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クルーズマンズではじめよう
なぜ、今回のクルーズを選ばれましたか?
クイーン・エリザベスが3年振りに横浜港に帰って来て新たにオープンする大黒ふ頭新国際客船ターミナルのこけら落としで初の横浜発着クルーズが実現する。
しかも寄港予定の函館、秋田、金沢、熊本(八代)は初寄港のため入出港の歓送迎風景も愉しみで期待出来るクルーズになりそうである。
キュナード・ラインの人気エリア
実際にご乗船されていかがでしたか?評価とご感想をお聞かせください。
お食事、ダイニング
キュナードラインのブリタニアクラスの食事は今までの経験上あまり期待はしていなかったが、食材、味共にセレブリテイ、ホーランド、プリンセス等プレミアム船クラスの方が上と感じられる。
特に今回朝食のリドレストランでのバッフェの品数の少なさ、補充のタイミングの悪さ(空になったトレイへの補充に時間がかかる)、テーブルの食器の片づけの要領の悪さ等他のお客さんからも不満の声があちらこちらであがっていた。
朝は日本食のご飯(少し芯のある固めのご飯)お味噌汁(豆腐、ワカメ)沢庵、福神漬け、納豆、海苔が用意されていたが、みそ汁も空、御釜も空のことが何度もあった。
ふりかけ等の持参がおすすめ。
とにかくスタッフの頭数が足りないのでサービスには大いに不満であった。
スペシャリテイレストランのザ・ベランダは食材、味共に満足出来たデイナーであった。
ドレスコードはガラ・デイナー(フォーマルデイナー)ではキュナードらしくタキシードの着用率はおおよそ70%以上(今回初めてのキュナード体験者が多く旅行代理店からフォーマル衣装の注意があった模様)スマートアタイアー(インフォーマルのデイナー)もジャケット無しでは入口でレストラン使用を断られていた。
サービス、スタッフ
今回は日本発着で乗客も70%以上が日本人客のため、フロント等要所要所には日本人スタッフが配置されていたので言葉の点ではほとんど不自由はしなかった。
ただ、ルームスチュアートが廊下等ですれ違っても愛想が悪く、挨拶をするスタッフが半分程度、以前より教育の質の低下が感じられた。
挨拶は最低限のマナーだと思うが・・・
ブリタニアレストランデイナーでのスタッフは今回愛想も良くサーブも今までのキュナードで一番好感が持てた。キュナードのサービスは人により結構ばらつきがある。
お部屋
海側バルコニー
バルコニールーム使用、シャワーが固定式とクローゼットに棚が少ない点を除けば満足。
只、今回のルームスチュアートは初日から問題だらけ今までのクルーズ経験の中でも最低の部屋係であった。
最初に部屋に入るとキュナードのおもてなし、スパークリングワインがいつも用意されているはずであるが、今回アップの写真のようにグラスと氷の入ったワインクーラーがテーブルに用意されているがボトルが入っていない。そのうち挨拶に来る時持って来るのかと思ったが18:00の出航時間になっても挨拶来ないワイン届かない。
フロントでその旨と、ブランケットの追加をお願いしてセカンドシーティング(19:45)のデイナーへ食後部屋に戻ったがまだ両方とも届かず、再度フロントに催促してシアターにその後部屋に戻るとワインだけが氷の溶けたワインクーラーの横においてあったがブランケットは結局届かず。翌朝再度フロントにクレーム、夕方にやっとブランケットが届く。
それとワイングラスを見るとなんと口紅の汚れの跡がついいたままのグラスであった。
その後もいくつかトラブルが続く、ここまでひどいのはこの部屋の担当だけだと思うがキュナードの教育のレベル低下を見せつけられた。
船内の施設、アクティビティ
ダンス好きの乗客が楽しみにしている生バンドでのクイーンズルームのダンスタイムは今回大勢のお客さんで毎晩まるでイモ洗い状態、一部のキュナードリピーターのダンス好きの方はゆっくり優雅なダンスタイムを過ごせなかった様であった。
自慢のロイヤルコートシアターでの今回の一番の盛り上がりは函館で歓迎のためにシアターで演奏してくれた遺愛女子高校のブラスバンド演奏でスタンディングオベーションは凄かった。
ガーデンラウンジでの読書や、友人等との語らい、コモドアクラブでのナイトライフ等はキュナードらしさを味わうことが出来る。
寄港地での移動や観光についてお聞かせください。
横浜
今回QE初めての横浜発着で大黒ふ頭新ターミナルのこけら落とし記念クルーズであったが大黒ふ頭立ち入り制限で送迎のイベントも見送りもほとんどなく寂しい出航風景で期待外れであった。
せっかくQEに来てもらったのだから林横浜市長も何とか対応策を考えて欲しかった。来年秋からQEは横浜を離れ小池都知事の頑張りで東京港の新客船ターミナルからの発着になるとか。
函館
函館港はQEの初寄港、消防船が歓迎放水で出迎えてくれる。
港まちふ頭では法被姿の大勢の子供たちがよさこいソーランや函館名物イカ踊りで出迎えてくれ、見送りは地元遺愛女子高校の生徒がシアターで素晴らしいブラスバンド演奏をそしてふ頭ではイカ踊りで見送ってくれた。
市内での観光は路面電車の一日券(@600)を購入、朝市見学、湯の川温泉、五稜郭公園、赤レンガ倉庫街等を巡る桜は残念ながらまだ蕾。
お昼は地元の鮨金でお寿司を頂く。
秋田
秋田港、ここもQE初寄港、中島ふ頭には大勢の出迎えの人達が。
地元の綺麗どころの皆さんになまはげ、竿燈、そして秋田犬まで大歓迎である。
JR東日本はクルーズ列車を特別に港から秋田駅まで(@200)走らせる。残念ながらPR不足で我々の乗車の電車はお客さんが10名程、秋田おばこの踊りの皆さんや乗客より大勢の駅係員に見送られ秋田駅に出発。
秋田駅からはこれもJR東日本の特別割引料金での角館までのダブルチケット購入して楽しみにしていた武家屋敷の枝垂れ桜観賞に。
秋田港出航時も端縫の衣装に黒頭巾姿での西馬音内の盆踊り、そして大曲の昼花火で見送りをしてもらう。
さすがQEの初寄港、昨年ダイヤモンドプリンセスで訪れた時以上の歓送迎であった。
金沢
金沢大浜ふ頭寄港、初寄港のQEのお出迎えはふ頭には和服の綺麗どころが勢揃い。
さすが加賀友禅の街金沢である。
ミス加賀友禅のお嬢さんと記念撮影後金沢駅前からの直通バスで富山県にある木彫り彫刻の町井波に向かう。
古い街並みと木彫り看板、オブジェが飾られた八日町通りには彫刻師の工房が立ち並び200人もの職人がいるとのこと。
帰りはタクシーとJR利用して高岡経由で金沢に戻る。
金沢港出航はよさこい踊りと大漁旗に見送られる。
境港(鳥取)
鳥取県の境港港昭和南岸壁寄港、ここもQEは初寄港、残念ながら今回のクルーズ初めて雨の中での入港。
雨の中着物姿のお嬢さんが踊りで出迎えてくれたが、早々にテントの中に。せっかくの歓迎イベントなのにとても残念であった。
ここでは電車で足立美術館見学を予定していたが、悪天候のため変更して丁度牡丹が盛りの由志園を訪れる。駅前から由志園のシャトルバスでの送迎がある。
小雨の中での出航も大勢の人たちが見送りに来てくれる。
釜山
釜山港は国際旅客ターミナルに着岸、国際市場近くのホテル(旧フェニックスホテル)まで無料シャトルが出ている。
釜山は何度も訪れているのでロッテデパートでお土産購入とランチを食べて昼過ぎには帰船。
ダンスと歌でのお見送り。
熊本
熊本県八代外港ふ頭に初入港。
ここでも山鹿灯籠祭りの金灯籠を頭にのせた浴衣姿のお嬢さんたちが踊りでお出迎え、船が予定より早く着いたので歓迎側は大慌て。
八代駅からバスで日奈久温泉へ歴史的木造建築の旅館が残る路地裏散策を地元ガイドさんの案内で巡る。
出航のお見送りは和太鼓演奏、途中からくまモンも加わり賑やかな太鼓演奏、そしてくまモンは船が遠く岸壁を離れるまで手をふり見送り続けてくれた。
予約・手配に利用した事業者の対応や利便性はいかがでしたか?
IACEトラベルさんでネット予約、いつもの担当者の方がメール、電話でサポートしてくれ全く問題無し。寄港地の観光パンフレット等も事前に送付して頂きいつもながら満足の対応をしてもらう。
今回のクルーズは、どのような方にオススメですか?
来年からもQEは横浜、東京発着のクルーズを催行予定であるが、世界で一番有名な客船のイメージがありサービスも素晴らしいのではと勘違いされがちである。
少し辛口になるがブリタニアクラスに関してはカジュアル船レベルのサービスで食事もプレミアム船より劣るレベルと認識して乗船されると良い。
今回も日本発着のプリンセスクルーズ体験者の方で初めてのキュナードを楽しみにされて乗船された皆さんからの期待外れだったとの声があちらこちらで聞かれた。
只、船の施設に関しては世界で一番有名なクルーズ船にふさわしく是非一度は体験して頂きたいクルーズ船でもある。
ドレスアップされボールルームでのダンスやコモドアクラブ、ヨットクラブ等でのナイトライフを楽しむために、ファミリーとではなくご夫婦、カップル等で大人の船の雰囲気を味わって欲しい。
今回は日本人の乗客が70%で約1400名、外国人の乗客は英国、オーストラリア、アメリカの順であった。
超一流といわれたキュナードのサービスが毎年劣化しているのは事実でしょうね。
クイーン・メリー号を除いてスイートルーム以外のシャワーが固定式のままというのも最悪で、世界的な豪華客船というイメージで乗船したら部屋の造りにガッカリする人の方が多い筈。
船の名前だけで来年も集客できると会社側が思っていたら痛い目にあうでしょう!
パブリックスペースのデザインや仕様は素晴らしく、飛鳥Ⅱや他の船を寄せ付けないと思うので会社側には対応を考えて欲しいですね。
mr.junさん、コメント有難うございます。
おっしゃる通りだと思います。
昨今のクルーズブームで誰でもクルーズの旅が身近になったことは歓迎ですが
キュナードラインもカジュアル船並みのサービスで他の船と同じレベルになってしまっては
寂しい限りです。
やはりキュナードラインはクルーズシップの女王としていつまでもクルーズフアンの憧れの
存在でホワイトスターサービスの名に恥じないおもてなしを提供し続けて欲しいと思います。
mr.to様
部屋係個人の問題かも知れませんが、置いてあるのが当り前のスパーリングワインが無かったとは信じ難いサービスの劣化でキュナード好きとしては大ショックです。
サービススタッフも一昔前は東欧系の人が結構多かったのに昨今はアジア系の人の方が圧倒的と聞いていますがその辺も微妙に影響しているのでしょうか。
キュナードらしいサービスが継続していることを祈って近々乗船の予定です。
mr.junさん
サービススタッフ個人の問題か、キュナードの教育のレベルの低下か、前回乗船のQVではブリタニアレストランでのデイナーの際、隣の日本人女性のテーブルで前菜を2品オーダーしたら前菜、メインは1品づつだけと断られました。私のテーブルでも同じように前菜2品オーダーしてみましたが矢張り断られました。
隣の女性と今までは確かOKだったのにシステム変わったのでしょうかと話しながら周りを観察すると外国人(白人)テーブルではどうも違った対応。
翌日キュナードの日本人ホステスさんに尋ねてみると、どうぞ2品でも3品でも注文して下さいとの返答で、テーブルNOを確認注意をしてくれたようでした。
そに日のデイナーで前菜2品オーダーすると何も言わずに2品前菜が運ばれて来ました。
どうも相手をみながらサービスしている感じでした。
次回の乗船では良いスタッフが担当され気持ちの良いクルーズとなることをお祈り致します。
いろいろなご教示と温かいお言葉ありがとうございます。
クルーズが無事に終わりましたら、良くても悪くても口ミニに投稿させていただきます。
Mr. To さん お早うございます。QE乗船中はお世話になりました。今回のQE来航に対する評価に同感です。厳しい結果となりましたが、複雑な構造問題を抱えて居り、我々日本人が期待する様な改善は難しいかも知れませんね。
各港における歓迎振りをきちんとカメラに収められ、流石と思いました。ブリタニアの食事開始と出港時が重なり、ほとんど見ていないのです。横浜港におけるわずか5名の見送り風景は印象的でした。横浜港の気持ちがよく判ります。2014年、大桟橋に停泊した時とヒーバー振りの違いが歴然としています。
来春、QEにもう一度、乗る事にします。地方の港はQEの来航を心待ちにしています。これにどの様に応えて行くかを見届けたいと思います。
mr.kushiroさん
乗船中は色々楽しくお話が出来て有難うございました。
4月28日からの航海は如何だったでしょうか?
日本人の乗客の比率が更にUPしたとか、リド・レストランでの混雑ぶりが目に浮かびます。
アンケートにも記入して来ましたが、来年以降は従来のQEの格調高いサービスを期待出来るのでしょうか?
来年の予約はこの後の評価の様子をみてみたいと思います。
mr.to 様 返事が遅くなりました。丁度、二つの航海分のレポートをあげた所です。ご存知の様に、4/28発では日本人の比率が97%となり、外国人が100名以下となりました。これではっきりした事は大義名分の無いQEには外国人は乗らないと言う事です。
リドはカバーしてくれましたが、ブリタニアが大変でした。こんなパニック状態になるのは、今回限りと思います。よくぞ、押し込んだものと思います。GWの連休が幸いしたかも知れません。
来年はどうなるか? 今度は日本人を押し込もうとしても、今年の事がありますから、そう簡単には乗らないでしょう。と言う事で、来日就航も来年か再来年で終了ではないかと書きました。
私は来年の予約がありますので、一応乗る事にしますが、あまり期待はしていません。何か、大きなモットーとか、目玉がないと、上手く行かないのだろうと見ています。
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