【CANCEL】
人事異動により月末月初が休みにくくなってしまった夫。
そんなわけで2020年のゴールデンウィークは、早々に叔父達にお誘いをかけてました。
このメンバーで行くならやっぱりクルーズでしょ!
いくつか候補は出したものの、どれもこれも残念ながらイマイチ。
大好きなロイヤルカリビアンは欧州のコースが無く、カリブ海がメイン。
今回はクルーズは諦めてバルト三国でも回ろうかな?
なんてプランを練り始めていた頃、以前乗船した際に仲良くなったクイーンヴィクトリア号のウェイターが東京旅行を兼ねて訪ねて来てくれて4年ぶりの再会。
目新しい寄港地が無かったため一度は候補から外したQVのクルーズだけど、今度はこちらから会いに行こう!ということで急遽の予約となりました。
【2019年10月】
行き先さえ決まれば手配はいつも通り。
スケジュール作成→航空券→ホテル→クルーズと予約を進めます。
今回は前後でイギリス在住の友人に会いたかったので、それぞれのスケジュールを調整して遊ぶ予定を立てていました。
前泊ではイギリスは初めてとなる叔父達はロンドン1日観光ツアー&夜はテムズ川クルーズ&ディナー。
私は日中は一人で買い物、夕方から友人とパブ巡り。
クルーズ後は叔父達はコッツォルズの日帰り観光ツアーへ。
私はクロウリーに住む友人宅で過ごし、夜はロンドンで再集合してローストビーフのディナー&パブへ。
ホテルはHotwireでロンドン中心部を手配して大当たり!
この頃は「キャンセル」するなんて考えは微塵もなかったので当然のことながら価格重視で『キャンセル不可』(キャンセルしたら返金無し)のプランで予約をしていました。
航空券も価格重視でキャセイパシフィックを手配。
こちらもキャンセルすると半分近く戻ってこないプランでの予約です。
前回乗船した際はキュナード社は175周年、そして今回は180周年。
思い出深いクルーズ旅行となる予感!
この後、まさか世界的なパンデミックが起こるだなんて誰に予想が出来たことでしょう。
クルーズ好きなら一度は憧れるサウザンプトン発着。
イギリス、オランダ、ベルギー、フランスをめぐるキュナード社王道のクルーズです。
エイマイデン(アムステルダム/オランダ)ではアムステルダムの友人に会う時間は無さそうだったので個人でアムステルダム&ザーンセスカンスの風車観光。
ゼーブルッヘ(ブルージュ/ベルギー)ではバスやトラムを利用してブルージュへ。
ガーンジー島のセントピーターポート(イギリス)は小さな港町らしいので街散策。
シェルブール(フランス)ではショアエクスカーションでモンサンミッシェル観光を考えていました。
2019年10月にクルーズの予約&全額支払(チップ込)は完了。
今回もコネクティングルーム指定です。
出発1か月前にはオンラインチェックインを済ませ、乗船券&ラゲッジタグの準備も完了していました。
後は乗るだけです。
【2020年3月13日】
2月に入って大手の船会社が続々とキャンセルポリシーや運航停止の案内を出す中、キュナード社からは一向に案内がありません。
3月に入りようやくキュナードからメールでオファーがありました。
C-19の蔓延により、クルーズキャンセルが相次いだためキュナード社は2020年8月31日までの予約保持者に、クルーズをキャンセルせず乗船予定の人には7泊のクルーズで300ドルのOBC、キャンセルする場合は既にチャージの期間に入ってはいるものの125%のFCCでの返金(予約期限2021.12.31/有効期限2022.3.31)。
減額されることなく、25%ものプラスアルファのオファーでした。
日本ではダイヤモンドプリンセスがクルーズ船内の感染症の脆弱さを露呈していましたが、この頃はまだ欧州では罹患者がほぼなく、2月のシンガポールクルーズが自然とソーシャルディスタンスが確立されていて安全安心だったこともありキャンセルはせず行く気でいました。
【2020年3月16日】
初回のオファーから3日後、2020年4月11日までの運航停止が決定しました。
GWクルーズの乗船日は4月26日。
かなり厳しい状況です。
【2020年3月31日】
ついに2020年5月15日までの全てのクルーズが運航停止となりました。
乗員・乗客の安心と安全の確保ということで小刻みに運航停止期間を延長していますが、イタリアを中心として爆発的に拡大し始めた時期だったのでキュナードからのオファーが来るまでも無く、もはや諦めるしかない状況に突入していました。
つい1か月前までは「まだまだ大丈夫そう」だったのに、急転直下です。
船会社側からのキャンセルなので、『全額返金』と『FCC返金』の2つの選択肢から選べるようになりました。
■『全額返金の場合』→100%の返金(但し返金まで2か月を要する)
■『FCC返金の場合』→125%のFCC(予約期限2021.12.31/有効期限2022.3.31)
この頃になると、船会社、ホテル予約サイト、その他のサイトで『キャンセル専用サイト』が立ち上がるようになりました。
キュナード社も通常のキャンセルポリシーに該当しない「C19専用キャンセルサイト」からの手続きとなります。
【2020.4.2】
CUNARDは3隻しかなく、乗船出来そうな日程&コースがかなり限られているためFCCではなく現金での返金を選択。
キャンセル手続きはRefund request formに予約番号等の個人情報を登録。
支払をしたクレジットカードへ自動返金となるそうです。
「キャンセルを受付ました」等のメールがないので正直不安です。
ちなみに、一応代理店にも問い合わせをしてみましたが
「キュナード本社へお問い合わせください」
という対応。
代理店に聞かれてもどうしようもないというのが本音なのでしょう。
本社、つまり英語での問い合わせとなるので言葉に不安がある場合は「突き放された」と感じることでしょう。
『航空券』
【2020.2.12】
元々キャセイパシフィックのロンドン便を予約していましたが、COVID-19の影響で香港経由での英国入国が出来なくなってしまったので急遽キャンセルし(手数料あり)ブリティッシュエアウェイズの直行便へ切り替え予約をしていました。
2月時点では欧州での影響はほぼなく、中国を中心とした流行のみだったのでこのような変更をしました。
シンガポールクルーズから戻り、この頃は「GWの頃になれば落ち着くだろう」と考えていたのです。
【2020.3.21】
COVID-19の影響でブリティッシュアウェイズのロンドン便が欠航することが決まり、この旅行自体キャンセルせざるを得ない状況となってしまいました。
最悪船に乗れなかった場合としてイギリスの友人に会いに行き、叔父達には初イギリスを楽しんで貰いたいと思っていたのに、まさかロンドンにすら行けなくなってしまうとは・・・
ダイヤモンドプリンセスでのクラスターが発生し各国でかなり取り上げられていたため、「クルーズの方が先にキャンセルになるのでは?」と思っていた矢先の事でした。
【2020.3.26】
航空券はHISで購入していたのでマイページからキャンセル手続き完了。
HISのメイン表示に「返金には航空会社により1年程度かかる場合もございます」と書かれていたのでドキっとしましたが、この混乱期なのでもう待つしかありません。
★2020.5.18
クレジットカードに全額返金されました。「1年程度」の文字があったので多少は覚悟していたので思った以上に早く感じました。
前後泊のホテルは返金無しのHotwireで予約。
飛行機がダメになってしまったのでロンドン旅行すら消え去ってしまい、無駄になった前後泊のホテル。
いずれも場所もランクもお値段も大当たりだったのに計4泊、約5万はちょっとイタイ。
【2020.3.13】
ところが、完全に諦めていたのに世界的にCOVID-19が広がりつつある影響で連日のようにキャンセルポリシーが変更され、遂に変更orキャンセルが可能になったとの案内がありました!
ラッキー!
【2020.4.1】
予約キャンセル専用サイトの案内があり、予約番号等の個人情報を登録。
シンプルでわかりやすく誰でも使えるサイトがすぐに立ち上がってくれたので助かりました。
翌日(4/2)キャンセル受付のメールが届きました。
★2020.4.18
支払いをしたクレジットカードに全額返金されました。
ホテル代はまさか戻ってくるとは思っていなかったのでラッキーでした。
この対応をしてくれたHotwireに感謝です。
★2020.6.6
キャンセル手続きから2か月。
クルーズ代金の一部がクレジットカードに返金されました。(Gov't Charges&FeeおよびPrepaid gratuityのみ)
★2020.7.23
キャンセル手続きから3か月。
一部返金後、全く動きが無いので現金返金ではなくFCCになっているのではないかと確認したところ、間違いなく現金で登録されているとのことでした。
ただ、キュナード本社の経理部門に現金返金希望の連絡がきたのが2020.6.10なので、そこから2か月かかるとのことでした。
2週間余りで返金されたRoyal Caribbean Internationalとは大きく差が出ています。
★2020.10.25
キャンセル手続きから6か月。
ようやくクルーズ代金が2020.10.15付でクレジットカードへ返金の確認がカード会社のサイトで確認できました。
手続きから半年以上も掛かってなんとか全額返金です。
問い合わせた時には8月ごろとの案内でしたが、ここまで大幅に遅れるとは。
結局キュナード社からは何の案内もなく、ただひたすら待つしかありませんでした。
前回のクイーンヴィクトリアでは船内精算がうまくいかず、すったもんだの末3か月遅れでの決着。
今回は世界的な大混乱とはいえ、他社からかなり遅れをとっての精算。
どうもキュナード社との縁はイマイチなようです。
正直、今後の利用を躊躇してしまい兼ねない対応で非常に残念です。
コメントを投稿する
コメントを書く