非日常のクルーズ旅行をもっと身近に。
クルーズマンズではじめよう
なぜ、今回のクルーズを選ばれましたか?
クルーズも回を重ね、「一度は(ニュージーランドから)日本へ船で帰国してみたい」と漠然と思っていたところ、当地のクルーズエキスポでシドニーから日本へのリポジショニングを発見。
出発の一年以上前だったが、まずは予約だけを入れて、オンボードクレジット等の特典を確保。
予約金も、以前のフューチャークルーズデポジットが充当できたので、その場での出費はなし(こうやって、クルーズ会社の無限連鎖に絡め取らめて行く)。
プリンセス・クルーズの人気エリア
実際にご乗船されていかがでしたか?評価とご感想をお聞かせください。
お食事、ダイニング
プリンセスクルーズで問題なし。
クルーズでは、「二週間分のメニューがある」と聞いたことがある。今回三週目に入って、第一週目のメニューが繰り返すのかと思ったが、そんなことはなく、でもメニューのいくつかに前に見たものが入ってくるという感じ。
サービス、スタッフ
スタッフのサービスも問題なし。
余談だが、所々日本人のクルーもいて、ちょっと話す機会もあった。どんどん世界に出て行く日本人を見ると心強い。
日本人に限らないが、香港から乗り込むクルーも多く、日本周遊に向けて体制を整えて行くと思われる。
お部屋
内側キャビン
問題なし。
日本人乗客は数十人だと思うが、日本語の船内紙も入れてくれた。日本クルーズの準備が進んでいるのだろう。
船内の施設、アクティビティ
これまでで最長、22泊のクルーズということで、飽きるかなとも思ったが、全然そんなことはなかった。
乗船後すぐにサーマルスパの割引ディールを購入(普段はそんな贅沢はしない)。早期割引とスチームの一部不具合(これは航海中に修理され、ラッキー)で更にディスカウント。長い船旅であり、一日数ドルで入れたことになり、プールと一緒に日課となっていた。
ダイアモンドプリンセスには、泉の湯という露天を含む大浴場があるのだが、今回は外国航路のため温度設定が低めということも聞き、行かなかった。興味はあったんだが。
寄港地での移動や観光についてお聞かせください。
シドニー
シドニーはいつもローカル観光には困らない。
今回は植物園の散策。
ダーウィン
ダーウィンはバスもあるが、街まで歩ける。15分ぐらいか。途中のウォーターフロントの高級アパート群を抜けて行くのも楽しい。
市街もショッピングアーケードや役所、図書館、公園等普通に歩ける範囲にある。
地域柄、時期によってはスコールがあるので注意。
コタキナバル
港から市街までは歩いて30分かからない。
両替は市内のショッピングモールにいくつもあるので、店頭表示レートを見て良さそうなところですればいい。
ちょっと離れた観光地(イスラムのモスク)にローカルバスで行こうと停留所で待っていたが、全然バスが来ず、係員に英語が通じない。結局時間を無駄にしただけでバスは諦め。
その後ウォーターフロントを散策し、最後に帰船時間が微妙だったが、決断して近くのタクシーと交渉、上記モスクへ寄って船まで連れて行ってもらった。
フーミ(ホーチミン)
船のツアーで、港からホーチミンまでの往復のみのバスを利用。
ホーチミンでは解散集合場所の高層ビルを皮切りに自分たちで散策。噂通り、道路を横断するタイミングがむづかしい。
有名な観光地を歩ける範囲で踏破。
ベトナム戦争博物館は一度は行くべき。
ニャチャン
同じ船の乗客同士10人ほどで、あらかじめ頼んでいた現地ツアーを購入(今はネット上でそんなこともできる)。現地のツアー会社の、多分社長が自ら案内でいろいろ回ってくれた。
緻密な刺繍、おなじみのござ編み、笠帽作り、ライスペーパー作り、広大な田んぼ(まあ普通の日本人には珍しくなく、むしろ懐かしい)、お寺と併設の孤児院学校、巨大大仏、ローカルの古民家での昼食、ローカルの川下り、最後は港近くの町でちょっと買い物と盛りだくさん。
この社長さん自身、現地ではそれなりにいい暮らしをしていると見受けられたが、孤児院の先生に対する尊敬の態度とかを見ていて、社会の中に温かいものがあるのを感じた。
香港
港からショッピングセンター行きの無料シャトルが出ているので、まずはそれで港を脱出。
ショッピングセンターを適当に冷やかしながら、まずはビクトリアピークのケーブルカーへ。これがすごく並ぶ。別料金を払ってツアーに参加すると早く乗れるらしいが、とりあえず普通の列で。
ケーブルカーの支払いで、カードを使えるか聞いたら、現金を持ってないのかと聞かれた。持っていたので現金で払ったが、カードしかないと言ったら使えたのだろうか。
その後は地下鉄やフェリーや徒歩で行きたいように行く。
最後はまたもやショッピングセンターから無料シャトルで港へ行けるが、時間に余裕をもたないと、心臓に悪い。われわれもちょっとギリギリで、一緒に待っていたいくつかの家族は安全のためタクシーをつかまえて帰っていた。
出港は夜遅くだが、待つ価値あり。世界一の夜景というのもうなずける。
大阪
天保山岸壁は近くに海遊館やモールもあり、コンビニも近い。
地下鉄の駅も徒歩5分ぐらい、案内表示もあるので、日本人なら迷わない。
大阪には住んでいたので、市内に行くより、むしろウォーターフロントの近場を楽しんだ。
渡し船(公道の一部扱いなので無料)に乗ったり、その先のUSJ(の裏側)に行ったりして面白かった。
清水(静岡)
清水港は二回目、前回は魚を堪能したが、今回は寿司博物館の近くの寿司屋で堪能。
JR清水駅まで歩いて、地方都市の衰微を感じながら日本の将来を思う。
帰りは駅前(南口)から港まで無料シャトルが出ている。
横浜
大桟橋から桜木町まで無料シャトルが出ている。
予約・手配に利用した事業者の対応や利便性はいかがでしたか?
予約については、冒頭に書いた通り。
後日談だが、乗船後船室内のテレビ情報システムに不具合があり、船長判断で乗客全員にクレジットが付与された。通常のオンボードクレジットは返金不可だが、このクレジットは返金可。オンボードクレジットは使い切ったが、この後付けクレジットの一部は残ったので、返金してくれた!
今回のクルーズは、どのような方にオススメですか?
23日間の航海で、実質寄港は三ヶ国四ヶ所だけ。リポジショニングのシーデイを楽しめる人向け。
それでも、わたしはもっと船のシーデイを楽しみたかった。
余談だが、横浜が近くなると、この後の日本クルーズに向けての船内の一部改装が始まり、日本語の表示プレート、一般トイレの洗浄便座の設置等が行われるようである。そういう裏方の仕事を見るのもちょっと面白い(降りる側としては悲しいが)。
更に、興味深い出来事としてここに書いておくと、ある夜午前2時ごろ(!)船内全室放送で、船長から、「エンジニアの誰某、乗船していたらすぐに連絡するように」という放送があった。乗客のほとんどはこれで目が覚めたはず。多分、船外の作業か何かの途中で姿が見えなくなったのであろう。その後の連絡で、無事だったようだが、落船の深刻さを窺わせる出来事であった。
ステキな長旅。
家族がメルボルンに在住ですので この辺のコースを物色中です。
楽しく拝見しました。
クルーズの最後のせつなさはたまりませんね~
コメントありがとうございます。
日本行きの長いクルーズだと、こういうリポジショニングか、世界一周または環太平洋クルーズ(の一部分売り)になるようです。日本行きのリポジショニングは、シンガポールあたりからが多いみたいで、オーストラリアまで伸びているのは少ない気がします。でも探せばあるでしょうね。
2020年は、東京オリンピックの前後で、オセアニアから東京往復が出るようです(プリンセスクルーズ)。
ありがとうございます。
検討いたしますね
コメントを投稿する
コメントを書く