2019年の夏のクルーズを決めたのは2018年の10月。
いつもよりかなり早く予約を入れました。
何故なら、たった1本だけとても魅力的なコースが出ていたからです。
バルセロナ→パルマデマヨルカ→イビサ→カルタヘナ→リスボン→ジブラルタル→バルセロナ
なんとジブラルタル海峡を抜けて大西洋へ出て、リスボンに寄港し帰りにジブラルタルにも寄港するという欲張りなコース。
運良く休みも何とかなりそうな時期だったので早速予約。
メンバーはクルーズにも慣れてきた叔父たちです。
航空券も同時に予約。
今回はキャセイパシフィックでの香港経由となりました。
バルセロナも4回目ともなると私にとっては見るもの無し。
建築にも興味がなく、スペイングルメはこの先3つの寄港地で味わうこともできるのでバルセロナを離れ、独断でパラドール行きを決定!
お陰で良いサプライズとなりました。
リスボン再訪が船で出来るだなんて最高☆
9/12 成田→香港経由
9/13 バルセロナ着 カルドナ泊
9/14 ブリリアンス・オブ・ザ・シーズ乗船
9/15 パルマ・デ・マヨルカ
9/16 イビサ島
9/17 カルタヘナ
9/18 終日クルーズ
9/19 リスボン
9/20 ジブラルタル
9/21 終日クルーズ
9/22 バルセロナ→香港経由
9/23 成田着
出発1か月前、元々くすぶっていた香港のデモが空港にまで飛び火して空の足が大混乱。
航空券をキャンセルして取り直すにも既にバルセロナ路線は30万オーバーで手が届かず、ひたすら鎮静化することを願うばかり。
お昼まで仕事をして目指すは成田。
当日は大きな混乱もなくオンタイムでの運行となりました。
久しぶりのキャセイ。
モニターにUSBポートは最近のスタンダードだけれども、ちょっとした物を置けるようになっているのがポイント高いです。
シートはもちろん最後列。
夜便なので後ろから蹴られたりシートを掴まれることなく快適な空旅です。
残念だったのが機内食。
3種類あるお陰で1種類の数が少ないのか、場所が悪かったせいでいつもあまりもの。
2回ともお粥という流動食のみの体に優しいフライトでした・・・
バルセロナ空港に到着。
今回はバスでカタルーニャ広場へ。
スペイン広場前を通過。
今夜はバルセロナに泊まらないので1泊分の手荷物以外はロッカーに預けます。
料金は先払いでXLサイズを2か所借りました。
身軽になったところで地下鉄を利用して目指すはグエル公園。
私は11年前の初バルセロナ以来の訪問です。
叔父たちにとって初バルセロナの時、乗船前に行く予定が生憎の雨模様だったので今回が初の訪問となります。
事前予約しておいたのでアルフォンス5駅から無料シャトルバスでグエル公園へ。
広場からは有料エリアになっています。
アジア系の団体客が多く、セルフィに夢中でなかなか場所が空きません。
やっとベンチが空いて何とか1枚撮りました。
港も一望。
MSCとCostaが入港しているようです。
広場の下のお皿が貼りついた天井も補修してました。
タイルを一枚一枚貼り付けているようです。
カラフルなトカゲちゃん。
大人気スポットなので次から次へと隣に人が立ちます。
1組が撮る枚数多過ぎ!
周りのことを考えない人達ばかりでゲンナリ。
スッキリと晴れないお天気で、足元には水たまりもあるので雨も降っていたみたい。
曇っているけど気温は高いので日陰に入って涼を取ります。
グエル公園観光終了後はランブラス通りでお買い物。
まずは大好きなTRUCCOに行き、そこからカタルーニャ広場広場までブラブラ街歩き。
バルセロナはこれで最後なのでスペインのファストファッションブランドを見て回ります。
TRUCCOの後はMANGOとUTERQUE。
もちろんZARAも忘れずに。
Desigualもちょっとだけ見ました。
今回はパルマデマヨルカの方が広い店舗で見やすいのでここは下見程度。
通り道なのでカサバトリョも外観チェック。
相変わらずの奇抜度合い。
ロエベ本店のカサリェオイモレラもチェック。
今回も小学生が先生から説明を受けていました。
さて、いよいよ本日のお宿を目指して電車に乗り込みます。
カタルーニャ駅からR4線のマンレサを目指します。
12.60ユーロ/往復
電車は5分遅れ位だったけれどもちゃんと到着しました。
駅は意外と混んでいるので手荷物には注意が必要です。
モンセラットの奇岩を思わせるような岩山の景色。
終点マンレサ駅に到着です。
実はまだ、叔父たちにはどこに行くかは言ってません。
今日は郊外の街に泊まるんだよとだけ言ってます。
マンレサ駅はとても小さな駅でした。
駅員にタクシー乗り場を聞くと駅を出た所にある橋の上だとのこと。
確かに橋はあるけれども人がいません。
丘の上にある大きな教会を眺めてタクシーが来るのをひたすら待ちます。
タクシーどころか車がほとんど走っていないのでどうしたものかと不安に思っているとようやく1台のタクシーが到着。
荷物もないので4人でも余裕で乗車できました。
スーツケースがあったら大変だったかも。
バルセロナに預けてきて大正解でした。
マンレサから走ること約30分。
ようやくパラドール・デ・カルドナの姿が見えてきました。
「今からあのお城に行くよー!」とだけ伝えます。
パラドール・デ・カルドナに到着。
タクシー代は片道60ユーロを想定していたけれども50ユーロでした。
タクシーが少ないようだったので翌朝のお迎えもお願いしてドライバーとお別れ。
英語が通じる気さくなドライバーだったので助かりました。
ここは昔お城だったんだよー。
これから中を見学しまーす!と言いつつ・・・・
チェックイン!
今夜はこのお城に泊まります!!!
一同大喜び。
なんでこんな片田舎に来たんだろう?
何があるんだろう?
と思っていたそうです。
驚くかなー?と思って内緒にしていたお陰でちゃんとサプライズ効果が得られたようで良かったです。
ダブルサイズのお部屋だと天蓋付きベッドで所謂お城のイメージだけれども、ツインだと何ともシンプル。
天井も高くないし、ホテルとしてはビジネスホテルレベルかな?
国営ホテルとして国が重要文化財保存のためにパラドールにしているのでそのあたりはご愛敬。
かつてはお城だった!ということに意義があります。
街を一望です。
カルドナの民よ、大儀であった。
部屋はごくシンプルだけれども、バスルームは広くて快適。
お湯もちゃんと出るしバスタブも大きく、フライトと移動の疲れをゆっくり癒すことが出来ました。
お部屋見学が終わったらお次は城内見学!
迷子になりそうな造りのパラドール内をぐるぐる回ります。
スペインではなくカタルーニャの旗が立っていました。
塔の上からはカルドナの街を一望することが出来ます。
タクシーじゃないと坂道を延々と上らなければならないのでかなりきつそう。
マンレサからのタクシーが一番簡単なアクセスです。
塔を降りたら今度は場内へ。
お天気も良くなって気持ちの良いスペイン初日です。
カルドナは岩塩鉱が有名なのでピンクソルトのバラなどが売られていました。
1個15ユーロでお手頃価格。
剣や拳銃のレプリカも売ってたりしてお城っぽさを演出。
こちらは中庭。
井戸があったり礼拝堂に続く回廊があったり。
礼拝堂の回廊には天井画が残っていました。
これってその当時のものなのかなぁ?
この日は街のイベントなのか、中世の衣装を着た人たちが礼拝堂を使って演劇をやって居たようです。
とにかく英語が通じなくて何が行われるのかもわからない状況。
でも中に入って写真撮って良いということはわかったので覗かせてもらいました。
マンレサ方面。
カルドナは緑に囲まれた小さな街です。
お城といっても煌びやかな宮殿とは違い要塞のような建物でした。
レストラン入り口手前にあるカフェなのかロビーなのか。
隠れ家のような場所です。
こちらもロビーのような一角。
こちらはカフェ。
ここで頼んで外のテラスで頂けます。
ワインを飲みながら夕日が沈むのを待ちました。
ディナーはホテル内にあるレストランを利用。
予約してなくても大丈夫でした。
意外にも日本人が他に2組。
ツアーで使われることもあるようです。
お皿にはパラドールのマーク入り。
前菜色々。
ハモンイベリコのコロッケ、カネロニグラタン、ハム色々、パンコントマテ。
スペインを代表する料理とカヴァが合う!
メインはそれぞれステーキや魚料理をチョイス。
どれを食べても美味しかったです。
ちょっと塩加減が強めなのでお酒が進みました。
食事が終わって中庭に出るとイベントが終了したのか中世スタイルの人たちがぞろぞろ。
カルドナの街明かりが幻想的です。
ひときわ明るいのはサッカースタジアム。
さすがスペイン。
この日は中秋の名月。
雲に隠れてしまって残念!
イベントに参加してた人達はお城の下まで松明を持って降りていきました。
なんとも、中世らしい演出です。
お祭りだったのかな?
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