船尾の右舷の穴の他に左舷に亀裂も
昨年12月30日商船三井客船が運行するクルーズ船、にっぽん丸がグアム港でアメリカ海軍施設の桟橋と接触、船体の一部を損傷した。
これによりニューイヤークルーズは途中で中止となり、以降予定されていたクルーズも複数催行中止となっています。
関連記事(1):【news】にっぽん丸がグアムにて船尾損傷のためクルーズ中止に|2018.12.30
関連記事(2):【news】続報・にっぽん丸のグアムでの船尾損傷事故|海外メディア報道
1月8日に商船三井客船から発表された事故の詳細によると、最初の報道にあった船尾右舷の2メートルの穴が開いた他に左舷にも数十センチの亀裂ができたとのこと。
船長からアルコールが検出
米当局による事故後の調査で船長からアルコールが検出され、国土交通省によると血中アルコール濃度が現地の基準値0.04%を上回っていたという。
この数値は呼気に換算すると1リットル当たり0.2ミリグラムほどで
日本の船員法が定める基準値(呼気1リットル当たり0.15ミリグラム)を超えているとみられている。日本の法律ではアルコール検知気を使った飲酒検査は義務ではなく、同社は勤務前に対面で乗組員の状態を確認していた。
船長は「気持ちを落ち着かせるために事故の後に酒を飲んだ」と話しているということです。
同社は社内規則で、当直開始4時間前以降の飲酒を禁じている。
(引用:時事通信社,読売新聞,毎日新聞,NHK News Web)
関連サイト:にっぽん丸のグアム港における港内施設との衝突事故について(2019.1.8)
グアム港での現地調査、船体の修繕などでまだ続くようです。
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