非日常のクルーズ旅行をもっと身近に。
クルーズマンズではじめよう
なぜ、今回のクルーズを選ばれましたか?
横浜発着でGWに丁度収まる日程だったため。
(日本人の乗客数は1944人だったそうです)
キュナード・ラインの人気エリア
実際にご乗船されていかがでしたか?評価とご感想をお聞かせください。
お食事、ダイニング
メインダイニングはブリタニア・レストランでしたが、お料理は可もなく不可もなくで、味付けは薄味を好む私にはやや濃く感じました。
日本発着を意識してか、牛丼やカレーと言ったメニューも主菜の選択肢の一つになっていました。但し、フォークとナイフで頂く牛丼を奇妙と思うか、西洋人がイメージするとこうなるのか、と楽しめるかは人それぞれの主観の問題かと思います。
リド・レストランは早朝から深夜まで何かしら食べ物や飲み物を調達することができ、便利です。品数は豊富で、朝食には納豆も置かれていました。
フルーツ・ベースのスムージーはお勧めですが、人気のため品切れになりがちです。3〜4種類あるようですので、見つけたら確保しておくことをお勧めします。
オムレツは、対面でプレーンを始め、希望の具や焼き方を指定して調理して貰うことができます。
チーズの種類が豊富なのもキュナードの特徴だと思います。船に依っては、単価の高いチーズを余り置いていない場合もあります。
別料金のザ・ベランダを乗船前にWeb予約しました。
28日間熟成肉のステーキは絶品でした。
また、オーストラリア和牛マーブルスコア9のステーキは、口に中で溶けてなくなると言う初めての体験で、脂っこさも無く、美味しく頂きました。
ライオン・パブではパブ・ランチだけで無く、パブ・ディナーを頂きました。熟成肉のハンバーガーは食べ応えがあり、肉の味を楽しめました。パブ・ランチは人気で混み合いますが、パブ・ディナーは余り知られていないため、人はまばらです。
ディナーもランチも食事だけなら無料です。
また、カフェカリンシアのランチも殆ど知られていないため、ゆっくりと食事をすることができます。
生ハムの盛り合わせや、野菜のグリルはビールが欲しくなりますが、食事だけなら無料です。
サービス、スタッフ
レストランのスタッフは、総じて昨年よりは落ち着いてサーブしている印象でした。
ハウス・キーピングのスタッフも、個別にお願いした細かいリクエストにちゃんと対応してくれました。
ヨーロッパや北米で乗船したキュナードの船に比べると、日本発着ではフレンドリーと言う点では少し不満に感じることがありました。実はアンケートで、英語が判らないのにレストランやキャビンでスタッフに話し掛けられて困惑した、と言う内容が少なからず挙げられるようです。そのため、外国人スタッフ側がフレンドリーに話しかけることを控えているらしい、と聞きました。
残念ではありますが、乗客からの要望に応えた結果、となれば止むを得ないかもしれません。
一方、昨年よりも日本人スタッフが増え、気さくに会話やサポートをしている点は好感が持てました。
お部屋
海側キャビン
アウトサイドの窓付キャビンでしたが、カーテンの遮光性が高く、日が上がっていることに気が付かない程でした。
壁と天井にはマグネットが付くため、フックの付いた磁石を持参し、加湿を兼ねて洗濯物を干していました。
キャビンには、シャワーしかありませんが、5秒程で温水に切り替わりました。
エアコンの調整もしっかりと機能しており、不自由はありませんでした。
コンセントは、日本と同じ形状のものがキャビン内に2箇所、バスルームに1箇所あり不自由しませんでした。
今回は、Out putが2口あるパススルー方式のモバイルバッテリーを持参しました。
パススルーは、モバイルバッテリーに充電しながら、USB出力でデジカメと携帯に同時に充電できるもので、便利でした。
船内の施設、アクティビティ
タンゴやワルツなどの社交ダンスクラスに加え、ズンバやラインダンスなど、若い人も参加し易いイベントが増えたようです。
託児施設もありますが、総じて子供の数は少なく、大人向けの船と言う印象は維持されていました。
アクティビティとしては、シャッフルボードや輪投げ、ダーツ、パドルテニス、ゲートボール、ボーリング、トリビアなどのゲーム大会の他に、人数限定のフェンシング体験や材料費のみ実費が掛かる水彩画や手芸などのクラスがあります。
公海に出るとカジノで一攫千金を狙えるのも、外国船ならではですが、日本人はカジノ慣れしていないため、楽しんでいる人は多くはありませんでした。
外国船は一般に、船代を下げてお酒とカジノで売り上げを稼ぐそうです。
ビンゴもカードを有料で購入し、その売り上げが最初にビンゴになった人への賞金となります。いわゆる、何処でも5個並べば勝ち、と言うのではなく、ディーラーがヒットする位置を指定します。両サイド縦一列の計10個の指定だと、中央は関係ありません。また、25個全部と言うこともあります。商品がオンボード・クレジットで支払われます。
4月30日の夜には、クイーンズ・ルームで平成から令和に向けたカウントダウン・パーティで大いに盛り上がりました。同行者が密かに持参した、平成と令和のカードは一緒に写真を撮りたいと言う乗客も居て好評でした。
このカードは、翌5月1日の令和を祝うパーティでも、サイモン・ラブ船長が持ってポーズを取ってくれたため、多くの方の写真に収まった事と思います。
いつも思うのですが、日本人の土産物文化は浸透していません。船の形のクッキーや煎餅を船の写真のパッケージで販売すれば、1回の航海で何千個単位で売れるのではないかと思います。
寄港地での移動や観光についてお聞かせください。
横浜
大黒埠頭に新ターミナルができた、と聞いていたのですが、チョットがっかりしました。テント倉庫のような形で、一般の人や見送りが近くに寄れないため、ブラスバンドの出航セレモニーはありましたが、地味な印象は否めません。
広島
ゆっくり宮島まで行き、干潮を待ち、鳥居の足元まで行くことができました。
さすがに10連休と言うこともあり、人出は多く、宮島では参拝までに1時間程の列ができていました。
釜山
釜山港からシャトルバスでチャガルチ近くまで行き、釜山タワーまで歩きました。
シャトルバスが到着するスタバ前のエリアにはボランティアの日本語案内の方が3〜4名居て、地図を配布して目的地までの経路や交通手段の相談に乗って頂けるようになっていました。
その後、焼肉とアワビ粥を食べ、船に戻りました。
長崎
路面電車の一日券を使い、市内を回りました。
茶碗蒸し発祥の店として知られる、吉宗は昭和2年築の座敷が2階にあり、ノスタルジックな雰囲気の中で食事ができます。
予約・手配に利用した事業者の対応や利便性はいかがでしたか?
いつものことながら、細かい情報など、乗船客の目線で対応して貰える点は、船専門の旅行会社のメリットだと思います。
今回のクルーズは、どのような方にオススメですか?
大人の船旅、と言うイメージを楽しみたい方向けです。
幼い子供連れや体を動かすイベントをガッツリ楽しみたい方には、お勧めしませんし、ゆったりと船旅の雰囲気を楽しみたい、と思っている他の方の気持ちを損ねることになるかもしれません。
一方、CUNARDと言う船会社が持っている歴史や背景、英国王室やタイタニックとの関係などを事前に調べておくと、何故世界中に愛好家が多く、一目置かれる存在なのかが判り船旅自体を楽しめると思います。
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