■電子入国カード(Eアライバルカード)とは
シンガポール政府は2019年8月14日以降、電子入国カード「SG Arrival Card」(Eアライバルカード)の利用対象を大幅に拡大しました。
これにより、機内で書かなければならなかった出入国カードから解放されることになりました!
■なぜクルーズ参加者必見なのか?
電子入国カード「SG Arrival Card」(Eアライバルカード)について調べた方は『クルーズ旅行者は対象外では?』と思われた方もいるかもしれません。
確かに、公式サイトには【クルーズ客は対象外】とはっきり書かれています。
シンガポールの入国管理局は大型化する客船の下船時の混雑緩和のため一部客船に限り電子入国カード「SG Arrival Card」(Eアライバルカード)の事前登録を義務化しました。
■対象の客船は?
「Trip Information」項目の「Mode of Travel」で「CRUISE」を選択すると「Cruise Name」のプルダウンが現れます。
GENTING DREAM
QUANTUM OF THE SEAS
SAPPHIRE PRINCESS
現在こちらの3隻が対象となっているようです。
Cruise Nameに出てこない船は残念ながらまだ対応していないのかもしれません。
■「SG Arrival Card」お薦めポイント
電子入国カード「SG Arrival Card」(Eアライバルカード)の良い所はシンガポールの出入国3件まで1回で登録可能なところです。
これにより『日本からのシンガポール入国/クルーズでの出国』 『クルーズでのシンガポール入国/日本へ向けての出国』が登録可能となります。
1回の入国毎にパスポート番号等を入力しなくていいので非常にカンタンです。
■弾丸トラベラーはどう入力する?
現役世代に嬉しいシンガポール発着ショートクルーズ。
このクルーズの良い所は【飛行機を降りてすぐに乗船】 【船を降りてすぐに飛行機】 という最短のお休みでクルーズが出来る事ではないでしょうか。
ここで疑問になるのが
「シンガポールに入国はするけど宿泊はしない時はどう登録すれば良いの?」
と悩まれることでしょう。
紙の入出国カードでは『TRANSIT』と書いて滞在日数は『0』と書けば良いのは有名ですが、電子出入国カード「SG Arrival Card」ではこのように登録することになります。
「Type of Accommodation in Singapore」→「OTHERS」
「Accommodation (Others)」→「TRANSIT」
滞在日数を書く欄はないのでこの入力方法で構いません。
■「SG Arrival Card」は提出する?
電子入国カード「SG Arrival Card」(Eアライバルカード)は登録が終わるとプリントアウトとPDFでの文書保存が可能となり、登録したメールアドレスにもそれぞれの入出国の「DE No」と「バーコード」が送られてきます。
米国入国時に必要なESTA同様、入国審査官への提示の必要はありませんが、念のためスクリーンショットやプリントアウトをしておいた方が登録確認が出来なかった時のためにスムースに行くお守りになるかもしれません。
■登録方法は?
アプリ、WEBからの登録が可能です。
登録手順については詳しいサイトもあるので割愛します。
私はWEB版で登録しました。
https://eservices.ica.gov.sg/sgarrivalcard/
■事前登録はやっぱりラク
紙の出入国カードを書くのは「旅行してるな~」という気分になれるので個人的にイヤではありません。
でも薄暗い機内の狭いテーブルで同行者の分のパスポートを引っ張り出して過不足なく記入するのは一苦労。
「Place of Residence」や「Last City /Next City」の表記が若干探しにくく感じるところもありますが、それでも事前に登録できるのは非常に有り難いサービスです。
私自身、2019年2月、11月にシンガポール発着クルーズを利用し、下船後の入国審査で暑い中1時間も待たされ閉口した経験もあるのでシンガポール入国管理局のこの変更は大変嬉しいです。
2020年2月に利用しましたが問題なく大変スムーズでした。
個人でも登録は簡単。
空港ではまだ浸透していないのか「Eアライバルを登録している」と伝えるとシンガポール在住外国人の列に通されてしまったけれども問題なし。
Trip1は日本からのシンガポール入国、Trip2は最終寄港地からのシンガポール入国です。Trip2では同日入出国となるのでTRANSITと入力しました。
PDF形式でダウンロードした「SG Arrival Card」(Eアライバルカード)です。2回分のバーコードが記載されています。
スムーズで快適!
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