DAY6
最後の寄港地、シチリア島のカターニアに朝8時半に入港。
8年前の初シチリアはシチリア島で一番の都市パレルモでした。
カターニアはそのパレルモに次ぐ2番目の都市です。
キャビンスチュワード君も自由時間があるらしく、下船して買い物を楽しむというので「カターニアはどんな街?」と聞くと、「大きくてローマみたいだよ!」と。
いやいや、ここ島ですよ。
ローマって・・・
なーんてちょっとバカにしてたカターニア。
今回の寄港地の中で一番良かったです。
バカにしてごめんなさい。
街や道路が広々。
古い部分と新しいオシャレな部分がマッチしていて観光しやすく、どこを見てもとにかく美しい街。
このレベルの都市が至る所にあり、しかもそれぞれものすごく歴史があるイタリア。
世界遺産が一番多いのも納得です。
地中海を南下、メッシーナ海峡を通過しシチリア島はすぐそこ。
お天気快晴。
刺すような日差しです。
ギラギラの太陽と水平線。
クルーズならではの景色です。
エトナ火山は今日も元気に活動中。
エトナ火山から延びる一筋の白い線は雲ではなく噴煙です。
カターニア・クルーズ・ターミナルに到着しました。
次回船体を見るときは下船の時。
最後の寄港地でのVision of the Seasを焼き付けます。
カターニアは下船したら徒歩で港を抜けます。
港入り口まで徒歩10分ほど。
日陰が無いので暑い・・・
この高架を抜けるとカターニアの街になります。
どこかで見た風景。
ハイ、8年前に訪れた同じシチリア島のパレルモに良く似ています。
廃墟と見紛うほどのさびれっぷり。
カターニアのドゥオモ広場に到着。
何故か黒いゾウがいます。
それもかなり再現度低く、ギャグかな?と思われるゾウの彫刻。
エトナ火山の噴火から街を復興させる際、噴水だった所にエトナ火山の溶岩で作られ噴火による損傷を受けていたゾウの彫刻を乗せ、白い大理石で目とキバを補い、更にはオベリスクを載せたという代物。
ローマにあるミネルヴァ教会の「ミネルヴァのひよこ」というベルニーニ作のゾウとオベリスクを真似たというけど、それにしてはこのゾウは無いんじゃないの?とツッコミを入れたくなる作品でした。
建築家のジョヴァンニ・バチスタ・ヴァッカリーニさん。
ベルニーニさんの様になるにはもうちょっと時間がかかりそうです。
カターニアのドゥオモです。
今までのドゥオモよりも高さは低め。
中には有名なオペラ作曲家ベッリーニのお墓がありました。
棺には音符が刻まれています。
カターニア大学。
大学とは思えないくらい美しい歴史を感じる建物です。
ベッリーニの名を冠したベッリーニ劇場。
ここでオペラを見たかったな〜。
残念ながら館内ツアーも休館日。
入り口からちょっとだけ中を覗くことが出来ました。
ここだけでもかなり凝った造りでゴージャスさが伝わります。
劇場広場前のカフェで一休み。
チョコレートとジェラートを扱うカフェで地元の人でにぎわってました。
お昼前にカルロ・アルベルト広場の青空市場に到着。
港のインフォメーションで、マーケットどこかにない?と聞いたら教えてくれたマーケットです。
この近くのSimlpyCityというスーパーも教えてくれたけど、マーケットの方が断然楽しい!
この市場、とにかく広くて何でも売ってました。
イチゴもこの売り方。
かなり安いです。
甘酸っぱい良い香りが漂います。
チーズ屋さんで500gのグラナパダーノを購入。
ローマよりもかなり安いです。
新鮮なオレンジやレモン。
南イタリアの特産品も数多く並んでいます。
どれをとっても値段の安さに驚きです。
こちらは大きめのカタツムリ。
イタリア料理でもメジャーな食材のようです。
大小さまざまなカタツムリが売られてました。
円形闘技場遺跡に到着。
街中に突如現れます。
古代ローマ時代2世紀中頃に造られ、闘技場はエトナ山の溶岩製。
なんと約15000人の観客を収容出来たそうです。
11世紀後半、ドゥオモを建造のため闘技場の石が石材として持ち出され、その後、建物上部が破壊されたそうです。
究極のリサイクル。
無料で中に入ることが出来ます。
外は灼熱でも闘技場の中は石造りのせいかヒンヤリ心地良く別世界。
溶岩づくりのせいか壁はぼこぼこしていました。
ランチはカターニア名物「馬肉」のレストランへ♪
馬肉を食べる国って日本以外にあまり知らなかったけどイタリアでも食べるんですね〜
こちらは馬肉レストランの有名店、Trattoria del Carvaliereです。
店内に入ると左側に大きなグリル。
その前に新鮮な肉やシーフードが並んでいます。
店内は意外にも洗練された雰囲気。
もしかしてこのレストラン、ちょっとお値段が張るのかも?とちょっと不安がよぎります。
外は暑い!
まずはイタリアビール。
330mlで1.5ユーロ。
安い!
メニューを見てビックリ。
どの料理もお得なお値段。
シチリア島の物価はやっぱり安いです。
シチリアと言えばタコ。
タコのサラダを頂きます。
こちらは8ユーロ。
柔らかくてクセがなくオリーブオイルと塩のみのシンプルな味付けが最高!
グリル野菜のサラダ。
こちらは4ユーロ。
そしてやっぱり海の幸、ムール貝とアサリ。
今回は生ではなくワイン蒸しです。
ムール貝は10ユーロ。
身が大きくて塩加減も丁度良くスープもとても美味しかったです。
出ました、馬肉ステーキ&ハンバーグ。
手前のハンバーグ(ミートボールより少し大きいくらい)は1個1ユーロ。
奥の馬肉ステーキは厚さ1センチで男性の手のサイズくらいで1枚3ユーロ。
とりあえず一人1個&1枚注文。
初めての馬肉ステーキはもっと固いかと思っていたけれども柔らかく、ジューシー。
牛肉に良く似ているけれども全体的に脂が少なめでさっぱりしていました。
独特な香りもクセもないので牛肉と言われても気づかないかもしれません。
ミートボールの方は脂身が少ないので少し歯応え。
ハーブが効いていてイタリアらしい味付けになっていました。
でもどちらも塩コショウのみのシンプルな味付けで、美味しい馬肉を堪能できました♪
カターニアの出港はちょっと早目。
最後にもう一度ドゥオモを焼き付けて・・・
お土産屋さんを物色した後、港を目指します。
カターニアで鉄道に会えました〜
このシチリア島、ローマから鉄道に乗ってそのまま来ることが出来ます。
乗り換えなしで10時間ほど。
メッシーナ海峡は鉄橋やトンネルではなくフェリーで渡るんです。
どれくらいの人が鉄道でやってくるんでしょうか?
こちらは2両編成だったから近距離線かな?
港には15時に戻ってきました。
出港まで90分。
丁度良い時間です。
Vision of the seasともお別れの時間が近づいています。
船に戻ってスポーツデッキに行ってみました。
お馴染みのクライミングウォール。
いつもはだーれもいなかったけど、この日は挑戦者がちらほら。
19:45からのセントラムでのイベントはクルーによるパフォーマンスショー!
この船長、ロック音楽が大好きでカラオケも大好き。
この日の目玉は船長の歌うBon JoviのIt's my life。
乗客のほとんどが知ってるこの曲。
みんなノリ良く最高に盛り上がってました。
船長、とっても上手だけどもしかしたらクルーは週に1回はこれを聞いてるのかな!?
そうだとすると「また始まったー」という感じなのでしょうか。
夕食はダイニングでプライムリブ。
柔らかい!
盛り付けがイマイチイケてないけど良しとしましょう。
肉料理が美味しいアメリカンシップ。
外れはありません。
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