DAY8
楽しいクルーズもこの日が最後。
どんどん疲れがたまる今回の船旅。
これでクルーの笑顔や楽しい交流があれば癒されるのに、いかんせん今回はC19プロトコルのクルーズ。
以前の雰囲気のクルーズを楽しめるのはまだ先になるのでしょうか?
久々の外国船クルーズもいよいよ最終日。
長崎を離れ、お天気回復です。
後方のデッキはいつも空いていました。
日焼けを嫌がる日本人はデッキよりも船内の方が人気なのでしょう。
終日航海日のクイーンズルームはエクササイズやダンス系イベントが目白押し。
この日もチェアロビクスは大人気。
珍しく母が参加していました。
ゴールデンライオンパブのフィッシュ&チップスも捨てがたかったけど、ブリタニアレストランのランチのレベルが高かったので最後のランチはダイニングでいただきました。
前菜はラムケバブ。
スパイスがしっかり利いていてかなり良い味です!
ライタもさっぱりして美味しい!
メインは牛レバーのグリル。
メインにレバーだなんて珍しい。
これがまた美味しいのなんの。
意外な食材で楽しいランチでした。
レストランを出るとき、ダイニングのエントランスに私のテーブルの担当エリアのロクに挨拶もしない横柄なヘッドウェイターがいたので(もちろん帰るときの挨拶も無し!)、日時指定で事前にspecial occasionを登録したにも関わらず忘れ去られてしまったことを伝え、今夜は最終日なので忘れずにお祝いをお願いしたいというと、お祝いは別途フロントを通して予約が必要だのケーキは別注文になるだのあれこれ言い訳。
カチンと来た私はガッチリ抗議。
周りはやっているのにどうして出来ないのか。
事前に登録させたのにどういうことか。
改めてヘッドウェイター(彼)の名前を確認して回答を求めると途端に態度急変。(サーベイに名前が書かれることを気にしたのでしょう)
今夜はスペシャルなアニバーサリーになることを約束します!
なーんて調子よく言ってました。
面倒くさそうにしてたあの態度は何なんだ!
食後はのんびりと最後の終日航海を堪能します。
晴れて穏やかな海。
船にいることを忘れるような穏やかな日です。
ウェルカムシャンパンが無いなーと思って居たら冷蔵庫にありました。
もう一本はリピーター特典のウェルカムバックです。
ハーフボトルになっちゃった。
最後のアフタヌーンティーをリドで頂きます。
クロテッドクリームは醤油小皿に入れられてました。
Cunardで提供しているジャムは全てTiptree社製。
ここのブラックカラントが好きなんだけどこの船では置いてないそうな。
残念。
でもジャムの種類が豊富なのはこの船の良い所。
最後のディナーのためブリタニアダイニングに向かいます。
なかなか個性的なオシャレを楽しんでる御一行。
フォーマルを着る文化が滅多にない日本なのでフォーマルナイトはみんなが一番悩むところだと思うけど、コスプレのような人は正直どうなのかなー、と思ってしまう。
それに対して聞えよがしにご意見を述べる御一行がいるのがこのクルーズ。
さすがに声に出しちゃいかんでしょ。
もし、ダイニングにそぐわない格好だったとしても、それに意見を言えるのは船側なのにね・・・
フォーマル&マナーパトロールが多いのが今回のクルーズ。
何と言っても一番多かったのは「マスク警察」です。
「マスクお忘れですよ」なんて声をかけてる方をあちこちで見かけました。
だからそれはクルーの仕事だろうに・・・
乗客同士は角が立つのになぁ、とマスクをしててもこちらに飛び火しないかビクビクしてました。
ハープも最後に聞いておきます。
全体的に短調の暗い曲が多かったのは何故なのか。
前菜はハムのパテ。
パテ系はいつもハズレなし。
トルコ風トマトときゅうりのサラダ。
サラダは当たりはずれあり。
今回はイマイチかなー
コーンチャウダーなら外さないだろうと思ったらちゃんと外してた。
なんと言うことでしょう。
最後まで油断ならない。
最後のディナーのメインはラムシャンクにしました。
最終日がラムシャンクだなんてロイヤルカリビアンを思い出しちゃいます!
メインは大変美味しくいただきました。
母はヒラメのグリルを注文。
身が柔らかくてとっても美味しかったそうです。
デザートに大好きなキャロットケーキがあったので注文。
シナモン効いてないしフロスティが思ってたのと違ったけどこれはこれで美味しかったです。
デザート出てきちゃったけど、もしかしてまた忘れられたのかなー
なーんて思ったら周りがざわざわ。
横柄なヘッドウェイターが付近のサーバー陣を10人くらいかき集め、デザートプレートともなって登場。
ビング・クロスビーの「Let Me Call You Sweetheart」を大合唱とともに叔父叔母の結婚46周年をお祝いしてくれました。
2人へのサプライズも大成功。
大喜びして貰えましたー!
この後、隣のテーブルの女性から「おめでとうございます」とともに
「なんの楽器もなく男性だけのコーラスなんて珍しいわねぇ。」と。
ハイ。
私は初日に気づいてましたよ。
あなたが飛鳥Ⅱ好きであることを。
だってASKA2のストラップでクルーズカードを首から下げてるんですもの。
そんなわけで
「そうですね、飛鳥Ⅱだとギターで一緒に歌ってくれますよね。」と返してみました。(勝手に意地を張ってしまった!)
「そうなのよ。ギターがないなんてことあるのねぇ。でも男性のコーラスだけも悪くないわね。」と。
あ、お気に召して頂けたようです。
大変失礼いたしました。
お隣のテーブルであっても今回はマスク必須だったこともあり、挨拶を交わす程度でこれまで交流はほぼゼロ。
でも今日が最後ということもあり、帰りがけに叔母が
「先ほどはお祝いしてくださってありがとうございます。今日で楽しかった日も終わっちゃいますね、残念ですね。(初QEと聞いていたので)今回はどうでしたか?また乗りたいですか?」
と聞いたところ
「ちょっとねぇ・・・もう当分はいいかしら。」
とのお返事。
「えぇ!とっても楽しかったのに!」と叔母が言うと、「やっぱり外国のお船はねぇ。」と。
ストラップを見て勝手に偏見持ってしまったのもあるけど、やっぱり外国船の雰囲気はお気に召さなかったようです。
外国のお船しか知らない私には十分楽しいクルーズだったけどなー。(私の飛鳥Ⅱはショートだから本来の雰囲気とは違うハズ)
このクルーズを楽しめない人もいるんだと叔母も衝撃。
まぁ確かに私もゲストの視線は怖かったけど、クルーズ自体は楽しかったからな~
でもゲストの雰囲気が違っていたらもっと楽しめたことでしょう。
最後のショーは印象ゼロ。
クルーズディレクターの写真も怒られちゃうしビクビクしながら観てたのかも。
上手だったり感動したりの印象があればともかく、なんてったってボーカルがイマイチだからね。
外国人メインのゲストだとショーは劇場全体が盛り上がってみんなノリノリ。
手拍子や歌いながら劇場一体となって楽しんで観劇することが多いけど、日本人がメインだと全く違います。
アーティストが手拍子を求めても、最初こそきっちり打つものの、次第に手拍子ゼロ。
微動だにせずとにかく静か。
遅い時間のショーだと寝てる人も多い。(それなのになぜか最前列)
前方の席を取っているのに途中退席するような人もいるのはどうして!?
音楽に合わせて体を揺らすこともなく、音楽や歌を楽しんだり感動したりということがありません。(無くはないけど表に出るような表現はほぼ皆無)
アクロバットなどで素晴らしい一面があったとしても感嘆の声を上げることもなくただ拍手(それもかなり控えめ)。
舞台と客席の温度差が凄まじいです。
あ、この曲良いよねーなんてニコニコしながら拍子をとりながら聞いてたらジロっと見られちゃう雰囲気、怖いなー。
微動だにせず聞かなきゃならないなんて肩こっちゃうよー!
最後のクイーンズルームはショーにも出てたバンドメンバーによる往年のロックナンバー。
相変わらずリードボーカルが・・・
全部ベースが歌ってくれたらいいのになぁ。
今回のクルーズで一番楽しんでいたのはダンス教室の方々かもしれません。
毎晩衣装を変えてダンスフロアで生演奏でのダンス。
アンバサダーホストも何人もいるので色んなダンスを楽しめたことでしょう。
最後の夜って「これで寝たら終わっちゃうよー」って名残惜しいのが常だけど、なんか今回は「やっと明日解放される!」という気持ちが強い。
乗客によってこんなにも船旅の印象が違うとは。
日本人しかいない飛鳥Ⅱとはまた全然違う探り合い感が強い今回のクルーズ。
珍しく疲れました。
これが日本発着のスタンダードだとすると次を考えちゃいます。
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