アラスカクルーズの旅行記中、
何度も氷河の写真を載せているので、かなりしつこい感じもしますが、
アラスカクルーズと言えば、このグレーシャーベイのクルーズがメインイベントですので、詳細を記録しておきます。
グレーシャーベイにつきましては、
インターネットでいろいろ検索していたら、プリンセスクルーズのwebサイトに、PDFファイルの地図がありました。
また、アラスカ州のWebサイト「TRAVEL ALASKA」にも詳しく紹介されていますし
1974年探検家、ジョージ・バンクーバー提督が、グレイシャー湾の南端で氷で詰まったアイシー海峡 (Icy Strait) を見つけた時はグレイシャー湾自体がほとんど氷に覆われていました。
その後、1879年、自然主義者ジョン・ミューアが、
氷がほとんど湾からなくなって、約77 km(48マイル)の距離を後退していることを発見しました。
1916年、グランド・パシフィック氷河 (Grand Pacific Glacier) は、
タール入り江 (Tarr Inlet) の奥、グレイシャー湾の入口から約100 km(65 マイル)まで後退してしまいました。
地球温暖化の影響か、今も氷河が後退しています。
今のところ、グレイシャーベイ国立公園には16の潮間氷河があり、湾内に氷山を流しています。
又、アメリカの、NATIONAL PARK SERVICEのwebサイト、ALASKAのページも参考になります。
特に「Enjoying your cruise ship visit to Glacier Bay」ここのページはわかりやすいです!
今回、ブログに記録するにあたって検索して見つけたのですが、行く前にこれを読んでおけばよかったーーーーと思いました。
また、この地図「Tidewater Glacier Highlights」が見やすくて良いです!
予習、復習にぴったり!
私たちは、
プリンセスクルーズの地図を印刷して持って行ったのと、後はガイドブックのコピー、
そして、プリンセスパター(船内新聞)にも当日の予定が書いてありました。
6:00am パレットコーブ
GBNPレンジャー乗船
早朝、デッキのお散歩をしていたら、
ナショナルパークレンジャーの皆さんが乗船された直後だったようでミーティングしていました。
グレーシャーベイの自然や動物について、いろんな質問にも答えてくれるし、
クルーズ中は詳しい解説を船のスピーカーから聞くことができます。
が、英語が達者でないわたくし方はあんまり聞いてなかった~~~。
もったいない。
朝7時、これからいよいよ湾内に入っていく感じですが、
お天気が曇り空で残念。
ここで8時位。
「クイーンインレット(入り江)」辺りでしょうか。
お船の左舷が岸に近いです。
この写真はホライゾンコートです。
温かい食堂の窓際にお客さんが集まっています。
こちらが、9時50分ごろ。
ランプルー氷河だと思います。
10時20分ごろ。
お目当ての「マージェリー氷河」近くになってきたので、デッキに人が集まってきました。
氷河観覧時の服装ですが、だいたい皆さんセーターやフリースのプルオーバーに、ダウンジャケットって感じですかね。
セーターにフリースのジャンパー?という軽装の方もいらっしゃいます。
ダウンジャケットも良いのですが、風が強い時は、防風のコート(ユニクロでいうところのブロックテック)や、
薄めのダウンジャケットにレインコートが良いです。
10時25分位。
予定通りです。
「マージェリー氷河(Margerie Glacier)」に近づいてまいりました。
青く美しいところと、黒々しているところがあって、
大理石みたいです。
望遠レンズで撮っているのですが、なかなか綺麗にピントが合わないんですよね…。
カメラマンもいっぱい増えました。
海鳥がたくさん飛んでいるのですが、なかなかカメラで捉えることができませんわ。
望遠レンズ越しではない景色はこんな感じ。
お船の左舷側が氷河ですが、お船の後ろの景色は
深緑色の海が広がっています。
あぁ、お天気が良かったらなぁ~。
でも、これはこれで深みがある緑色が美しいですよね。
一瞬でもお日様が射すと、氷河が明るく見える瞬間がありました。
氷河が海に落ちる時、大きな音がすると旅行記などに書いてありましたが、
私が見ていた時は、氷河の氷の崩落というより、水面近くがほろほろと崩れ落ちるという感じでしたので、
あまり大きな音は聞こえませんでした。
それでも落ちる瞬間が観られて良かったです。
この写真では大きさはあまり伝わりませんが、
長さ33km、幅1.6km。
海面上約60m、海面下30mもあるそうです。
1日に2mくらい進みます。
この奥のフェアウエザー山が4,669mもあるそうです。
山と山の間から流れてくる氷河。
ここで、いったん氷河から離れて方向転換します。
この動画はマージェリー氷河の前で旋回しているところで、後半はもう少し南下したところでの海鳥の鳴き声です。
次はお船の右舷側から氷河を見ることができるので~。
外のデッキから、自分たちのキャビンに戻ってきました。
氷河を見ながら、スパークリングワインをいただきました。
母と叔母も記念撮影。
マージェリー氷河の前で左舷側、右舷側合わせて約一時間停泊していました。
私たちの後ろには、シアトルからずっとご一緒のホーランドアメリカラインのユーロダムが見えました。
ちなみに、このグレーシャーベイ国立公園で、マージェリー氷河にこれだけ近寄れる大型客船は一日2隻と決められており、
プリンセスクルーズとホーランドアメリカラインがその優先権を持っています。
シーズンオフはその限りではありませんが、
「夏のトップシーズンにグレーシャーベイクルーズをお考えの場合、
プリンセスかホーランドアメリカラインの船を選ばなければなりませんよ。」と、
以前HALのお船見学をした時、旅行代理店の方が教えてくれました。
マージェリー氷河を後にします。
さて、この辺りは海面に氷河のかけら?氷の塊がたくさん漂っています。
海鳥さん達と南下していきます。
氷河でないところはこんな風景で、高低差があるため、滝のような河が海に流れてきています。
11時55分ごろ。
行きにも見た、「ランプルー氷河(Lamplugh Glacier)」
全長25km、幅1.2km。
高さ4~5m、一日に60~90cm前進します。
望遠レンズで見るときれいな青白い色に光っているのがわかります。
さらに30分後。
「リード氷河(Reid Glacier)」
全長15km、幅1.2km。
高さは60cmから高いところで4m。
一日に30cmから多い時で90cm位前進します。
これはゆっくり動く氷河ですね。
お部屋のテレビでも、今船がどのあたりにいるのか見ることができます。
14時40分ごろです。
南下して来たら、どんどんお天気が良くなってきました。
青空も見えます。
そして、めーーーーーーっちゃ暑いがな~~~。
という事で、ダウンジャケットやレインコートを脱いで、
一応ヒートテックですが、シャツ1枚とエアリズムのパーカーのみになりました。
しかも頭も暑いからフードかぶっちゃってます。
夏のアラスカクルーズ、日焼け止めと帽子も必須アイテムですわ。
明るくなって、海の色も変わってきました。
15時ごろ。
バートレット・コーブ(Bartlett Cove)という、グレーシャーベイの入り口で
GBNP(グレーシャーベイ国立公園)レンジャーが下船しました。
グレーシャーベイは、氷河だけでなく、野生動物も多く観察できるということでしたが、
鯨やオルカやアシカを見ることもなく…。
海鳥くらいかねぇ…と思っていたら、
遠くに小さくラッコが見えました。
この時初めて、いい望遠レンズ買って行って良かったと思いましたわ(笑)
この後は船内イベントやディナーを楽しみました。
夜、11時頃でもこの明るさです。
やっぱり、世界って広いよね。
テレビの中でしか見たことなかったものを実際に目の当たりにして、
素晴らしい体験でした。
実はこの記録、4日かかり位で作成しました。
途中何度ももういいか、誰に見せるわけでもなく…。
と、思ったのですが、
写真を整理して、
気になっていたことを検索して、
頑張ってまとめました。自己満足のため。
随分前に人生折り返しをすぎて、
まだまだ行きたいところ、やりたい事もあるけれど、
これから下っていく中で、
又、この地に来ることがあるか?となると、もう二度と訪れることはないであろう、
アラスカの地の思い出は、
やはりちゃんと残しておくべきだなと思いました。
最後まで読んでくださった方がいらしたとしたら、
ありがとうございました。
アラスカクルーズ、おススメです。
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