下準備が全てを決める!
初クルーズの個人での寄港地観光が思いの外、上手くいったのと自由度の高さから今回も『個人観光』と決めていました。
このコースの寄港地はドブロブニク(クロアチア)、クサダシ(トルコ)、サントリーニ(ギリシャ)、コルフ(ギリシャ)。
4都市のうちクサダシ&コルフは今まで聞いたことがない所。
まずはガイドブックを読み、その後はひたすらネット検索。
停泊時間はそれぞれ8時間~10時間で、乗下船の時間をとっても十分に時間があるのがこのクルーズの決め手ともなったので、時間内でバッチリ観光の予定です。
寄港地情報はとにかく少ない
今でこそCRUISEMANSのようなクルーズ情報専門サイトがあるのものの、以前は個人のブログや掲示板の書き込みを繋ぎ合せての情報収集がメインでした。
それでも時間をかけて探せば意外と情報はあるもので、クサダシ港からはエフェス遺跡に公共のミニバス(ドルムシュ)でも行けるというということもわかり、初個人手配クルーズ兼冒険の始まりです。
ドブロブニク(クロアチア)→スルジ山と旧市街散策
ドブロブニクと言えば旧市街が有名。
港は旧市街から少し離れたグルージュ港だったので、有料のシャトルバスで旧市街入口のピレ門まで移動、その後タクシーでスルジ山へ登り(当時はロープウェイが戦争で破壊されたままでした)旧市街の景色を楽しみました。
タクシーを途中で止めてもらい、頂上からの眺めとはまた違う旧市街の眺めは絶景。
城壁散策、旧市街散策、海の幸を堪能しアドリア海の真珠を後にしました。
スルジ山の中腹から旧市街を望む
クサダシ(トルコ)→エフェス遺跡とバザール散策
初トルコはまさかのクサダシ。
不安を覚えながらもバス停を目指すと「エフェス?」と聞いてくれたドライバーさん。
緊張の初ドルムシュ体験も英語が堪能なドライバーのお陰で不安も無くなり、初めてのローマ帝国時代の遺跡に大興奮。
バザールでは陶器やランプの可愛さにすっかり魅了されトルコが好きになるきっかけとなりました。
こんな何もない所がエフェス遺跡の入り口
サントリーニ島(ギリシャ)→ロバタクシー&イアとフィラを散策
誰もが知ってる白壁に青いドームの街並み。
イアへ行くことばかり調べていて港~フィラの街へどう行くかあまり考えておらず、テンダーを降りた所にいたドンキータクシーの勧誘に誘われるがままロバにまたがりフィラの街へ。
ロバは以前ギリシャの別の島で乗ったことはあったけれども、手綱を引く人も居ないのに勝手につづら折りの山道を登る健気な姿と絶景に感動。
その後訪れたイアの街も美しかったけれども、何と言ってもロバが強烈な印象となりました。
船を眺めながら優雅にランチタイム
コルフ(ケルキラ)島(ギリシャ)→旧市街散策
中世にはベネチアの支配にあったコルフは同じギリシャでもサントリーニとは全く異なる街並みで、旧市街の迷路のような小道に迷いつつ散策。
物価が安く、オリーブオイル等のギリシャの特産品のお土産を買い込み旅の締めくくりとなりました。
旧市街の迷路をさまよう・・・
個人観光のメリットとデメリット
メリットは・・・
■公共交通機関と入場料の実費だけなので安い
■観光&時間配分の自由度が高い
■お気楽
個人観光の良い所はなんといっても安上がりで好きな所に行けて、時間も自由に使えること。
お目当てのお店に行ったり、話題のレストランに行ってみたり、スーパーで好きなだけお買い物をしたり。
天気や体調が悪ければ無理せずに時間をずらしたりもできるので自由自在です。
ガイドブックなどでは紹介されてない新しい発見があったり、ネットやテレビで紹介されているレストランに行けちゃうのも『個人観光』ならではです。
デメリットは・・・
■とにかく時間厳守!
■下調べが大変
最終乗船時間に遅れてしまうと船は待ってくれないのでとにかく早目早目に行動して出来るだけ早く港周辺へ戻ってこれるようにするので朝は早いです。
港の情報は少ないのでこれが一番大変。
テンダーボート下船の場合も前夜の船内新聞でチケットの配布場所と時間をチェックし、早い時間から並び一番で下船できるようにしなければならない場合、更に早起きしなければなりません。
寄港地情報には念には念を入れて調べるのが意外に大変です。
でも旅は準備期間も含めて楽しめるので、私にとって一番わくわくする時間でもあります。
港から公共交通機関を利用して個人観光をしたときの『達成感』はまた格別です。
KRNさん、同感です!クルーズ専門旅行会社を経営し、小さなグループをエスコートする立場なんで言えた立場ではありませんが、クルーズフロントでもらう地図片手に迷路の様に迷いながら、偶然の出会い、発見!これがクルーズの醍醐味だと思います。船内集合場所でかなり待たされ、しかもクルーズのゴールデンシーンの入港も見れず、挙げ句に遅刻する方々を何で待たなくては…?今日は丁度ドナウ河リバークルーズ添乗から戻りましたが皆さん異口同音に小さな船で小さな港が良かった!と(添乗員も実は楽だったりして…)私も今回はリバークルーズで初めての小さな寄港地がありましたが、僅か数百メートルのメインストリートにバロック教会、カフェなどブラブラでした。無責任の様ですが、「寄港地は個人で巡ろう!」大賛成ですね
加藤さん、コメントありがとうございます。
プロの方に共感していただけるだなんて大変光栄です!
言葉の問題があるので添乗員付きの寄港地ツアーを選ぶ方がまだまだ多いのだと思いますが「最年長の方に合わせるので万事ゆっくりで結局観光する時間が足りなくなった」なんて話を聞くと、「やっぱり個人観光最強」と思ってしまいます。
ただ、言葉の心配をせず、効率良く解説付きで様々な観光地を回ってくれるのも寄港地ツアーの強みなので観光地の場所や停泊時間に応じての使い分けをしていこうとも思っています。
昨年ブダペストを訪れてリバークルーズにも憧れを抱いています。
なかなかチャンスがありませんが機会を見つけていつか乗船してみたいです。
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