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クルーズマンズではじめよう
なぜ、今回のクルーズを選ばれましたか?
今回はミキツーリストのチャーターによるクルーズ。
セレブリティ・クルーズの船には乗船したことがなく、日本発着クルーズには2年以上乗船していなかったし、日本の寄港地での受け入れ状態も見て回りたいと思い、申込みしました。
最近は遠い異国の地でのスリル満点の個人旅行によるクルーズばかりだったので、たまには日本近海を気楽にノンビリとクルーズするのも良いかと思いました。
今回は「日本クルーズ&フェリー学会」の外航クルーズ研修会での参加なので、クルーズ中は船舶に関する専門家の講演があったり、学会員や船旅の達人と一緒にクルーズして交流できるのも楽しみの一つでした。
実際にご乗船されていかがでしたか?評価とご感想をお聞かせください。
お食事、ダイニング
セレブリティ・クルーズの食事は『美食の船』がキャッチフレーズ。特に世界で初めてのプロジクションマッピングによる3D方式のモダン創作料理・クイジーヌが面白かった。今回は在米生活30年の実力派日本人シェフも乗船し、アジア料理を監修しており、ビュッフェレストランのカレーライスは絶妙の味でした。
夕食は17:30と20:00の2回制になっており、メインレストランのテーブルは固定ではなくレストランに入った順番にグループ人数に応じてテーブルが割り当てられます。
無料レストランで食事していると盛んに有料レストランを勧誘され、少し高め料金設定の有料レストランに注力。スイートクラス専用とアクアクラス専用のレストランが設けられ差別化されているのには不満。
メインレストランでアルコール類をオーダーするとシーパスカードを奥に持って行ってしまい、飲み物を持って来るまでシーパスカードが返却されずスキミングされるのではないかと心配になりました。半年前に乗船したニューアムステルダムではタブレット端末によりその場で清算されたのにセレブリティクルーズは対応が遅れていると思いました。
サービス、スタッフ
クルーでは一般的なフィリピン人よりもインドネシア人が多い。スタッフは70ヶ国から集うも連携が良く取れていて、言葉を交わすスタッフ全員が日本語の挨拶言葉を自然に発していたのには感心。
舞鶴港や青森港入港の時は最船首にあるヘリパッドが開放され、心地良い潮風を浴びながら入港シーンを満喫。船側の粋な計らいが嬉しかった。(秋田港は雨天で開放中止)
お部屋
海側バルコニー
コンシェルジュクラスのベランダ客室を利用しましたが、ツインベッドは幅が狭く、細身の日本人でも狭く落ちそうに感じました。
2年前に大改装されてシャワー室は透明のアクリル板で仕切られ快適ですが、クローゼットは狭く家具の使い勝手が悪かった。
船内の施設、アクティビティ
特にミキツーリスト手配によるダンスレッスンが素晴らしかった。飛鳥Ⅱ、ぱしふぃっくびいなす、ピースボートなどの世界一周クルーズでダンスレッスンの実績もある日本舞踏教師協会の認定教師が4名乗船し、親切丁寧にレッスンが行われ、9日目と10日目にはダンスパーティーも催され参加者にとっては中味が濃い満足度の高い内容でした。
ショーは毎晩ジャンルを変えて催され、14名のダンサーによるブロードウェイスタイルのショーやプロダクションショーや元オリンピック金メダリストによるアクロバットショーは圧巻でした。
寄港地での移動や観光についてお聞かせください。
横浜
船内の寄港地案内コーナーでは発着港である横浜もコーナーを設け、担当者が横浜港の絵葉書や観光資料を揃えて対応。
大さん橋から乗船し、大黒埠頭で下船しましたが、無料シャトルバスは帰って来る時だけ。どうせなら有料でも良いから乗船時もシャトルバスを走らせて欲しい。その方がバス会社も喜ぶ筈。
今回初めて大黒埠頭クルーズターミナルを利用しましたが、将来を見据えた埠頭の長さやクルーズターミナルのスケールの大きさに流石は横浜港だと感心しました。
広島
五日市のクルーズターミナルから宇品の旅客ターミナルまではタクシーで移動。
宇品から呉までの往路は石崎汽船の「旭洋丸」、復路は瀬戸内海汽船の新造フェリー「シー・パセオ」に乗船。呉の大和ミュージアムはあいにく火曜が定休日で見学できなくて残念でしたが、「シー・パセオ」は素晴らしく斬新な内装の船で40分の船旅では降りるのがもったいない位でした。
広島市内では広島電鉄一日乗車券(600円)を利用し、市電を乗りまわり車内から車窓を楽しみました。
北九州
小倉駅から行橋駅まではJR九州の特急ソニックで移動。令和の時代になって初めて誕生した『令和コスタ行橋駅』を訪れてみたくなり、JR九州と平成筑豊鉄道に乗って乗り鉄の旅をしました。直方からは蓄電池の電力で走るDENCHAに折尾まで乗車し、小倉に戻って来ました。
釜山
釜山には何度も訪れており、慶州をはじめチャガルチ市場や国際市場や梵魚寺には訪れているので、クルーズターミナルから歩いて釜山駅へ(釜山駅まで2km足らずの道のりなのに船側が手配したシャトルバス料金は往復16ドルには疑問)。地下鉄一日乗車券を利用し、多大浦海水浴場と海雲台海水浴場まで行ったりして、乗り鉄をしました。
舞鶴
西舞鶴駅までは無料シャトルバスを利用。JRで東舞鶴駅まで行き、レンタサイクルを利用し、赤れんがパークや海軍記念館を見学した後、五老ケ岳に上り近畿百選に選ばれている俯瞰的な景色を満喫しました。クルーズターミナルに戻ってからは空いた時間に港界隈のお寺を散策し、とれとれセンターにも行きグルメしました。
金沢
金沢も何度も訪れているのでIRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道に乗って富山に遠征。LRT電車の富山ライトレールに乗って岩瀬浜まで行き、北前船廻船問屋の面影が残る富山伏木港界隈を散策して来ました。
秋田
秋田港からは「秋田港クルーズ列車」に乗って秋田駅へ。秋田駅からは秋田在住の親友に角館を案内してもらいました。土砂降りになった秋田市内を上手く切り抜けて、傘をさすこともなく角館の武家屋敷通りを散策。比内地鶏親子丼と稲庭うどん、いぶり漬けを賞味しました。秋田港に戻ってからはポートタワーセリオンに昇り、海抜100mから360度の眺望を楽しみました。
青森
青森市内や弘前、奥入瀬、十和田湖には訪れたことがあるので東北新幹線に乗って岩手県二戸まで遠征。二戸駅に到着したら九戸城跡に行く予定でしたが、短時間で歩いて行って帰って来れる場所ではなく、駅前を散策しただけで復路はIGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道に乗って青森に戻って来ました。最終乗船時間までの空いた時間にねぶたの家ワ・ラッセを見学。青い海公園の海岸をセレブリティ・ミレニアムの写真を撮りながら歩き、青森県観光物産館アスパムの展望室に昇り、360度の眺望を楽しみました
予約・手配に利用した事業者の対応や利便性はいかがでしたか?
今回は外航クルーズ研修旅行と銘打ったツアーだったためか、乗船書類一式は同じキャビンの同室者には送られず、代表者に二人分が送られてきました。問い合わせの電話番号は明かされず、メールかFAXだけの対応で不親切に感じました。
ミキツーリストのチャータークルーズだったのでミキツーリスト社員も乗船し、サービスに努めていた事や全ての寄港地担当者を招集して船内で寄港地観光の案内を実施したり、今迄のクルーズでのダンスレッスンとは一味違う社交ダンスレッスンを独自に企画した事は評価したい。
今回のクルーズは、どのような方にオススメですか?
飛鳥Ⅱ、ぱしふぃっくびいなす、にっぽん丸やダイヤモンド・プリンセス、コスタネオロマンチカに既に乗り、違った外国客船を乗り比べてみたい人。
横浜発着で本州一周し、太平洋側と日本海側の色々な港に寄港するので鉄道や飛行機で行く旅とは一味違う旅が味わえます。
今回のミキ・ツーリスト チャーターによる「新セレブリティ・ミレニアムで航く日本周遊クルーズ2019 は各寄港地から
自治体職員、JR職員まで乗船し今後寄港する情報、過ごし方をゆったり船内で時間のある時に、乗船客が聞ける・・
これは本船主催のエクスカーション利益を損なうので現在日本発着で航行している他クルーズラインとは完全に
一線を画しておりますが、これは正に「クルーズ振興を通じた地方創生」の持続可能な三方良しのモデル。
そこを意識して柴田さんらしく、鉄道を使ったり、港の隣県で出かけたりとこれもまた画期的な寄港地観光ですね。
現在国土交通省港湾局クルーズ振興室、全国クルーズ活性化会議などで様々な要望が出て机上で意見交換してますが地方自治体の故郷振興の為に頑張る現場第一線で頑張る若手職員には国の指針、方向性が十分伝わっておらず
残念な状況です。写真にある様な「これからの観光立国日本を背負って立つ若い方々」の為にクルーズ振興を通じた
地方創生で頑張って頂ける仕組みづくりを国に謹言し、つくりあげていこうではありませんか!
今回クルーズの船内での寄港地観光案内は画期的です。こんな事は日本で初めて!
各寄港地の担当者も乗船し、一緒にクルーズを体験しながらの地元PR。しかも第一線で頑張っている若手の人達が参加。多忙の中、よくぞこんな事が実現できたと思います。
通常なら寄港地に着いてから限られた時間でガイドマップや観光案内を手に入れてから観光開始。
今回は暇を持て余す終日航海日などに寄港地情報を余裕をもって調べたり地元の人に相談したりできました。各寄港地の担当者が参集した事で今後の情報交換にも大いに役立つと思います。
今迄は各港においては試行錯誤で乗船客の歓迎をしていたと思いますが、今後は乗船客の目線に立って客船誘致や歓迎する事も出来ると思います。いよいよ日本にもクルーズブームが到来するような息吹きを感じます。
今回の船内での寄港地観光案内を企画し、全ての寄港地の担当者を呼び集めたミキツーリストとこれを容認したセレブリティクルーズに拍手を送りたいです。
柴田さん、横浜発着のセレブリティ・ミレニアム(CM)での日本一周クルーズ。各寄港地での精力的な観光のレポ等楽しく拝見させていただきました(^_^) 富山での「ほたるいか天丼」は、食べたことがないですが、実にうまそうですね。CMも乗りたい客船の筆頭になってきました(^_^)
mr.capt_jimaさん こんにちは!
元々は鉄道マニアなので、寄港地では乗り鉄するようなパターンになってしまいました。
今回は釜山にワンタッチするだけで8日連続で違った港に寄港する今までとはひと味違うクルーズでした。勝手知ったる国内旅行が殆どなので、ついつい動き回り積極果敢なクルーズになりました。お蔭で食べ放題・飲み放題状態であったにもかかわらず体重の変動はゼロでした。
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