今年は諸事情があり、SWを利用した長期の夏休みの旅行を諦めた年。
次に長い休みが取れるのはいつだろうな~と思っていた所、思わぬプランを発見。(まだ諦め切れてなかった)
それはラグジュアリークラスCUNARD社のクイーン・ヴィクトリアが「お試し」と表して格安パックを発売。
元々黒海に行くクルーズだったものを情勢不安でエーゲ海に変更した為、追加で販売されたというコースでした。
元々は添乗員付きツアーで「安い!」と飛びついたんですが、色々調べたところ、やはり個人手配の方が圧倒的に安いことがわかり、さっそく根回しをして休みを確保して航空券とクルーズを予約。
結果としてツアーより1人当たり5万円ほど安く、飛行機の時間も良いものが選べました!
初めてのラグジュアリークラス。
フォーマルはもちろん、フォーマルじゃない日でも「インフォーマル」というドレスコードの設定のため、いつものクルーズと違ってちょっとだけオシャレな装いを多めに準備。
どんな人が乗るのかな?
やっぱりタキシード率が高いのかな?
とあれこれ期待が膨らみます。
いつもなら寄港地観光に熱が入るところだけど、イスタンブールは10か月ぶりの3回目でこれといった目的なし。
マルマリスは何をするんだろう?イラクリオンは遺跡かな?アテネは8年ぶりの再訪だから遺跡はやめて街中をぶらつく程度かな?というそこまで力を入れるポイントが見つからず、今回はのんびりと船の生活を楽しむことにしました。
クルーズ好きの主人は残念ながら休みが取れないので、今回は母とのクルーズ。
日本近海では3回乗ってる母も、今回初めて海外でのクルーズです。
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10/2 成田→
10/3 イスタンブール着 クイーン・ヴィクトリア乗船 停泊
10/4 イスタンブール出港
10/5 終日クルーズ
10/6 マルマリス(トルコ)入港
10/7 イラクリオン/クレタ島(ギリシャ)入港
10/8 ピレウス/アテネ(ギリシャ)入港
10/9 終日クルーズ
10/10 イスタンブール帰港 イスタンブール→
10/11 成田着
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仕事帰りに成田エクスプレスで空港に直行。
飛行機はもちろんターキッシュエアラインズ。
安いし直行だし夜便があるので最高です。
座席は2人掛けの最後尾を確保。
トイレにも近いし後ろから蹴られる心配もないし、何より2人掛けなのが一番気を遣わないてラク。
モニター大きめ、日本語対応あり、タッチパネルはちょっとだけ反応が悪いけどプログラムも豊富だしUSBもあるし12時間のフライトも飽きることはありません。
今回はスペシャルミールでシーフードをチョイス。
ディナーは白身魚のクリーム煮でした。
美味しい!
食事が終わるとお休みタイム。
近未来なカラーの後、真っ暗になりました。
朝食もシーフードミール。
こちらはサーモンだったかな。
あとちょっとでイスタンブールに到着です。
イスタンブールの夜景が見えました。
光が多くてとても綺麗。
アタチュルク空港到着。
定刻どおりなので、メトロの始発の6時までは空港に待機。
その間、リコンファームが(一応)必要とされているターキッシュエアラインズのカウンターに行き、リコンファームを済ませておきました。
両替もすべて空港で。
あまり使う要素もなさそうだったので2人で3日間のトルコで15,000円の両替です。
今はTL安なので、大体1TL40円計算でした。
前回来た時に買ったイスタンブルカードにチャージ。
1枚で何人でも使えるので母と私で1枚のみ。
20TLチャージして改札もすんなり。
自動券売機であっさり済ませていると「この券売機なら大丈夫なんじゃないか」と次々押し寄せてきますが、結局上手くいかず。
言葉が通じないと思ったのか誰も聞いてくることがなかったのでその場を後にしちゃいました。
助けてあげた方が良かったかな〜?
母とお喋りに夢中で、いつも乗り換えるゼイティンブルヌ駅を通過してしまい、今回は初めてアクサライでの乗り換えとなりました。
アクサライ駅。
まだまだ夜が明けきっていない時間です。
トラムヴァイのアクサライ駅までは徒歩6〜7分。
スーツケースを持っての移動なのでちょっと大変。
帰りは絶対ゼイティンブルヌ!
スィルケジ駅までやってきました。
ここで荷物を預けます。
Mサイズ(60L)のスーツケースが2個楽々入って更に余るという大型サイズのロッカー。
英語表示が出るので使い方も簡単でした。
確かこのサイズで12TL(480円)
ベンチで荷造りをし直して、さーて出かけるぞと思ったら猫ちゃんがご挨拶。
7時半。
イスタンブールの朝はかなり遅いです。
これから乗船するQVは8時半入港のため、まだ港には船が居ません。
鳥が集まってるなと思ったらおじさんが千切って撒いてました。
犬にも猫にも鳥にまで優しいトルコ人。
何故かやたらとカメラ目線な鳥がいました。
しかも寄ってきた。
パンを撒いてる人は私じゃないよー
おじさんだよー!
朝日に照らされるガラタ塔。
初イスタンブールの4年前に登り、10か月前は悪天候のため断念。
今回もたぶん登らないんだろうな〜
スレイマニエ・ジャーミー。
丘の上にあるのでどこからでも良く見えます。
ようやく朝日が高く上がりました。
ガラタ橋たもとのサバサンド屋さん。
まだ開店準備中。
エジプシャンバザールも8時前だとまだ準備中。
市場も開店は割と遅いようです。
エジプシャンバザール内部。
こちらはまだまだ準備にも入っていないお店だらけ。
リュステムパシャジャーミー前のパン屋さんで朝食にパンを購入。
チーズが乗ったパンでしたが、チーズがかなりしょっぱかった〜
トルコのチーズは塩気がキツイものが多いようです。
サンドイッチスタンドを発見。
注文すると、内側に回れと言われ、たくさんある種類の中からどれを選ぶか一つ一つ聞いてくれました。
オジサンおススメのものとパセリを追加してかなり巨大なサンドイッチの出来上がり。
お値段4TL。
パンがフワフワで美味しく、野菜も新鮮。
トマトもとっても甘かったです。
サンドイッチをかぶりつきながら歩いていると、カフェの前で呼び込みのお兄さんがメニューを見せて「Breakfast!」と。
いやいや、今サンドイッチ食べてるから・・・・と断るとコーヒーだけでもOKとのこと。
早速テラス席に座ってトルココーヒーを注文。
食べてたサンドイッチを仕舞うと、食べてても構わないよというのでテラスに座ってオシャレな朝食タイムになりました☆
マフムートパシャ坂。
生地、洋裁材料、洋服の問屋街のような一角。
ここであれこれ見て時間をつぶします。
グランドバザールに到着。
流石にもう買う物もないのでランプ屋さんを物色。
見ているだけで楽しい!
こちらはよくあるガラスタイプではないカサでした。
ランプ屋さんは見ているだけでわくわくします。
これだけ揃っていると圧巻。
写真を撮っていると「自分も撮って」とアピールしてくるので撮ってみました。
10か月前のイスタンブールでもそうだったけど、今回も殆ど第一声は「ニーハオ」。これに対し「ニーハオ」と返したり「こんにちは」と返したり。
チョット怪訝な顔をしていると大抵英語で「どこから来たの?」と聞かれるので、今回のトルコでは使おうと思っていた「ジャポンヤ」って答えるとどこに行っても喜ばれたり驚かれたりしました。
やっぱり自分の国の言葉で話してくれると嬉しいのかな?
こちらのランプ店、ゴージャス。
写真撮った後に気付いたけど、カメラ禁止のマークが・・・
またも「俺を撮れ」とのアピール。
撮った写真を見るでもなく撮ったからと言ってなんということも無く。
思い出に加わりたいのかな?
迷路のようなグランドバザールを脱出。
何となくの方向は覚えたものの、出口はさっぱりわかりませんでした。
ヒッポドロームに到着。
観光客が続々と到着します。
ブルーモスクです。
やっぱりこのモスクの形は随一の美しさ。
見ていて飽きません。
道端でお昼寝中の大型犬。
耳にはタグがついているので綺麗ではないけど予防接種もしているからキケンではないそうです。
ムスリムの結婚式に遭遇。
西洋風のドレスだけどベールの下は髪の毛をすっぽり隠しています。
お化粧はもちろんトルコスタイル。
かなり濃い目です。
植え込みにどんどん入ってポーズを決めていました。
奥様、突然自らポーズ。
くるくる回り始めました。
旦那様は戸惑いつつも笑顔。
カメラマンの指示ではなく、奥様がカメラマンに指示していました。
アヤソフィアは今日も混んでます。
補修は終わったかな〜
前回2回も来たというのにまたやってきました、キベレカフェ。
母は初めてなのでご案内〜
今回も沢山の写真を撮ってお茶休憩。
店内の雰囲気もランプも最高です。
テーブルに写ったランプがとっても綺麗。
ここでイケメン店員君が私のアラビックネームネックレスに気付きお喋り開始。
気に入ったらまた来てね、とカフェのカードを持ってきてくれたので、実はここに来るのは3回目なんだ〜と話すと大喜び。
中庭に案内するというのでついていくと・・・
前回は天気が悪く夜だったこともあって全く知らなかったけど、上の階はテラス席もありました。
カラフルで可愛い!
ホテルの中庭になっていて、ここで食事をとることもできるそうです。
個室もあって、ここはとてもアンティークな雰囲気。
ディナータイムに予約もできるとのことでした。
イエレバタン通りには陶器を貼りつけた壁がありました。
全然気づかなかった!
キベレカフェすぐ近くのお土産物屋で買い物をすると、カタコトの日本語が出来るという人が出てきました。
でもこの人の日本語、本当にかなりカタコト。
圧倒的に英語の方が通じるので英語でそのまま会話をしていると、テラスがお勧めなお店があるから是非連れて行きたい、と。
いやいや、これから船に乗るし時間もないし、イスタンブールは初めてじゃないから遠慮すると言ったけど押しが強い。
普段は断固拒否する私もフライトと寝不足と暑さで疲れていたので「通り道だから」という言葉を信じてついていくと全然通り道じゃない・・・
場所はフォーシーズンズホテル向かいの某ホテル&レストラン&お土産屋。
途中で「僕の甥っ子」という日本語ペラッペラの怪しい男性(どう見ても甥という年齢じゃない)が合流し、「キリムは偽物が多いけどうちは本物」「トルコで困ったらここに連絡して」などなど怪しい営業開始。
早くテラスから降りたい一心で「暑いからもう戻りたい」と言うも「眺め最高でしょー?」と聞く耳持たない。
正直、前回泊まったホテルの方が遮る建物がなくて最高だったよって思ったけど、適当に合わせて何とか日除けのないテラスから脱出。
焼けつくような太陽は寝不足な私には強すぎるのです・・・
そしてインチキ臭さプンプンの営業トークにもうんざり。
来なきゃ良かったなぁ〜と思ったものの、お店の名前を見て「もしかして?」と。
ハイ、帰ってきて調べたらやっぱり「ロマンス詐欺」で名前が挙がっているお店でした。
見覚えがあったのよね。
この後更に日本人がいる店がすぐそこに、と。
もう絶対嫌だというと角を曲がったところというので仕方なく。。。
店に入るなりトルコ語で日本人女性店員に何やら説明。
明らかに態度悪く「イスタンブールで困ったことがあったら連絡ください」ってショップカードを渡されて終了。
きっと「こいつらカモれない」って言ったに違いない。
帰り道
「港へはどうやっていくの?」
というので
「スィルケジで荷物をピックしてトラムヴァイで」というと、
「駅わかりますか?」
「はい、フンドゥクル駅」と答えると、
「違います、ひとつ前のトプハネね」
「でも前回来た時、フンドゥクル駅から歩いてちかかったけど?」
「じゃ行ってみたら?3回目だし詳しいんでしょう?」
ですって。
んまぁー!何も買わないとこういう態度なのねっ!
やっぱり日本語ペラペラなヤツにロクなモノはいない!!!
イラっとしながらスィルケジ駅を目指している途中で、幸せそうに寝る猫ちゃん発見。
今回はバケーションなのだから怒っちゃいけません。
反省して船を目指します♪
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