2月14日は船上でもバレンタインデー
下界では(？)バレンタインデーということで楽しい時間を過ごしている方もいるでしょう。こちらは相変わらずの日々を過ごす、世捨て人。 バレンタインデーということで、夕食前に不二家のキャンディとハートチョコレートピーナッツ、船内では夕食にハート形のチョコレートムース付き。また、小袋に入ったお菓子類とバラのドライフラワー１本。家内のお気に入りは「メリーのチョコレート」、タケダのビタミンC 100錠入りも貰いました。
バレンタインデーということでいただきました。チョコレートとバラ。
iPhoneを貸与されました
昨日2月14日にその旨のアナウンスあり。当初、貸与か無償で配布か、わからなかったのですが。少し期待しました。
・現物は旧型６S。操作方法をまとめた解説8ページ（内、半分は英語説明）。
・このiPhoneは厚生省の要請を受けて、ソフトバンク（株）とLINE（株）の協力で貸与。ネットによると今回用意したのは2000台とか。
・貸与の主目的はこのスマホ内に登録されているLINE内のメニューに集約されています。下記に紹介します。
【メニュー】
１：よくある質問（AIが24時間自動対応、詳細メニューから質問を選択する仕組みのようです。）
２：心のケア相談（LINEのチャット機能を使って相談する仕組み。サービス時間は基本的に9:00～17:00と19:00～22:00。時間の変更見直しもあり。）
３：薬に関する要望受付（24時間受付。案内に従い選択して、要望を伝える（録音する？）その内容に薬剤師が対応、必要に応じて薬剤師から連絡あり。）
４：医師からの電話予約する（LINEの通話機能を使って直接医師と相談できる。予約ボタンを選択し、相談時刻を予約。その後連絡先を受け取り、クリックして「お友達追加」を事前にする。予約時間になったら医師から電話がかかってくる仕組み。）
【問題点】
仕組み的にとても便利そうにみえますが、改善の余地は多くあるようです。個人的な意見をまとめてみます。
- 問題点１：スマホを使ったことのない高齢者は使えないツール
想像つくでしょうが、欠点はこれに尽きます。
スマホを使ったこともない方には、とてもハードルが高いですね。側に付いて、使い方を説明する状況でもありません。スマホを持ってLINEを少しでも使っている高齢者は、何となくわかるでしょうけど。
- 問題点２：説明書
もう一工夫でしょうか。普通の災害地の避難場所では、身近に教える方がいますから問題ないでしょうけど。今の室に閉じ込める状況では無理。
突貫工事の編集でしょう、この手順通りに進めていくと掲載画面と実物の画面が異なる。これでは初心者は戸惑います。日常、使っている方は直感的に解決策がわかるでしょうけどね。
- 問題点３：多言語対応ではない（今回は日本語か英語の二択）
使用段階の今は、些細な問題点でしょう。まず、この主要２言語で実際に試用し、運用の大きな問題を洗い出して、多言語対応に進めて欲しいと思います。
話は変わりますが、このクルーズで翻訳アプリを初めて使いました（ベトナム、台湾）。どうにか通じることにビックリです。多言語対応も高いハードルではないでしょう。
【その他】
その他、気づいたことを挙げてみます。
- 応用利用１：電話が使える
貸与スマホに電話番号が与えられ、普通に電話機能が使えます。
- 応用利用２：インターネットが使える
普通にネットが使えます。
ネットTVやラジオも使えるようですが、様々な登録が必要で面倒、中には有料なものもあり、使用料は誰に請求するかしらんと、途中で試行をやめました。
時間があれば、後で腰を据えて再試行しようと思います。
- 応用利用３：ネットに４Gが使える
後で詳細は述べますが、船は、無料Wi-Fiの環境を提供しているのですが、通信回線が不安定で、イライラ。改善に取り組んでいるらしいのですが、まだ不十分。
その点、４Gは安定した高速。
船内アナウンスでも説明がありましたが、「スマホ貸与は初めての試み」、つまり「試行」段階です。様々な課題もあろうと思いますが、今後の糧として、この機会に得たノウハウやコメントを是非、次回に活かしてもらえたらと願います。
初めてのことで、想定外のことも起きると思います。今回の貸与は、特に急な対応だったでしょうから。
（過去の災害でもう少し学んで、準備しとけよ、という思いも少しありますけど）
今後、批判や外野的な批評に負けずに、より良い仕組みを作って、次回の機会に、より効果的に使えるようにノウハウを蓄積して、活かして欲しいと思います。
ネット環境について
そんなにスマホやPCに詳しくない私が、説明しますので、詳しい方にとっては噴飯もの記事かもしれません。
平均的な60代は、こう思うという見方をしていただければ幸いです。
船が提供する無料Wi-Fiは、2月4～6日ぐらいはよかったように記憶しています。しかし、次第に通信速度が低下していきました。低下は大きく２つの要因があるようです。
- 船の外部要因
通信衛星の、船に対する傾きが主因のようです。これに対して船への角度調整やもう一つの通信衛星を投入しているとのことです。
- 船の内部要因
主因は、想定外の状況に、無料Wi-Fi環境を提供したため、想定外の量で、従来設備ではパンク。船では設備の改善を進めていると何度もアナウンスをしています。良くなったり悪くなったりを、繰り返しています。
ドコモ、au、ソフトバンクなど、臨時中継局を船のそばに設置しているようです。 私は、急を要する連絡などは、船内Wi-Fiから４Gに切り替えてます。
しかし、私の４G通信契約は、普段、外で通信することがないので、通信容量は２GB/月（家の中は高速Wi-Fi環境）。今回、長話をすると急速に容量を食います。
今日現在の（ワイモバイル）のデータの実使用量は1.0GB。
主な内訳はYahoo!が311MB、LINE229MB、Chrome110MBでした。参考になりますかね？
スマホやPCの旅行への携帯は、世界の潮流でしょう。使える高齢者も増加するでしょう。インフラ整備の一環として、クルーズ船、港の両方からの、非常時の対策を考えてほしいと思います。
（続く）
貸与されたiPhone
ダイヤモンドプリンセスが横浜に帰港した後、2月5日から検疫隔離に入ってからのレポートは貴重です。10日頃には、厚労省の対応はおかしいと思い始めました。その実態を知るのは、神戸大学の岩田教授からのメッセージです。厚労省から派遣した橋本岳副大臣は岩田教授を追い返してしまった。私から見ると、岩田教授は橋本副大臣にとって、もっとも大事な人材です。
厚労省の対応のまずさから、世界は日本に対する信頼を低下させてしまいました。恐らく、この事は東京オリンピック開催に影響する事でしょう。また、2名の死亡者を出してしまった事は悲劇です。どんなに対応がまずくとも、死者だけは、出して欲しくはありませんでした。
クルーズそのものから逸脱するかも知れませんが、一歩間違えると国を上げて、大騒ぎになる程の危険性をクルーズ旅行は秘めている事を教えてくれたのです。
こんな最中のレポートは貴重です。
暇を持て余して、書き綴ってきましたが、今、自宅に帰って読み通すと、もう少し、詳細に書いた方が、記録としてよかったかなとも反省しております。
中国の史記とか、歴史書や一市民の日記など、きちんと記録しておくことは、後世の人に役立つことは大いに証明されてると思います。
翻って、最近の日本政府や役人の、自分の都合で隠したり、廃棄したり、自分だけの損得で行動していることに日本の危機を感じています、歴史を冒涜、国民を馬鹿にしているとしか思えません。
船上で起きたことの記録も、自分たちの都合で、正確さを欠いたものになる恐れ大です。
また、船上、下船した時も感じていたのですが、政府コメントの「適切に処理してる」は、自分たちの行動の言い訳、正当化、ミス隠し、自分の損得だけ考え、乗船客や船スタッフに対して、とても寄り添っていると言い難く思えました。
この言葉を聞く度に、勇気が少しずつ、無くなるような気分でした。
船上で民放TVの電話インタビューも受けたのですが、自分たちの考えたストリーに沿った意見を言うように、誘導尋問のようで、「それは違う」と言ったこともしばしば。
電話インタビューの提案も受けましたが、情報の一人歩きが怖く、断りました。
しかしながら、このような状況から発信する一個人の情報を、波間に埋まることなく、丁寧にすくい取って、外部、クルーズ好きの皆様に届けて頂いたCruisemansのスタッフの皆様には本当に感謝しております。
誰もが、いつ何時、同じような危機的状況に追いやられても不思議でない、一寸先は闇、と心底思っています。
mr.kusiroさんはじめ、誰かが、この一連の発信で、何かを考え、何かを感じて、今後に活かして頂ければ、幸いです。
コメントまでありがとうございました。
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