2021年年始早々、何とも残念な記事を書くことになりましたが、1/11より乗船予定だった 【&クルーズ東京~別府】のにっぽん丸クルーズは中止となりました。
日々、国内のクルーズ動向を気にかけているクルーズファンであれば、日本船籍のクルーズ船が運航を再開したのは勿論、今現在、このにっぽん丸や飛鳥Ⅱ、ぱしふぃっくびいなすがどのような状況にあり、如何に腐心しながら運航しているかはご存知の事かと思う。
万全の防疫態勢をもって各船臨んではいるものの、「2020年後半から感染問題も収束していくだろう。」という予想の上での再開であったのではないか。
その前提が崩れてしまっている今、運航側も乗客の側も「まだまだ昔の様に両手放しではクルーズは楽しめない。」と口に出さずとも思っている筈です。
何とも苛立たしいというか、もどかしいというか、悲しいというか…。
今のまま国内クルーズを継続していてもロスばかりが増大するだけ…そもそもクルーズ船と日本各地の寄港地とのシナジーでWin-Winの関係を築くというのが日本国内のクルーズ定着の基盤・骨子な筈で、元の定員の30%にも満たない運航であるとか、寄港地で下船して観光する人も半数以下では現地収益効果も見込めず、なのに運航運営の人材人件費や運航経費は削減できず…では、両者が決して勝てない”負の旅行形態”となってしまうのではないかと(あくまで個人的な見解です)。
なので、各客船、運航会社、旅行会社共、改めて気持ち落ち着け、今後のロードマップを再構築して頂きたいと願わずにいられない。
クルーズ船に乗れば、食っては寝ては飲んでは見知らぬ人と語り合い、グラスを交わし笑い合いたい。
プールサイドやジャグジーで、経験したクルーズでの思い出話を色んな人と交換したい。
外国船であれば、外国人乗客や、クルーやスタッフと拙い英語で一生懸命コミュニケーションしたい。
吹き抜かれたシアターで熱気あふれるダイナミックなショーやミュージカルに歓声を挙げたい。
陸上移動では味わえない視点で、港から降り立っての寄港地での移動~観光を存分に楽しみたい。
決して行動を抑制されて皆が同じ方向に向かざるを得ない状況を「ベクトルを合わせる」とは言いません。
「個々人の価値観や個性に合わせ、フリースタイルに楽しめる事」こそがクルーズ旅行の醍醐味であり、方向軸…ベクトルだと信じています。
当然、クルーズそのものをリタイヤする気は毛頭ありません。
国内の感染問題の収束や、外国船であれば、日本周遊と言えど一度は海外へ出る事になるので、寄港先の入国規制の緩和状況などを注視しつつ、今年後半のクルーズあたりから物色しようかな…と目論んでいます。
但し、今の世情が好転して連れの不安感が払拭され、彼女の口から『クルーズ行きたい!☆』と言わせる事が大前提。
私の行きたい気持ちを先行させて適当な説得でミスリードして強引に出掛ける事だけは避けたいと思います。
レディファースト、我慢できてオトコはナンボw( ̄  ̄)b
決して明るい記事ではありませんでしたが、最後までご拝読頂き、ありがとうございました。
《にっぽん丸操舵室内の"鐘"。叶うならば、きたるべき時に、万感の思いをもって鳴らしたいものです…》
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