我が家のコスタネオロマンチカでの船旅をまとめました。
- クルーズ旅行ってどんな感じ?
- コスタネオロマンチカの雰囲気が知りたい!
- 子連れでも楽しめるの?
そんな方に、実際の様子を感じてもらえれば幸いです。
(正直、私の楽しかった思い出アルバムですが)
今回のクルーズ参加は、30代夫婦(夫と私)と5歳女児です。
コスタネオロマンチカ概要
コスタ ネオロマンチカ
コスタネオロマンチカは、イタリアのクルーズ会社「コスタクルーズ」が持つ船のひとつ。
コスタクルーズはヨーロッパを中心に展開していますが、ここ数年は日本発着クルーズにも力を入れています。
2019年~2020年はコスタネオロマンチカが日本近海で運行される予定です。
コスタネオロマンチカのスペック
- 全長:220.6m
- 全幅:30.8m
- 重さ:58,570t
- デッキ:14階
- 客室数:789室
- 乗客定員:1800人
- 乗員定員:622人
大型客船では10万tを超えるものも珍しくないので、それに比べると小ぶりに感じられるかもしれません。
しかし、14階建てのビルが海に浮かんでいるようなもので、乗客乗員あわせて2500人が生活する場です。
実際に港で見てみると、その大きさに驚きました。
かなり離れないと船体を撮影しきれません。
1993年に就航した船ですが、2012年に全面改装、さらに2017年にも一部改修されていて、古さは全くなく快適でした。
2019年夏の航路
今回、私たちが乗船したのは金沢発の便。
- 金沢(石川)から
- 境港(鳥取)
- プサン(韓国)
- 博多(福岡)
- 舞鶴(京都)
に寄港して金沢に戻るというルートでした。
コスタネオロマンチカは2019年夏(7月8月)、同じような航路をぐるぐるしています。
- 金沢
- 博多
- 舞鶴
での乗船が可能で、韓国のプサンには必ず寄港します。
国内の寄港は、乗船港のほかに
- 境港
- 浜田(島根)
のどちらかに寄るパターン。
乗船港のみで期間が短くなるパターンもありました。
夏休み中のクルーズもまだ空きがあり、直前になると割引もされるのでぜひチェックしてみてください。
日本発着クルーズの検索ができます。2020年のプランも公開されました!
0日目 金沢前泊
金沢駅 鼓門
私は神奈川県在住です。
今回は諸事情により金沢からの乗船となったので、前日に金沢入りしました。
東京駅から新幹線「はくたか」で3時間ほど。
社内には電源も無料Wi-Fiもあったので、娘にはスマホアプリや動画などを楽しんでもらい、無事に到着しました。
日本海側には初めて行きましたが、思いのほか近いんですね。
金沢駅周辺は宿泊施設が多く、かなり安いプランもあるので前泊しやすいと思います。
1日目 金沢観光と乗船
乗船時間は15時ころだったので、金沢を軽く観光してから港に向かいました。
定番は
- 兼六園
- 近江町市場
- 21世紀美術館
- ひがし茶屋街
などがありますね。
金沢観光
兼六園の徽軫灯籠(ことじとうろう)
兼六園を足早に散策して
金沢城公園の石川門
金沢城公園の中を通って、歩いて近江町市場へ行き
近江町市場の生ガキ
イワガキやホタテ、ウニなど海鮮を味わいました。
兼六園などは5歳児には退屈かも?と心配でしたが、広い園内、美しいコケや木々、滝、池の鯉、きのこ、松ぼっくり、蝶などを楽しんでいました。
全部は見切れなかったので、またゆっくり行きたいですね。
兼六園や金沢城、近江町市場などの観光スポットは金沢駅から徒歩でも行けますが、周遊バスが便利です。
コスタネオロマンチカに乗船
大きくて写真に収まりきらない…
金沢駅から港までは、シャトルバスが出ています。
往復(乗船日と下船日)で1人500円なのでタクシーよりお得。
港に着いたら、さっそく乗船手続きです。
- パスポートやクルーズチケットを確認
- 大きな荷物を預け
- パスポートをコピー&回収
- 家族写真を撮られ(のちに船内で購入可能)
- 手荷物のX線検査
- 金属探知機を潜り抜け
スタッフさんの言うがままに流されて、気付いたらもう船の中です。
並んだり待ったりすることはなく、とてもスムーズでした。
手続き後は、もう自由と言うか丸投げと言うか、船に放り込まれる感じ。
必要最低限(避難訓練の参加とか)のアナウンス以外は基本的に放置されるので、とりあえずキャビン(客室)に行きましょう。
船内・客室を確認
海側の窓付きキャビン
今回は、海が見える窓付きのキャビンです。
キャビンの内容(設備など)については、「海側キャビンを徹底レポ」にまとめていますので、そちらをどうぞ。
コスタネオロマンチカに乗船して最初にすることとしては
- 客室を確認
- 荷解き
- 室内にあった船内の説明、本日のスケジュールなど確認
- 「コスタカード」にクレジットカード紐付け
- 船内散策
といった作業があります。
大きな荷物は事前に発送していて、客室に行くと無事に届けられていました。
数日はここが我が家になるので、クロゼットなどに荷物を移していきます。
船内でのイベントスケジュールなどは、毎日届く「Today」という船内新聞?でチェック。
コスタカードは客室のカードキーでもあり、クレジットカードと紐付けすることで船内での支払いもできます。
寄港地での下船・乗船時にも身分を示す重要なアイテムです。
そうこうしているうちに、避難訓練のアナウンスがかかります。
各自、救命胴衣を付けて訓練へ
避難訓練は、クルーズ船に乗ったら必ず参加しなければなりません。
ちょっと面倒ですが、大事なことですね。
コスタカードをチェックして「全員参加したか」を確認します。
人が足りないと解放されないので、他の方のためにも必ず出席しましょう。
30分ほどでしょうか?避難訓練が終わったら、いよいよ出航です。
出航
かわいいダンスで出航のお見送り
出航時、港によっては地元の方が出し物などをして見送ってくださいます。
金沢港では地元のお嬢さんたちがダンスを披露して、お見送りしてくれました。
離れていく陸地に「いやぁ~さびしいの~~~」と号泣する娘…抱っこでなだめる私…「あらぁ、見て、かわいいこと!さびしくなっちゃったんですって!」「まぁ~大丈夫よ~かわいいのね~」と近くのおば様たち。
船には中高年の方が多く、そのためか、子どもがグズっても「かわいい、かわいい」と見守っていただけました。ありがたいです。
子ども向けのプール「サントロペ」
娘はぐずりながらプールを要求。もう夕方なのにプールで遊びました。
ワチャワチャ遊ぶ娘と夫を横目に、私はまったりジュースを。
プールサイドで優雅に楽しむジュースは最高♡
「今日の夕飯どうしよう」とか「買い物行かなきゃ」とか、娘の対応とか、全部頭から吹っ飛ばして、ぼーっとできるひと時…
コスタネオロマンチカにはいろいろな魅力がありますが、私にはこうした「何もしない」時間が何よりも贅沢で、癒されるものでした。
ディナー メインダイニング
前菜 カニカマのサラダ
初日の夕食はメインダイニング「ボッティチェッリ」へ。
ここでは、毎日コース料理が食べられます。料金はクルーズ代に含まれているので支払いなし。
ボリュームがしっかりあって、優しいお味でおいしかったです。
メイン 豚の味噌ソテー
コース全部頼むとお腹苦しいので要注意。
レストランに関しては「食事ってどんな仕組み?おいしい?無料なの?詳しく解説」にまとめています。
2日目 境港 水木しげるロードと船内満喫
2日目は鳥取の境港へ。
- 水木しげるロードなど妖怪系
- ベタ踏み坂
などが有名ですね。
水木しげるロード観光
メニューはいろいろ
朝ごはんはビュッフェで済ませ、10時頃下船しました。
ビュッフェには和洋中のメニュー、デザートなどが揃っています。
韓国のお客さんも多いので、キムチなど韓国風のものもありました。
個人的には、ふんだんなフルーツが嬉しいです。
下船すると、港にシャトルバスが来ていて境港駅まで行けました。
妖怪ロードをぶらぶら歩き。
水木しげるロードにある鬼太郎像
- 足湯につかる
- 妖怪神社参拝
- カキ氷&タピオカで一息
- 娘の好きな「からかさお化け」を探す
- いくら丼、岩ガキを食べる
などしました。
船上でまったり
水木しげるロードをおおかた楽しんだので、早めに船へ。
プールでぐだぐだしたり、ビュッフェでケーキ食べたりと、怠惰な時間を過ごしました。幸せ。
ケーキたち
ケーキの他に、軽食メニューもあります。
いつでもおやつがある環境…素晴らしいですね!
お茶を楽しんだ後は娘をスクウォッククラブ(託児所)に預けて、夫とジムにも行ってみました。
ジムにはマシンがいろいろ
船旅のデメリットとして、太りやすいというのがあります。
三食食べ放題だし、おやつや夜食もあるし、おいしいジュースやお酒もいっぱいあるし…
というわけで、ジムはなかなか人気のスポットみたいですね。
境港のベタ踏み坂
船首に位置していて眺めがよく、境港ではCMで有名になった「ベタ踏み坂」が見えました。
こうしてみると、そんなに急ではないんですねぇ。
夕食は本格ピザ
マルゲリータ、エビとルッコラのピザ
夕食は「おいしい!」と評判のピザレストラン「ナポリピッツァ」へ。
有料のレストランですが、8.5ドルでピザ1枚とデザートが食べられます。
ピザ釜があって、焼きたてアツアツ、チーズとろとろの本場ピザがこの価格!
お味はもちろん、とってもおいしかったです。
ピザの大きさも十分で、2枚(17ドル)で3人お腹いっぱいになりました。
ただ、タイミングが悪く混雑していて、夜のカクテルパーティーに間に合いませんでした…残念。
フォーマルナイト
この日のドレスコードは「ガラ(フォーマル)」。
船長主催のカクテルパーティがあります。
男性はスーツ、女性はワンピースやロングドレス、着物の方もいました。
でもコスタネオロマンチカはかなりゆるい雰囲気なので、カジュアルスタイルの方も見かけます。
子連れだし、あまり気負わずに過ごせるのはありがたいです。
なお、夫はスーツ、私はレースワンピ、娘もワンピースを着ました。浮いてなかったと思います。
私たちはカクテルパーティーに遅れてしまったのですが、船長からの挨拶やシャンパンが振舞われた様子。
その後、オフィサーズ(船の幹部たち)とのダンスなどが楽しめました。
生演奏で優雅にダンスタイム
私たちは、ダンスを楽しむ紳士淑女を眺めつつ少しカクテルをいただき、早々に部屋に戻りました。
本当は、夜はまだまだ長くて22時過ぎまでダンスショーなどの催しがあり、23時過ぎまで遊べます。
お昼寝しないと体力持ちません…
後半(プサン、博多、舞鶴、下船)へ続く
長くなってきたので、一度区切ります。
次は、プサン、博多、舞鶴、下船についてです。
→「子連れコスタネオロマンチカ金沢発・日本海周遊レポート②」へどうぞ。
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