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クルーズマンズではじめよう
なぜ、今回のクルーズを選ばれましたか?
沖縄発着の就航から横浜発着に切り替えるためのポジショニングであるため、インサイドの5泊6日で$266+港湾利用料等$190と言う魅力的な価格が出たため、申し込んでしまいました。
MSCクルーズの人気エリア
実際にご乗船されていかがでしたか?評価とご感想をお聞かせください。
お食事、ダイニング
ディナーのメインダイニングはLighthouseでしたが、昨年5月よりも1皿の盛り付けが少し少なくなっているような印象を受けました。味はやや濃いめに感じました。
サーブされた時点で、スープの表面やソースの状態から盛り付け後に少し時間が経っているのでは無いかと思われることが何度かありした。
サーバーさんはテーブルの間を常に動いているため、1人で担当するテーブル数が多く、手が回っていないのかもしれません。
ショートパスタは味も食感も良かったのですが、ランチでオーダーしたペペロンチーノはパスタがボソボソで味も風味もイマイチで、オーダー間違ったかと思いました。イタリア船でこれは無いだろう、と言う印象を受けたのでちょっと心配です。
「本行程はポジショニングのため、サービスの質を落として安価なクルーズを提供しています」、と言う前提であれば諦める気にもなるのですが・・・。
バフェのマーケットプレイスは中国からの乗客を意識して中華が以前よりも充実していたように感じました。点心も日替わりで、美味しく頂きました。中華麺はスープだけでも出してくれたので、点心の餃子を入れてスープ餃子風にアレンジしたところ、非常に合う組み合わせでした。タイミングなのか、その餃子を見たのはその時だけでした。
この点心とチーズ、それとクロワッサン他のパンは美味しかったです。
MSCについては、欧州クルーズでの評価は高いように思っています。スプレンディダも良かったと言う話を聞きますので、コロナが明けてベリッシマになってから、やや思惑が違った日本仕様のサービスになっているのでしょうか?
サービス、スタッフ
2023年の5月に乗船した際は、日本発着の就航直後であったこと、ダイニングのサーバーに新人が多く不慣れであったこと、担当するテーブル数が多くテーブル同士の間隔が狭かったこと、ゲストの肩越しや正面からサーブすること、皿の手渡しなどによりLighthouseのディナー時のサービスは十分と言えるものではありませんでした。今回の乗船では、お皿をサーブする作業には慣れたようで、オーダーを間違うことはありませんでしたが、その他は殆ど改善されているようには感じませんでした。
乗客数が3500人程度で満室にはなっていなかったために、サービスに多少の余裕はあったようです。
それでもランチでLighthouseを利用した際には、途中でサーブが止まり、視界に入る40〜50卓のテーブル周りにサーバーが誰も居ない状態が数分続きました。ヘッド・サーバー2名はステーションで立ち話をしてテーブルを見ておらず、気付いていません。
何かイベントでも始まるのかとも思いましたが、そう言う訳でもなさそうなので、ヘッド・サーバーに声をかけると、サーバーはオーダーした料理を厨房に取りに行っているとのことで、取り合ってくれませんでしたが、暫くその状態が続いたため、空いた皿を片付け始めました。
見える範囲に10人位居ても不思議では無いサーバーが誰も居ない状況を変だとは思わず、何もしないヘッド・サーバーにも違和感を感じました。
知人の話では、船内新聞を持ってきた客室係にチップを要求されたそうです。こんなことは通常のサービスで、自動的にチャージされる船会社指定の船上チップに含まれるはずです。
Guest Serviceには、日本語の話せるスタッフが増えているようで、待ち時間も短縮されていました。
乗船日には、ルームキーにクレジットカードを登録する機械の横に専任のクルーが付き、サポートしていたため順番待ちの列には常時10人ほどが並んでいましたが、進みは早く以前よりも改善されていました。
船内放送は英語、中国語、日本語の3か国語で行われ、今後増える上海発着クルーズで中国から乗船する乗客を意識していることが判りました。
お部屋
内側キャビン
キャビンは引き出しが少なく、クローゼットも狭いため、衣類の整理には工夫が必要です。マグネットは、壁や天井に付きますから、針金ハンガーをセットで複数持って行くと便利です。
シャワーブースはカーテンではなく、透明な扉でシャワー中にカーテンがまとわり付いてくることなく、快適です。
充電用のコンセントは日本と同じ形状のコンセントとUSB端子が複数あり、携帯やカメラ、予備の充電器などを複数同時に充電することができます。
船尾のインサイドのキャビンでしたので、フロアを移動する際には船体中央付近のエレベーターか階段を利用することになります。事前判っていることなので気にはなりませんでしたが、後方にもエレベーターがあると便利だと思います。
冷蔵庫には有料の飲み物が入っていますが、避ければスペースを作ることができます。ただ、下船日の前夜に清算のためにロックが掛かりますので、私物は事前に出しておく必要があります。
船内の施設、アクティビティ
プロムナードとなるとガレリアでは毎晩ダンスパーティが開かれます。巨大クラブ状態となり、大勢で盛り上がれるのはこの船の特徴です。ホワイト・ナイトやスペース・ナイト、イタリアンと言ったテーマが設定されて、テーマに合わせたコスチュームや装飾品を身に付けて楽しむことができます。
昼間もゲーム大会やダンス教室、ラインダンスなどが行われています。
プールサイドの右舷側が全面喫煙可となっていました。以前は角のテーブル2〜3卓分だったように思いますが、かなり広げられたようです。喫煙率の高い国の乗客対応と言うことのようです。
今回は沖縄出航後に台湾の基隆に入港し、基隆発着で乗船した乗客が1,200人程下船し、新たに300人程が乗船したと聞きました。
そのため、初日の出航後にオープンしたカジノは結構賑わっていましたが、台湾からの乗客が大勢下船した後は日本人の比率が高くなり、カジノが閑散としていました。
クルーズ船では、乗船料を安く抑えてアルコール類とカジノの売り上げで利益を出すと言いますが、カジノ慣れしていない日本人が多く乗船する航路では採算が悪く、撤退、縮小するクルーズ会社が多いのかもしれません。
避難訓練では最後尾付近のキャビンは緊急時のみ開けられる扉を通り、秘密の階段を使って集合場所に行くことになっていましたが、この階段が使えず、中央付近の階段を使ってかなり遠回りする形となりました。訓練時は万が一に備えて通常と異なる通路が指定されているのであれば、そこを使わなければ緊急時に使える訳がありません。形式的な訓練にしては大掛かりなのでちょっと疑問が残りました。
寄港地での移動や観光についてお聞かせください。
那覇(沖縄)
空港から有料の送迎バスが出ていましたが、ゆいレールで県庁前まで行き、そこからタクシーで那覇第二クルーズバースまで行きました。タクシー代は1600円でした。
本当は、県庁前から第二クルーズバースまでの無料送迎バスに乗れるか、と思っていたのですが、乗船券ではバスに乗れず、チェックインと共に受け取るクルーズカードの提示が必要とのことでした。
那覇第二クルーズバースはRoyal Caribbean International(RCI)とMSC専用の桟橋のようです。RCIは上海発着で頻繁に那覇に入港するようです。もう少しターミナルの利用頻度が増えればターミナルへの移動の足も確保し易くなるのだろうと思います。
一旦乗船してしまうと県庁前まで無料の送迎バスが利用できるようになりますので、荷物の多い乗船客向けのサービスにもう、沖縄側とタイアップした工夫がもう少し欲しいです。
基隆 / 台北
基隆の港から歩いて回れる範囲の散策と買い物をしました。港から徒歩で15分位の所に基隆廟口と言うお寺の参道のような、夜市もやっている場所があります。雰囲気や買い物を楽しむことができます。
東京
観光ではありませんが、東京国際クルーズターミナルは新しい建物ですが、通関までに結構歩き回らされ、登り下りが多い印象を受けました。
シャトルバス乗り場は便利ですが、モノレール乗り場までは何もなく、遠く感じます。
横浜の大黒埠頭よりはマシですが、建物自体の利便性は、横浜の大桟橋に一票と言う感じです。
今後は、豊洲の千客万来や銀座界隈へのシャトルバスなどが充実することを期待します。
今回のクルーズは、どのような方にオススメですか?
どのような世代でも楽しめると思いますが、カジュアル船なので期待し過ぎ無いことが大切だと思います。ファミレスに過度な期待をしないのと同じような感でしょうか。
特に子供連れの家族には、ファミレス相当の気遣いと言う辺りが良いかもしれません。
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