「第二海堡」公的施設を観光資源へ
”東京湾に浮かぶ人口の無人島「第二海堡(かいほう、かいほ)」と横須賀港新港エリアを結ぶ新航路の実現が現実味を帯びてきている。
政府主導で国などが管理する公的施設を観光資源として利用する動きが進められており、横須賀市も前向きな姿勢を示している。上陸を伴う施設公開も視野に入れ、9月以降トライアルツアーを行い、民間会社と連携し来年度中には本格実施を目指す構え。”
海堡とは?
“明治から大正にかけて、首都東京を防衛するために東京湾口部に海堡と呼ばれる海上要塞が設置されました。海堡は、砲台を設置するために作られた人口島で、千葉県富津岬側から神奈川県横須賀市にかけて3つの海堡が設置されました。“
恥ずかしながら、東京都に住みながら「海堡」という文字も存在も今の今まで知らなかった私です。
3つの海堡の今は
<第一海堡>
富津岬の先端の水深5mほどの海中に築かれる。現在は財務省関東財務局が管理。
<第二海堡>
第一海堡の西方2,577m、浦賀水道航路近く。現在立ち入り禁止中。また周辺の護岸整備が行われています。現在は国土交通省が管理。
<第三海堡>
第二海堡南方2,611m、走水低砲台の北方2,589m。関東大震災後に沈下、波浪による崩壊、座礁事故など海難事故が多発、平成12年より撤去工事が行われました。
横須賀発着の新航路
”これまで島に接近して会場から眺めるクルーズツアーがありましたが、上陸することはできませんでしたが、政府が掲げた2020年の訪日外国人旅行客を4,000万人とする目標の実現に向けて「魅力ある公的施設・インフラの大胆な公開と解放」を打ち出しており、砲台跡やレンガの掩蔽壕などが当時の状態で残されている第二海堡は歴史的な価値と非日常な風景を観光資源として積極的活用していく方針”とのこと。
第二海堡は千葉県富津市に属するが、船でのアクセスは横須賀がすぐれるという。
横須賀市開催の海上見学クルーズ&申込方法
横須賀市は7月16日(祝)、第二海堡のツアー化に向けて、ニーズの把握などを目的とした海上見学クルーズと講演会を実施する予定。
クルーズ:11:00-12:00
集合場所:三笠桟橋
定員:50名
参加費:500名
申込方法:vacp-ec@city.yokosuka.kanagawa.jp
希望者はメールにて申込
講演会:13:30-16:30
テーマ:「第二海堡の歴史と活用」
会場:横浜市総合福祉会館6F
定員:先着250名
詳細は市文化スポーツ観光部観光課
046(822)9672
(引用:タウンニュース2018.6.15号/国交省関東地方整備局東京湾口航路事務所サイト)
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