前だったので、怪我をせずに済みました。以上の2件はキャビンアテンダントによって上層部に報告され、またホテルマネージャーへの投書、ゲストカウンターへの苦情申し立てを行いましたが何の処置もされず、航海7日目に日本人スタッフに相談をしたところ、担当のカーペンターがすぐに来てようやく解決しました。解決したポイントとしては「ドアの取っ手の部品がキャビンに残されていた」ことで、同じトラブルでも部品が残されていないキャビンでは、そのままにされているようでした。
2) 空調は室温の微調整が効かず、頻繁に温度を上げる「ホット」か、下げる「クール」のスイッチを捺す状況でした。
3) シャワーのお湯ですが、温かいお湯が出ず風邪を引きそうになる日が何日かありました。
4) 洗濯:靴下等小型洗濯物を干す為、折り畳みハンガーを持参しました。なおロッカー備え付けのハンガーは他の船会社の様には外せず、ハンガーを使ってシャツ等干す事はできませんでした。
5) 収納:収納スペースは充分あり、服を吊るすバーには多数のハンガ−があり、困りませんでした。なおベッドの下にはスーツケースが収納できる様、高さ25cmのスペースが取られていました。注:その分ベッドが高くなっており、落ちても怪我をしないように対策した方が良いです。
6) トイレのフラッシング・ボタンが効かなくなることが何回かありました。去年3月の南米クルーズでは友人カップルが同様にフラッシング・ボタンを数回押した事で洪水事故を起こしていた事があり、心配しましたが、時間が経てば自然に治る事が判明しました。


  船内の施設、アクティビティ

普通

【設備:レストラン】メインダイニング(デッキ 6)の内装は、モダーンなデザインでした。

【設備:シアター】デッキ7とデッキ8の船尾を吹き抜けにしてスターダストセアターが設けられていました。プリンセス・クルーズやロイヤル・カリビアンの劇場に比較すると小さな劇場でしたが、上演内容は後方列の座席からもよく見ることができました。

【設備:ジム】デッキ12の船首にジムがあり主人と二人で航海日は良く利用しました。かなりの数のウォーキングマシンがあり、混みあうこともなく利用できました。

【設備:プール】デッキ12にはプールがあったものの日中気温は上がって20℃程度とプールに入るには少し寒く利用しませんでした。

【エンターテイメント】他の船会社のエンターテイメントと異なり、著作権の観点からカメラ撮影も禁止されていました。1) 2日目に男女混合十人ほどのグループでダンスと歌謡のショー「ブレージング ブーツ」が披露されました。アメリカのカウボーイとショーガールを模したキラキラした装いで煽情的なダンスは刺激的でした。残念ながら曲目には知っているものは有りませんでした。
2) 3日目に行われたスコットランド出身のソプラノ歌手エレーヌ・グレイさんの歌謡ショーでは高音域まで伸びる澄み切った歌声に感動しました。披露された曲目もスコットランド民謡の「ロッホローマンド」、映画ボディーガードのテーマ曲などお馴染みの歌が歌われ、会場は盛り上りました。
3) 7日目に行われた男女4人の「アンコラ・ボーカル・グループ」は音域が似たような男性2人・女性2人のグループでオペラの有名な歌曲や「ユー・レイズ・ミー・アップ」などお馴染みの曲が歌われ、大変楽しめました。
4) 11日目に男女混合十人ほどのグループでダンスと歌謡のショー「ワールド・ビート」が披露されました。スペイン・アイルランド・ギリシャ・南アフリカ・インド・中国・韓国・フィリピン等の世界各国を歌とダンスで紹介したものでしたが、残念ながら日本は有りませんでした。これらの国はNCLの寄港地を考えて宣伝の為、選ばれたものだと思います。
5) 12日目の「ミスティカ」は男性手品師イヴァン・キメラとアシスタントの女性メイによるマジックショーで観客も参加したテーブルの空中浮遊、箱に入ったアシスタント女性を切断するなど、スピード感あるマジックで会場は盛り上りました。
6) 13日目の「クリストファー・ケレスによるコメディー催眠術師」は観客の応募者の中から10名ほど催眠術にかかりやすい人を選び催眠術をかけるというものでした。ショーとしては面白いものの、45分間という短い時間のショーですが、数秒で深く催眠術に掛かったりするのがちょっと信じられないというのが本当の気持ちです。

【アクティビティ】トリビアという題名のクイズ、折り紙クラス、ダンス教室などが開かれました。なおプリンセス、ホランドアメリカ等他の船会社では、寄港地観光の前日その街の紹介等行っていましたが残念ながらありませんでした。


寄港地での移動や観光についてお聞かせください。

  チビタベッキア(ローマ県)

とても満足

寄港地観光
【前泊におけるローマ観光】移動日を除く2月11日から13日までの3日間を利用して以下の観光を楽しみました:①ローマ郊外の日帰り観光(VELTRA)、②ローマ市内の徒歩観光、③ローマ市内の観光(VELTRA)

【ローマ観光の考え方】1) シチリア島旅行中にクルーズ・スケジュール変更の連絡を受けたため詳細計画を立てる余裕が有りませんでした。そこでいつも利用しているVELTRA社による現地発ツアーをできるだけ利用することにしました。
2) ローマ市内についてはトリップアドバイザーの口コミ数を参考にして観光地を決めました。また観光地間の距離が短く徒歩可能なサンタンジェロ城―ナボナ広場―パンテオン-トレビの泉-スペイン広場は自分達で廻る事にしました。
3) ローマ郊外については「天空の城」チビタ ディ バニョレージョを訪れるツアーを選びました。

寄港地観光の詳細、アクティビティ
1) ローマ市内観光
コロッセオ&フォロ・ロマーノ入場 必ず入場したい2つのスポットへご案内!<日本語ガイド/9am~12:30/65ユーロ> byみゅう
【コロッセオとフォロ・ロマーノ観光の意義】トリップアドバイザーの口コミ数を基準にすると、コロッセオとフォロ・ロマーノはローマ市内の観光でも常に上位にある観光スポットです。
【選定理由】コロッセオとフォロ・ロマーノ観光はガイドによる説明があった方が良いと思ったこと、また解散ポイントとして真実の口が含まれていることからこのツアーを選びました。
【イクスカーション概要】コンスタンティヌスの凱旋門前に集合、コロッセオとフォロ・ロマーノをガイドツアーで巡り、真実の口で解散しました。

【集合場所まで移動】「スリを避けるため地下鉄は利用しない」という方針からテルミニ駅前からコロッセオまでは75番バスを利用し、下車場所については乗客の方に教えて頂きました。なお切符は前日に地下鉄テルミニ駅にて購入しました。

【コロッセオのガイドツアー状況】コロッセオには20分間のガイドツアーの後、30分間の自由時間で滞在時間は約1時間でした。コロッセオという言葉からは「パンとサーカス」という古代ローマの詩人ユウェナリスの言葉を思い出しました。「民衆を満足させるには食糧と娯楽を与えておけば良い」という現代にも通じる例えであったと思いますが、その娯楽を与える装置、地下構造を目の当たりにし、これが作られたのが大昔であったことに驚きました。地下には猛獣たちの檻、剣闘士たちの待機場所もあったこと、身分によって観客席の階層が異なっていたことなど、説明は興味深かったです。

【フォロ・ロマーノのガイドツアー状況】フォロ・ロマーノへの入り口はコロッセオから歩いて5分ほどの所で、ここからパラティーノの丘までは上り坂になっていました。「この坂を歩くのが夏の暑い時でなくて良かった」というガイドさんの発言からは「このツアーは夏向きではない」ということを実感しました。パラティーノの丘は古代ローマの高級住宅地であったそうですが、住んでいたというアウグストォスがどのような人であったのか、知らないのでピンと来ません。パラティーノの丘から眺めると古代のローマに現代のローマが混在しているという印象を受けました(パラティーノの丘は約50分見学)。フォロ・ロマーノに降りると中心を通る聖なる道の両側には神殿やバジリカ(列柱廊)、などが雑然としていました。土砂の中に埋もれていた遺跡を発掘してフォロ・ロマーノとしたこと、遺構が様々な時代のものが混在しているため雑然とした印象を与えるのだと思いました。円柱に囲まれて十字架のある建物は違和感を覚えましたが、これはアントニウス帝の建てた神殿(円柱群)の中に中世建てられた教会でした(フォロ・ロマーノは約40分間見学)。

【真実の口】オードリーヘップバーンの映画「ローマの休日」で有名になった「真実の口」では長蛇の列を予想しましたが10分ほど並んだだけで写真を撮ることができました。警備の方がガイドさんの知り合いだったということもあり私達二人が真実の口に手を入れて「きゃー噛まれたー」なんて言っている写真を撮って頂きました(笑)近くで昼食を食べテルミエ駅までバスで戻りました。

2) ローマ郊外ツアー
『天空の城ラピュタ』の舞台へ!チヴィタ・ディ・バニョレージョ&ボマルツォ怪物公園&オルヴィエート1日ツアー<日本語ガイド8:00am~18:30 /190ユーロ> by Mybus
【天空の城ツアーの意義】「小高い丘陵の頂上にある集合村落」という景観はイタリアを鉄道で移動中に時々目にし、街がどのように形成されているのか興味がありました。
【選定理由】ローマから手軽に行ける天空の城という点から掲題のツアーを選びました。時間をかけて調べればもっと良い英語ツアーが有ったかも知れません。(急遽旅先で選んだ為)
【イクスカーション概要】マイバス社に集合、大型バス(コーチ)に乗車し、ボマルツォ怪物公園、チヴィタ・ディ・バニョレージョ、オルヴィエートを訪問しました。

【集合場所へ】マイバス社はテルミニ駅から徒歩10分程度でした。徒歩で集合場所まで行けるという事もこのツアーを選定した理由でした。

【バスでの移動】安全上の理由から最前列の席に座ることはこのコーチでは許されませんでした。2時間ほどかかりボマルツォへ到着しました。ローマ市内の渋滞から抜け出るのに1時間近くかかりました。

【ボマルツォ怪物公園】入園する前に地図が渡され怪物公園の概略が説明されました。ルネッサンスの16世紀、この地方を治めていた貴族が最愛の妻を亡くして悲観にくれていた時、その苦痛から開放される様にこの公園を作らせたそうです。迷路のような森の中に、体現したファンタジーと神話の世界、ルネッサンスの時代の人々が考えていた世界を垣間見たような気がして面白かったです(散策時間は30分間ほど)

【チヴィタ・ディ・バニョレージョ(チヴィタ)】この浮島のような光景を初めて見た印象は衝撃的で魅力のあるものでした。町の近くでコーチを降り、マイクロバスに乗り換えました。チヴィタに達するには細い上り坂を歩いて登りきるしかなく、少々不安でしたが、結果としては10分もかからず登ることができました。チヴィタは「死にゆく街」と呼ばれており、人口はたったの20人、生活物資の輸送はこの一本道を往復する小さな三輪車にかかっていました。この観光は「登る前に素晴らしい光景に感動すること」、後は「入口の門まで頑張って歩く」と自分に言い聞かせて登ることに尽きると思います。門に入ってからは中世の街並みが佇んでいました。(滞在時間は一時間ほど)

【オルヴィエート】オルヴィエートもチヴィタ同様、丘陵の頂上にある魅力的な街です。長い登りエスカレータを使って街の中に入りました。時刻は既に2時となり昼食時刻を過ぎていました。朝集合した際にガイドさんには役場の近くのレストラン(Il Malandrino Bistrot)にて食事を取りたい旨お話したところ、偶然にもお気に入りのレストランで、私達が行った時閉店とならないように予約を入れてくれました。ここの肉料理は美味しかったです。オルヴィエートの街で気に入ったのはそれほど広くない路地の両側に広がる可愛らしい店先でお洒落なお土産屋さんの「ミケランジェロ 工房」も思い出に残りました。立派なドォーモも正面のファザードが美しかったです(滞在時間は三時間ほど)


寄港地観光:その他

  ピレウス(アテネ)

未評価

残念ながら寄港はキャンセルとなりました。アテネ寄港を含むエーゲ海クルーズ(2021年秋)を予約しており、リベンジを図りたいと思います。

寄港地観光:観光していない

  クシャダス / エフェソス

未評価

残念ながら寄港はキャンセルとなりました。

寄港地観光:観光していない

  ロドス島

未評価

残念ながら寄港はキャンセルとなりました。ロードス島寄港を含むエーゲ海クルーズ(2021年秋)を予約しており、リベンジを図りたいと思います。

寄港地観光:観光していない

  リマソール

未評価

残念ながら寄港はキャンセルとなりました。

寄港地観光:観光していない

  ハイファ / テルアビブ

とても満足

(第1日目)Nazareth and The Sea of Galilee (11:40am -20:00 x $169 x Level 2)
【ナザレ観光の意義】キリスト教徒にとってイスラエルの「ナザレ」は、イエスが幼い時から伝道活動を始める迄過ごした重要な場所だと言われており、キリスト教徒の巡礼地としても有名です。
【選定理由】ナザレを訪れることができるため選びました(イクスカーション候補7件の中から選択)。
【イクスカーション概要】ハイファからナザレに向かい受胎告知教会と聖マリアの洞窟を見学しました。ガリラヤ湖の2教会と洗礼ポイントのヤルデニットを訪れました。港に戻る途中、カラメル山頂からハイファの夜景を眺めました。

寄港地観光の詳細、アクティビティ
【ハイファからナザレまで】ギャングウェイの準備が整わず、かつ一部の乗客が遅れてきた為1時間出発が遅れました。ナザレまでは大型バス(コーチ)で約50分間の移動でした。車窓の景色では畑の緑が目に鮮やかでした。

【受胎告知教会・聖マリアの洞窟】受胎告知教会は実に大きな教会で、約50分間ガイド・マイケルさんの説明を受けました。教会の地下には聖マリアが受胎告知された洞窟跡があり受胎告知の祭壇がありました。地上階には色々な国から送られた聖母子の絵が飾られていて、長谷川画伯の「着物を着たマリア様とイエス」の日本画が特に目を引きました。

【昼食】昼食はきれいなお庭のあるリゾート施設のレストランでビュッフェを頂きました。スケジュールが遅れて昼食開始は2:20pmとなりました。マイケルさんはレストランに頻繁に電話をかけレストラン内の場所を確保して下さいました。

【山上の垂訓教会】この教会への到着前、マイケルさんから「イエス様が祝福しなかったのはどういう人達か?」というクイズが出されました。この教会の前でマイケルさんが新約聖書の参考個所を指示し、シニアの白人女性と中年の黒人女性が朗読をしました。白人女性は感極まって涙声となり途中から朗読できなくなったことは、私達にとって感慨深い思い出となりました(20分間の訪問)。

【パンと魚の奇跡の教会】この教会は4世紀頃にはその原型があったようで教会内には簡素な燭台と祭壇が置かれていました。この床にはパンと魚のモザイクが飾られていました (15分間の訪問)。

【ガリラヤ湖畔】日没前の夕暮れ時のガリラヤ湖は美しかったです。洗礼ポイントのヤルデニットが閉まる寸前ということで約40分間の道のりをバスは急ぎました。

【洗礼ポイントのヤルデニット】ヨルダン川西岸には階段状となったテラスがあり、水際にはフェンスに囲まれた洗礼場がいくつか並んでいました。残念ながら到着は5:20pm頃と夕闇が迫り、洗礼を受けている人の姿は見られませんでした。ここには大きな土産物屋があり、ここで買い物をする参加者は多かったです。

【帰路とカルメル山夜景】港には2時間半をかけて8pm頃到着しました。ハイファ港を見下ろすカラメル山に立ち寄り、美しい夜景を撮影するために途中下車しました。なおカルメル山は昼も美しく聖書の中でしばしば語られ、神の祝福の象徴として用いられています。

【思いがけない出会い】このイクスカーションがイスラエル訪問の第一歩となりました。ガイドのマイケルさんの説明は分かり安かったです。以前農業国であったイスラエルはITが主要産業となったこと、日本も含め海外に伝えられているパレスチナ関連のニュースはフェイク・ニュースが多いことなど興味深かったです。マイケルさんの人生経験としては軍隊での体験が最も役立ったということ、何と息子には日本の柔道を習わせている事など、敵に囲まれた国の人の発言である事を痛切に感じました。

ハイファ、イスラエル
(第2日目)A Day in Jerusalem & Bethlehem (6:50am -19:15 x $199 x Level 3)
【エルサレム・ベツレヘム観光の意義】最大都市エルサレムは、イスラム教とユダヤ教、キリスト教の3つの宗教の聖地になっている地域です。またベツレヘムはイエス・キリストが生まれた街として知られています。
【選定理由】エルサレムとベツレヘムを訪れることができるこのツアーを選びました(イクスカーション候補16件の中から選択)。
【イクスカーション概要】エルサレムにはコーチで向かいました。オリーブ山にて写真休憩、そこからゲッセマネの園まで移動し、万国民の教会を見学しました。ヤッファ門から旧市街に入り、嘆きの壁を訪問、苦難の道(ヴィア・ドロローサ)から聖墳墓教会まで歩きヤッファ門を出ました。現地ホテルで昼食を取った後、アメリカ大使館を見た後、ベツレヘムに向い、メンジャー広場と聖誕教会を訪れました。

寄港地観光の詳細、アクティビティ
【エルサレムまでの移動】このイクスカーションにはクルーズ乗船客340人が参加、トイレ付き大型バス(コーチ)9台で向かいました。パレスチナ地区を隔てる壁と監視塔・チェックポイントを車上から見ることができ、イスラエルの現実が把握できたように思います。エルサレムまでは2時間40分ほど、途中エルビスプレスリーをランドマークとしたドライブインで40分ほどトイレ休憩しました。

【オリーブ山にて】オリーブ山の見晴らし台には20分間おり、エルサレムの街が一望できました。石壁に長く囲まれている寺院街、中でも金色に光る岩のドームが目立ちました。オリーブ山の近くに広がるアラブ人街など、よく見るとその特徴がわかるような気がしました。なお見晴らし台の近くは今でも遺跡の発掘が行われており、エルサレムの古くて長い歴史を感じました。

【ゲッセマネの園・万国民の教会】オリーブ山からゲッセマネの園まで歩いて下りたグループもいたようですがコーチで移動しました。ゲッセマネの園はイエス様が捕らえられる前に最後の苦悶の祈りをしたところです。ここには数百年前に植えられたオリーブが林となっておりますが、お庭は整えられ現代的な感じがしました。隣接する万国民の教会の外観は美しく、裏切りを起こすユダにキスをしているイエス様の壁画が印象的でした(15分間訪問)。近くの谷間にあった古いお墓が密集している光景は異様な感じでした。

【嘆きの壁へ】ヤッファ門から旧市街に入り、X線設備の有る厳重なチェックポイント(写真撮影不可)を通過し広場に出ました。ここから嘆きの壁まで男女別々に通路が続いていました。男性は無料で白い被り物を貸して頂けるようです。軍服を着た若い男女のグループが多数おり、女性グループに写真に加わってもらえませんか?と頼むと笑顔でOK,まだあどけない顔の下に機関銃を持っていてビックリ‼︎(15分程度)。

【ヴィア・ドロローサと聖墳墓教会】土産物屋が並ぶ狭い路地を進み、苦難の道(ヴィア・ドロローサ)の目印である5番目ステージの教会に着きました。ヴィア・ドロローサはイエス様が十字架を担いで処刑の場のゴルゴダの丘まで歩いたと信じられているルートです。この道に沿ってイエス様にまつわる出来事を記念した14のステージが設けられていました。凄い数の観光客で狭い路地は溢れていました。さらに続く細い石段をステージ番号順に登って行きゴルゴダの丘でもある13番目の聖墳墓教会に着きました。ここはカソリック・正教会等6大宗派が共同管理していました。私達はカソリック教会から入りましたが天井・壁は金箔の壁画で覆われていて素晴らしかったです。イエス様が十字架から降ろされ横たわれた石板が置かれ、熱心な信者たちがキスや祈りを捧げていました。教会からは延々と続く土産物店の路地を進みヤッファ門から出ました(旧市街には2時間30分ほどの滞在)

【昼食からベツレヘムへ】旧市街からバスで5分と近い昼食レストランに向かい50分ほどかけてビュッフェ・ランチを頂きました。私達のバスの参加者はバス9台の中の第1番目のバスで、この1番バスは船の中でも「すばしっこい」人達の集まりで、他のバスより全て前倒しでスケジュールをこなしていました。乗客は私達の他はカナダ2人、スペイン1人で残りの30人は米国人であり、乗客から何と米国大使館を見に行きたいという要望が高まり、ベツレヘムへ行く途中で大使館を車上見学しました。確かエルサレムをイスラエルの首都と認めて大使館を置いているのは米国だけということから、これは珍しい経験となりました。ガイドのミッキーさん達イスラエルの人達が米国に感謝していることが良く分かりました(移動に1時間20分)。

【メンジャー広場と聖誕教会】ベツレヘムはパレスチナ人地区にあり塀に囲まれています。チェックポイントを超えて駐車場ビルに入りました。そこから100mほど歩いて土産物屋の集まるメンジャー広場に到着しました。大きな石積みの聖誕教会に比べてその入口はとても小さく人が並んでいましたので、私達は大きな出入り口から入場しました。細い階段を下りて地下の聖誕場所に着きました。地上階の教会の床と壁面にはイスラエルで最古のモザイク画が色鮮やかに残っていました。ここも六大宗派が共通管理しているとの事です。教会を出たのは4時、夕暮れ時、小雨が降り始めました。雨が本降りになる前に全てのガイドツアーを終える事ができPerfect timing!!でした。(ベツレヘムには1時間弱滞在)。

【思いがけない出会い】ガイドのミッキーさんの説明は丁寧で分かりやすかったです。どうかフェイク・ニュースに惑わされないで「パレスチナとイスラエルは幸せに共存して生活している」ことを理解してほしいという発言がありました。ユダヤ人はリベラルが70%、オーソドックスが20%弱、ウルトラ・オーソドックスが12-15%と思想的に分類されるそうで、夫婦の平均的な子供の数がリベラルでは3人、オーソドックスでは5人、ウルトラ・オーソドックスでは10人と、その特徴が顕著に表れているとの事でした。

【今後の展開】魅力的な旧市街のヴィア・ドロローサを歩いてみて、次はじっくりと個人ツアーをしてみたいと思いました。このイクスカーションではパンフレットの説明ではあった岩のドームを訪れませんでした。また車上見学することになっていたヘブライ大学、イスラエル博物館、死海写本館、クネセット(国会議事堂)、最高裁判所を見ることはできませんでした。



寄港地観光:船会社のショア・エクスカーション  所要時間:  費用:

  スエズ運河

満足

スエズ運河はハイファ出航後の翌日通過しました、朝靄が晴れていく中次第に両側の景色がはっきりとしてくる様子は感動的でした。両岸の風景はイスラエル側が砂漠、ナイル側は椰子の畑も見られ異なっていました。スエズ運河は、パナマ運河の様な水面の高さの調整はない長さ200km弱の運河でした。なお最初の100km強は交互一方通行で、パイロット船が前後に複数ついてくれました。この景色を楽しむ為、デッキ12/13の後ろ側カフェに集まっている人が私達も含め多かったです。

寄港地観光:観光していない

  サファガ

とても満足

(第1日目)Fascinating Luxor & Valley of the Kings (7:40am - 20:30 x $199 x Level 3)
【ルクソール観光の意義】ルクソール神殿、王家の谷、ハトシェプスト女王葬祭殿はエジプト観光のハイライトです。
【選定理由】紅海側から日帰りにてルクソール観光ができることから選びました(イクスカーション候補8件の中から選択)。
【イクスカーション概要】サファガからトイレ付き大型バス(コーチ)に乗ってルクソールに向かいました。まずルクソール神殿を訪れ、その後現地のホテルでビュッフェの昼食を取りました。橋を渡りナイル川を越え、西岸にある王家の谷を見学しました。その後ハトシェプスト女王葬祭殿、メムノンの巨像の写真撮影のため下車しました。

寄港地観光の詳細、アクティビティ
【ルクソールまでの移動】移動のルートは、ナイル谷とインド・東アフリカを結ぶ要路として古代エジプト時代から発展してきたとのこと。港から西のナイル谷まで2時間、その後1時間20分かけて南(ナイルの上流側)に移動し、ようやくルクソール神殿に到着しました。強い日ざしを考えると進行方向右側に座ることをお勧めします。バスには運転手さんとガイドさんの他、機関銃を持ったセキュリティのお兄さんが最前列の席に同乗していました。セキュリティのお兄さんは、チェックポイントでの手続きの省略、運転手へのアドバイスなど極めて重要な役割を担っていました。ルクソール到着までに機関銃を持った警察が守るチェックポイントが至る所にあり、写真撮影はしないようガイドさんから注意がありました。西向きの移動では広い土漠の光景が広がりました。南向きの移動ではナイル川に並行して走る運河沿いの道路となり、一面に広がるサトウキビ畑を背景に、刈ったサトウキビをロバの引く馬車がゆっくりと走るのどかな風景と壊れそうな家並みから人々の暮らしはとても貧しそうに感じました。また働く女性に比べて男性は「集まってのんびりと談笑している姿」が印象的でした。

【ルクソール神殿】神殿はナイル側の東岸にあり、まず巨大ないくつかの座像が眼を引きます。何千年前に作られた若い男女の座像は、一部壊れていたものの美しく感動しました。その後の巨大な石柱が立ち並ぶ光景はまた印象的でした。座像の近くにはギリシャ時代の壁画が色鮮やかに残っていました。エジプトに比べてギリシャが新しいと言っても2,000年前の昔です(驚き)。神殿には1時間10分ほど滞在、後半はフリータイムでした。

【昼食】神殿の近くのホテルでビュッフェ・スタイルの昼食を取りました。場所はきれいで食事内容も揃っていて美味しかったです。(45分間)。

【西岸への移動】ナイル川はフェリーでなくて陸路、橋を渡りました。青いナイル川にヨーロッパに比べて小柄ですがクルーズ船が何隻か浮かんでいました。途中、私達のコーチの前を真っ赤なトマトを山盛りに積んだトラックが何台も走っていました。新鮮だろうと思いますがダンボール箱に入れて運ぶ日本の輸送と異なりトラックの荷台に金網を設置して運ぶトマトはきっと痛む割合も多いと思いました(移動は45分間)。

【王家の谷】王家の墓の中から3か所、ラムセス3世、4世、9世をガイドさんのお勧めで選び見学しました。携帯での撮影は無料ですが、カメラ持参の場合は20ドルを払わなくてはいけません、でもこの撮影できるチケットを購入することをお勧めします。お墓の中は壁画彫像が色鮮やかに残っていました。エジプトの象形文字(ヒエログラフ)は一つ一つがかなり大きくくっきりと彫られていて、感動の連続でした。なお王家の谷の入口では物売りがしつこく言い寄って来ましたが、私達はドバイのスークでの教訓から目を合わせないようにして逃れることができました(1時間10分滞在)。

【ハプシュタット女王の墓】時間がなく遠くから写真撮影をしたのみでした。調べていったのに残念‼︎(10分間程停車)。

【メムノンの巨像】他の遺物に比べると巨像が二つだけポツンと立っているのみで、写真撮影の為だけに下車、近くにはまだ発掘中の遺跡が多数あるとのこと(10分間程停車)。

【サファガを目指して】サファガ港を出た時は7台の先頭バスに乗ったものの、帰りはスピードが遅く数台のバスに抜かされました。夜になり疲れて居眠り運転の為?か蛇行運転を繰り返し、前から2番目の席に座っている私達としたら、いつ事故が起きるか本当に心配でした。ポート・ターミナルに近づいてからも3回ほど道を間違え、セキュリティのお兄さんも真剣に運転手さんに助言していました(4時間ほど)。

【今後の展開】楽しみにしていましたハトシェプスト葬祭殿やカルナック神殿は時間がなく見学できませんでした、色々見学したいのならルクソールに宿泊する必要があるようです。今後そのようなツアーを探し検討したいと思います。

(第2日目)4x4 Desert Adventure (13:30 - 17:00 x $99 x Level 3)
【4WD砂漠サファリ観光の意義】「4WD砂漠サファリ」は砂漠を観光資源に変えるものとして中近東で流行りつつあります。
【選定理由】「4WD砂漠サファリ」を経験したかった為選びました(イクスカーション候補5件の中から選択)。
【イクスカーション概要】波止場にて大型バス(コーチ)に乗車、リゾート地ハルガタに向かい四駆に乗り換えました。涸れ川(ワジ)の平原の中を疾走しベドウィンの村に到着。ベドウィンの生活について説明を受けた他、ラクダに乗る等、楽しむ事ができました。

寄港地観光の詳細、アクティビティ
【コーチの車窓の風景】ハルガタは「紅海のリゾート地」と呼ばれており、海岸沿いには別荘・ホテル等が立ち並んでおり、とてもここが中近東とは思えませんでした(約30分)。

【四駆によるデザート・サファリ】四駆は運転席後の座席が縦方向に2列、対面式で席が設けられ、通常普通の大人ならば3人ずつ、6人が座れるようになっていました。我々が予定していた四駆には大きな体のアメリカ人が座っており、座席に入り込む余地はほとんど残されていませんでした。仕方なくバックアップの四駆に乗ることになりました。私達に続き3人の若いお嬢さん達が同じ車に乗り合わせましたが、全員がスリムな体形で運が良かったです。「涸れ川(ワジ)の平原を時速100km近くで砂埃を上げて疾走するデザート・サファリ」運転手さんは皆を怖がらせ楽しませようとデコボコ道を凄いスピードで走ったり、私はいつ車がひっくり返るか心配でとても怖かったです。私が「貴方セーフティードライバーと最初に言ったでしょ!」って半ベソで言ったら皆んなで大笑い、プンプン‼︎)(サファリは行きと帰りで30分ずつ)。

【ベドウィンの村にて】広場に私達が入ると笛・太鼓・弦楽器を演奏する三人が出迎えてくれました。簡素なモスクでの説明の後、思いがけずに二人同時にラクダに乗ることができました。ラクダに乗り降りする時に、ラクダは後ろ脚を座り込むような形でペタンと曲げ、そこから足を伸ばすと地面から2m以上の高さとなりました。鞍の前後にある出っ張りを持って落ちないようにします。広場を廻る30mほどの間、ラクダの歩行に慣れない主人は怖い思いをしたようです。ラクダを引く少年はラクダに乗った私達の写真を器用に撮ってくれました。なお巨漢の参加者を見たラクダは、背に乗せたのは良いものの悲しそうな鳴き声を上げ、嫌がってなかなか立ち上がろうとしなかったのが印象的でした。ヨチヨチ歩きの赤ちゃんを連れたベドウィンの女性が竈でパンを焼いてくれ、振舞ってくれました。広場では3人組の演奏に合わせ異色の二人が旋回舞踊を披露してくれました。この二人は色白で髭の濃く他のベドウィンの人達と顔かたちが全く異なり、以前写真で見たトルコ・コーカサス地方の人達に似ていました(村には50分滞在)。

寄港地観光:船会社のショア・エクスカーション  所要時間:  費用:

  アカバ

満足

Magnificent Petra (7:30 - 17:00 x $279 x Level 4)
【ペトラ観光の意義】ペトラ遺跡は映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」のロケ地として有名であり、ヨルダン観光の目玉と言われています。
【選定理由】映画からの遺跡の印象が強く、このツアーを選びました(イクスカーション候補4件の中から選択)。
【イクスカーション概要】アカバからワディ・ムーサの遺跡入口までコーチで移動。その後、遺跡内をエル・ハズネ(宝物殿)、シーク、ファサード通り、王家の墓まで散策した後、同じ道を戻る。遺跡入口のホテルにて昼食、その後帰船。

寄港地観光の詳細、アクティビティ
【アカバからワディ・ムーサ間の移動と車窓風景】6台のトイレ付きバス(コーチ)に分乗してワディ・ムーサに向かいました。朝出発して夜帰港するというスケジュールを考えると強い太陽光を避けるため進行方向左側の座席を取った方が良いです。1) (往き)1時間20分ほど移動したところでトイレ休憩、この休憩場所は海抜1,000m以上の山の上にあり風が強く寒かったです。この休憩を考え何か羽織るものを持っていくことをお勧めします。休憩後1時間でワディ・ムーサに到着。ワディ・ムーサの街はペトラ遺跡という観光資源の為かエジプトに比較して貧しい家が無かったことは驚きでした。2) (帰り)ワディ・ムーサから1時間40分移動後にトイレ休憩。道路は涸れ川(ワディ)の広い土漠平原の中を延び独特の形をした山々が浮かぶ不思議な光景が続きました。映画「アラビアのロレンス」のアカバ攻略ではこの土漠平原がまるで砂漠のように描かれ、映画がフィクションであるという事が良く分かりました。休憩後30分にて港に到着しました。

【ガイドツアーの状況】ペトラ遺跡ではガイドツアー開始後1時間で宝物殿へ、さらに30分で円形劇場に到着、帰りは同じ道を1時間程で遺跡入口に戻ることができました。レベル4に分類されていた為、歩けるのか心配しましたが杞憂に終わりました。なお遺跡の入口から宝物殿へはゆっくりとした下り坂となっているため帰路は少し辛い歩行となりました。以前は宝物殿から更に奥に続く分かれ道が有りましたが洪水の影響で道が閉ざされていました。なお気温と風速はサイト「time and date」を使って予想した通り14~17℃、2m/s程度でした。散策の最初から道の両側に様々な遺物があり、眼を楽しませてくれ、深い谷間の切れ目から突如としてピンク色した美しい宝物殿が現れた時には感激しました。ガイドさんの説明は丁寧で分かりやすかったです。200名を超すクルーズからの観光客を含めて通路は賑わっていました。そうした中、広くない通路をひっきりなしに観光馬車が通るため脇に避けなければなりませんでした。

【昼食】入口ホテルでビュッフェ・スタイルの昼食、遺跡から帰って来た人達が随時昼食を取れるようになっていました。ワイン・ビール・ソフトドリンクがついていました。

【アカバを出航後】翌日の夜から船はイエメン沖のハイリスクエリア(High Risk Area (HRA) for Piracy)に入りました。これに伴い、夜間は部屋の光が極力漏れないようにキャビンのカーテンを閉めることが要請されました。レストランの窓は全て厚い日除け(シェード)が降ろされました。

寄港地観光:船会社のショア・エクスカーション  所要時間:5時間以上  費用:30,000円以上

  マスカット

満足

Mystical Muscat (8:00 - 12:00; $89; Level 1)
【マスカット観光の意義】オマーン・マスカットはアラブ千夜一夜の世界と言われています。
【選定理由】マスカットの街の概略を理解するために選びました (イクスカーション候補5件の中から選択)。
【イクスカーション概要】ポート・ターミナルから大型バス(コーチ)に乗り、グランド・モスクを訪れました。その後、マトラ・スークにてショッピングを楽しみ、ベイト・アル・ズベイルの博物館を見学し、王宮を訪れました。

寄港地観光の詳細、アクティビティ
【グランド・モスクまでの車窓風景】街の背後には2500m級のハジャル山が迫り、目の前には美しいマスカット湾が広がっていました、また街はアラブ独特の低層階の白い建物が並び、美しく清潔な印象を与えていました(街の西にあるグランド・モスクまでは約40分間のドライブ)。

【グランド・モスク】緑とピンクの花が美しい庭園の中、グランド・モスクは白く、丸屋根と背の高いミナレットが青空を背景にして清楚な佇まいをしていました。モスクの中に入るには女性はスカーフで髪の毛を隠す必要がありますので、私もそれなりにスカーフを持参しました。モスクのメインの礼拝所、その中央ドームの天井では豪華なスワロフスキー社製のシャンデリアが輝いていました。大理石の床には70m×60mの大きなペルシャ絨毯が敷かれていました。ガイドさんがこの絨毯の上で実際に礼拝する姿を実演して下さり、大変興味深かったです。またイスラム文様の彩色タイルで飾られた天井や壁面、そして華麗な装飾は大変美しく心に残りました。また手洗い場でどのように手を清めるのかガイドさんが実演してくれました。このお清めは日本の神道とも通じるところがあり興味深かったです。(ガイドツアーで1時間)。

【マトラ・スーク】マスカットもクルーズ船が寄港するようになり沢山の観光客がスークに押し寄せるようになったそうです。その結果、立ち並ぶお店の種類も随分変わったようです。以前夫が行った頃はドバイのゴールド・スーク同様、金製品のお店が軒を連ねており、オマーンの娘さんが嫁入り道具の一部として持参する腕輪・首飾り等を売っていたそうです。教会・モスクで使う香料の乳香を売っているお店は変わりませんが、持ち帰りやすいお土産屋さんが増えたようです。色とりどりの色ガラスで作った香水入れは美しく私も孫へのお土産に買いました(1時間滞在)。

【ベイト・アル・ズベイルの博物館】ここはオマーンの民族衣装や結婚式の様子等が写真や人形で展示され、樹木のフランキンセンスから乳香の採取の解説、女性のお化粧の仕方など分かりやすく図示されていて面白かったです(30分間滞在)。

【王宮】つやのある白い大理石でできた壁の豪華な官庁が並ぶ広い通りの奥、美しい花壇の向こうに王宮はありました。正面に金色と青い柱が王宮の特徴で色の組み合わせが暖かい印象を与えており、王宮と外の花壇は共に美しかったです(15分間滞在)。

【今後の展開】オマーンで見たい観光として砂漠の中のオアシスがあります。次回は是非オアシスにチャレンジしてみたいと思います。

寄港地観光:船会社のショア・エクスカーション  所要時間:4~5時間  費用:10,000~15,000円

  ハサブ(ムサンダム)

未評価

残念ながら寄港はキャンセルとなりました。

寄港地観光:観光していない

  アブダビ

普通

Abu Dhabi Orientation and High Tea at Emirates Palace (14:00 - 18:00; $179; Level 1)
【アブダビ観光の意義】アブダビはアラブ首長国連邦の首都です。ドバイが商業都市であるのに対してアブダビは原油を生産している為、オイルマネーで潤う真の金持ち都市と呼ばれています。
【選定理由】 7つ星とも言われるエミレーツ・パレスでハイティーが飲めること、アブダビが簡単に把握できることから選びました(イクスカーション候補5件の中から選択)。
【イクスカーション概要】大型バス(コーチ)でアブダビをドライブした後、エミレーツ・パレスでハイティーを頂きました。

寄港地観光の詳細、アクティビティ
【エミレーツ・パレスまでの車窓風景】何でも世界一の建物を目指すドバイに比べるとアブダビは大人しい感じのする都市でした。エミレーツ・パレスに行く途中、干潟を干拓開発して高級住宅地を造成している現場、ヤスマリーナ、フェラーリワールド、ADNOCビル、アルダー本社の円盤型ビルなど変わった形のビルの眺めを楽しみました。なおパンフレットから何か所かは写真撮影のため途中下車をするものと思っておりましたが、どこにも寄らず車窓見学のみ、エミレーツ・パレスに直行でした。(ドライブは1時間半)。

【エミレーツ・パレス】ホテルに入ると、そこは吹き抜けの広く開放的なロビーとなっていました。ゴールドを基調にした色彩でホテル内は大変豪華な造りでした、ハイティーを頂くカフェは玄関入口からですと一階降りたフロアーにありました。小さなサンドイッチ、スコーン、小さなケーキが何種類もありましたが、とても食べ切れなかったです。またトイレに入ってビックリ!、ホール同様、ゴールドを基調とする色調でとても贅沢な造りでした。このカフェのそばには日本の茶室があり、何と週一回はお茶席を開いているとの事でした。ホテルの裏庭に出てみると公園と見まがうばかりのヤシの並木と噴水、その向こうには青い海と白砂のプライベート・ビーチが広がっていました(滞在は1時間半)。

【今後の展開】アブダビの街巡りのツアーを選ぶと多分ツアー内容はオマーン・マスカットのツアーと内容が重なってしまいます。また奇想天外な建物巡りという点ではドバイと重なります。アブダビらしさを楽しむツアーとは何かを今後考えてみたいと思いました。

寄港地観光:船会社のショア・エクスカーション  所要時間:3~4時間  費用:15,000~20,000円

  ドバイ

とても満足

近未来都市ドバイ半日ツアー (8:00 – 12:00; 英語ツアー;\7,270)
【ドバイ観光について】ドバイにはクルーズの前2泊と後1泊宿泊しました。エミレーツ航空の発着時刻の都合から宿泊をしましたが、前泊については第1日を旧市街観光に、第2日を新市街観光に充てる事としました。
【選定理由】ここ20年ほどで急速に変化を遂げているドバイ新市街の概観を把握する為、このツアーを選びました。
【ツアー概要】ホテルにてピックアップ、参加者は私達を除いて、フィリピン系米国人2名、ベルギー人6名の合計10人、移動には小型バスを利用、ドバイ・マリーナにて運河クルーズを行い、パーム・ジュメイラの先端にて自由時間、ブルジュ・アル・アラブを浜辺から眺め、ドバイモールを散策し解散しました。

寄港地観光の詳細、アクティビティ
【マリーナまでの車窓風景】マリーナまでは途中2か所にて参加者をピックアップ、メトロに並行して走る高速道路からはドバイ・フレームなど観光スポットを見ることができました。

【マリーナでの運河クルーズ】10人乗りの小型ボートに乗り、波のほとんど無い運河クルーズをゆっくりとしたスピードで20分余り楽しみました。運河の両岸、朝日を浴びてきらきらと輝く深緑の高層ビル群の間を進むボートからの絶景は本当に美しいと思いました。

【パーム・ジュメイラの先端まで】ここは上空から見ると木の形をしている高級住宅地として知られています。バスはこの木の幹の部分を先端まで進み自由時間となりました。白い浜辺に透き通った淡青色の海、浜辺には赤・黄・青と原色のオブジェが置かれ、正面にはピンク色の宮殿風のホテル、そこまで延びるモノレール、何だか自分達が童話の世界に迷い込んだような印象を受けました。パーム・ジュメイラと世界一の高層建築ブルジュ・ハリファを眺める事を考えるとヘリコプター・ツアーへの参加も魅力的に思います。

【ブルジュ・アル・アラブの眺め】ブルジュ・アル・アラブの外観はアラブの伝統的な船「ダウ船」の帆をイメージして作られており、7つ星の高級ホテルです。この「7つ星」という称号にアラビア流の大げさな感じがするのは私達だけでしょうか。このホテルが良く見える浜辺で写真撮影のため下車しました。浜辺を含めドバイには全くゴミが落ちていません。これは罰金が異常に高いからと言うガイドさんからの説明がありました。

【ドバイ・モール】トドバイ・モールの高速側入口から入って水族館前を通り、世界一高いブルジュ・ハリファのよく見える人工湖・ブルジュ湖まで歩きました、そこで解散となりましたので私達は湖に面したレストランでレバノン料理を楽しみました。食卓からは1時から始まった噴水ショーを楽しむ事ができました。ショーのバックグラウンドがアラビア風の音楽でラスベガスのベラージオとは違う斬新な印象を持ちました。

【思いがけない出逢い】パレスチナ出身ガイドのタレクさん、パキスタン出身の運転手アズハさんと二人とも実に丁寧で分かりやすい説明で、「おもてなしの心」を感じることができました。330万人のドバイ人口の9割は海外からの出稼ぎとの事でした。65歳になると滞在は許されず強制的にドバイを出なければならない、という説明に根無し草のような悲哀を感じました。

【今後の展開】ブルジュ・ハリファ、水族館、ドバイ・フレーム等、スケジュールを調整し予約を取って訪れたいと思います。

【ドバイ観光での注意点】1)タクシーの利用:ドバイに到着早々、空港からホテルまでの道のりを大回りされ、とても嫌な気分になりました。ホテル名と所在地を書いた紙片を用意しましたが、地図でホテルの所在を示した方が良かったのでは、と後から思いました。タクシー乗り場からタクシーに乗ろうとする度にいかがわしい客引きに声を掛けられたのにはうんざりしました。
2)ホテルでの受付:チェックインの際に宿泊費が1,500AEDなのにも関わらず1,800AEDのデポジットが求められ嫌な思いをしました。幸いにもチェックアウト時に1,800AEDの支払いがブロックされていることが判明して一安心しました。
3)スークでの客引き:旧市街のスパイス・スーク、テキスタル・スークなどでは客引きがしつこく歩き難かったです。客引きはショッピングには逆効果であることが分からないのでしょうか?

寄港地観光:その他

予約・手配に利用した事業者の対応や利便性はいかがでしたか?

とても満足

今回のクルーズではスケジュールの大幅な変更がありました。IACEからはタイムリーに必要な情報を頂き、私達も有効な対応を取る事ができ感謝しております。この他にもIACEからは有益な出港地情報、ダイニング情報、ビザ情報などを頂いています。
【旅行代理店への期待(主人から)】IACEから①船会社の総代理店の力量・状況を正確にご説明いただき、私達からいつリクエストをどのような形で出したら良いのかアイデアを頂いています。②個人では入手することが難しい情報を頂いています。A) 船の構造、特にリバー クルーズでは階段、エンジン音などに関する情報;B) 船の航路・運航に関する情報:リバー クルーズでは夜間の運航、景観等;(以下申込以降に必要な情報としては) C) 船会社によるオペレーションに関する情報:送迎バス、支払いの精算・計算方法等;D) その他:出港地・ビザ・予防接種に関する情報です。
これまでの14回に達する予約を経て現時点(2020年3月)では、日本でも有数の知識と実力を持った方に相談ができる体制をIACEに取って頂き感謝しております。

予約・手配の方法: 「IACEトラベル」を利用

今回のクルーズは、どのような方にオススメですか?

1) ギリシャ、イスラエル、エジプト・ルクソール、ペトラ遺跡など、イクスカーションを利用して手軽に訪れたい方にお勧めです。このクルーズの航路はホルムズ海峡を通るため米国・イスラエルとイランの関係が落ち着いている時期の方が寄港地変更の可能性は少ないと思います。季節は2月が良いと思いますが、チビタベッキア出航の前にフランスにて定期保守・改善工事を行う本船のようなスケジュールのクルーズは、フランスでストライキがある可能性が高いため避けた方が良いと思います。
2) エクスカーション、劇場でのエンターテイメント待ちなどの列に割り込む人達が目立ちました。割り込む人々は白人に対しては穏やかですがアジア系に対しては厳しい態度を取る事が多くありました。今回のクルーズの乗船客はほとんどが米国人でしたので、アメリカにおける人種差別を感じました。また食事に際してドレスアップをする様な人は極めて少数派で、オーダー方式よりもビュッフェ方式の方を好む人が大勢を占めました。これはルールに縛られたくない、自由に過ごしたいという乗船客が多いということの現われであると思います。このような雰囲気のクルーズを好む人にとってはこの船は向いていると思います。



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ms. sandy
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ms. sandy 小鳥でいうと私達はシジュウカラ・ゴジュウカラに後れを取るロクジュウカラ(六十雀)(笑)、【充実した日々を過ごすクルーズ】が私達のテーマです。 気の合う海外の友人を作り下船後もメールで情報を交換、船会社のイクスカーションへは100%の参加、航空運賃と時差解消がもったいない為、下船地からその国を列車やバスで周遊する旅(全行程1か月超)を年3回です。

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