DAY2
クルーズ2日目はスペインのマヨルカ島、パルマに入港です。
事前に調べたところ、日曜日ということもあり市場も大聖堂もお休みだと言うことと、バスや電車の本数が極端に少ないことがわかっていたので、とりあえず1時間だけショパンとジョルジュサンドのゆかりの地、バルデモッサを散策して、その後はバイクを借りてベルベール城や街中を散策しようと思っていました。
でも生憎のお天気。
しかも寒い!!!
こりゃバイクじゃ寒いぞと思い予定変更。
バルデモッサも滞在たった1時間のために30分かけていくのも面倒になってしまったので取りやめ、裏道うろうろの街歩きをすることにしました。
その結果、行けないと思っていた大聖堂に入ることが出来、普通はなかなか味わえないミサに最初から最後まで参加することとなりました。
まったく期待していなかっただけに大聖堂の美しさと荘厳さに圧倒され、迷路のように張り巡らされた小道と歴史を感じる街並み、物価も安く緑が多くて美しいパルマデマヨルカ、大好きになりました!
朝食はメインダイニングで。
エントランスがとってもゴージャス。
窓側の席にアサイン。
遠くに見えているのはパルマデマヨルカ大聖堂。
生憎のお天気・・・
ダイニングでの朝食は「アラカルト」と「バフェ」スタイル。
アラカルトを選んでメニューから注文。
その間、バフェでチーズや果物を選びます。
ウィンジャマーほどではないけどダイニングの朝食も充実しています。
朝食は目玉焼きにサイドで、クリスピーベーコン、マッシュルーム、リンクソーセージ、トマト。
今までは一度もなかったアスパラの付け合せが登場して色合いにもこだわっている様子。
私はトマトジュースがあるのでダイニングの朝食の方が好き。
以前のように毎日違うメニューではなくなってしまったけど、その分、バフェからも色々持ってこれるのでウィンジャマーより良いかも。
パルマ・デ・マヨルカ港に入港。
ターミナルの出口付近でシャトルバスのチケットを売っているのでここで大聖堂までのチケットを往復10ユーロで購入。
チケットを受け取ったらバスに乗り込みます。
扉に船に戻る最終の時間が書いてあるのでチェック!
出港は18時なのに最終バスは14:45とかなり早い設定。
思いの外ゆっくりする時間がありません。
片道1枚、往復なので2枚受け取りました。
バスからシンフォニーの全景。
バスを降りると船は遠くに小さく見えています。
曇天のパルマデマヨルカ大聖堂。
日曜日は休館日(ミサのため)だそうで外観だけ楽しみました。
バスを降りてとりあえずみんな大聖堂を目指すようです。
世界遺産のパルマデマヨルカ大聖堂。
巨大!
お天気が良ければなぁ~
中にはガウディが修復にかかわった所もあるようです。
中には入れないけど、ぐるっと半周してみようかなと回ったところで紫の花が綺麗に咲いているのを発見。
ジャカランダ?
扉の前にはポールが立てられテープが張られ、中に入れないようになっていました。
それでも果敢に扉を開けるようにする旅行者。
扉は開かないわけではなく、少し覗き込んで、でも入れる雰囲気じゃないのか諦めて立ち去って行く人。
あぁ、ここまで来て残念だなぁ。
よりによって日曜に入港しなくても・・・なんて思っていると、今度は中から人が顔を覗かせました。
すると、こっち来い!と手招き。
えぇ?入れないんじゃないの??
でも手招きされたら行くでしょう!
隣にいたご夫婦とともに大聖堂内へ。
入場料7ユーロも払ってないんですけどー!!!
中は何と、ミサの準備中。
思いっきり旅行者の我々、なんで入れて貰えちゃったんだろう?
お隣の旅行者もカメラを抱えて旅行者だし・・・
この後、前から3列目に着席し、わけもわからず1時間のミサに参加。
十数人の司祭がずらりと並び、同じく十数人の聖歌隊、厳かながらも壮大なパイプオルガンの音色に合わせてみなさん賛美歌を唄うというなかなか経験できない素晴らしい時間でした。
周りの人に合わせて立ったり座ったりしてたけど、後ろのおじさんが熱心にスペイン語であれこれ教えてくれて・・・
ミサが終わってからも色々教えてくれるけどスペイン語はさっぱり。
おじさんも英語はさっぱり。
でも熱意だけは伝わりました。
異教徒なのに受け入れてくれてありがとう。
大聖堂は今まで見た中でも屈指の美しさ。
ガウディが手掛けたという謎の天蓋のデザインもさることながら、有名なバラ窓、その他も美しい祭壇とステンドグラスでとても荘厳です。
ミサのお陰で店外にライトが点灯。
形は不思議だけど、これはとても美しかったです。
ガウディの作品って突拍子もなくてどうも性に合わなかったけど、これだけは気に入りました。
ミサが終わったらパチッと電気が消されちゃいました。
印象がガラッと変わります。
明かりがついてる所を見ることが出来てラッキー!
おや?
このドクロマークは誰かのお墓なのかしら?
麦わら帽子のような某漫画を思い出させるような絵柄でした。
実はこの大聖堂、修復にかかわったのはガウディだけではないんです。
ここマヨルカ島出身のスペインを代表する現代アーティスト、ミケル・バルセロ(Miquel Barcelo)も2003年にこちらの祭壇壁画を担当しました。
それがこれ。
もう完全にダークサイド。
何故か入れ無いようになってるし・・・
壁から浮き出た骸骨のようなものとおどろおどろしい煤けたような窓。
天国に行くことを祈る場所なのに地獄を見るという恐ろしい一角。
これはこれで気になってますますこの大聖堂が好きになりました。
光が差し込むとより一層美しいステンドグラスの数々。
とにかく天井が高くて、カラフルなステンドグラスが一面に。
ミサの最中、天気が回復したようです。
今まで山ほど大聖堂や教会を見てきたけど、ここはどこをとっても感動でした。
特にステンドグラスの色鮮やかさ。
なかなか行くチャンスが無い場所だけど、必見です。
ミサはしっかり1時間。
外に出たら少しだけ青空が出てました。
相変わらず強風。
馬車もこれと言って営業せず。
のんびりしたもんです。
小道をグイグイ進んで散策開始。
パラム・レヤル通り、クロム通りを抜けて行きます。
こちらも一風変わったアパートメント。
スペインの建物はどこか独特です。
と思ったらどうやらガウディの作品のよう。
お土産屋さんはとってもカラフル!
デザインも色合いも可愛らしくて並べたくなります!
スペインらしくフラメンコの美女も。
オシャレなお店を発見。
マヨルカデリカテッセンです。
http://www.mallorcadelicatessen.com/web/es/
中を覗とハムやチーズ、蜂蜜やオイル漬けなどの食材がいっぱい!
どうやら買ってその場で食べることも出来そうです。
店内もとってもオシャレ。
ハムチーズサンドと生ハムを購入。
一つ4ユーロでボリュームたっぷり。
香りの良いハムとちょうど良い塩気のチーズ。
とても美味しかったです。
マヨール広場に到着。
大道芸人が旅行者をからかっています。
サンミゲル通りを抜けてEsglésia de Sant Miqueに到着。
すっかり青空になりました。
街路樹はオレンジ!
甘いのかなぁ~
落ちてきたら危険なくらいの大きさです。
日曜日ということで市場もお休み。
Uターンして今度はジャウメ通りを散策。
賑わってるお店があったのでちょっと冷やかしに・・・
http://www.restaurantetramuntana.com/
なかなかオシャレな店内。
みんなピンチョス片手にワインやビールを飲んでいます。
美味しそうなピンチョスがあれこれ。
どれを頼んでも美味しそう!
メニューはスペイン語で良くわからないので指差し注文。
3種類をチョイス。
チョリソーかと思ったらまさかのフォアグラのキャラメリゼ。
どれもこれもとても美味しかったです。
ワインが進む!
ピンチョスは1個4ユーロ、ワインは3ユーロ。
ピンチョスはかなり大きめです。
生ハムサンドも店先に置いてありました。
生ハムは国民食!
朝の天気が嘘のようにすっきりと晴れ渡りました。
ずっと寒かったけど、陽が射すとじりじりと暑く感じます。
大聖堂まで戻ってきました。
青空に映える!
地中海の島だとは思えないくらいの海の青さ。
風が強いので椰子の木がしなっています。
遠くにどーんとシンフォニーオブザシーズ。
これだけ風が吹いてたら揺れるだろうな~♪
22万トンの船が揺れたらどんな感じだろう?
大聖堂の裏側に回りました。
このあたりはちょうどあのダークサイドの部分。
ステンドグラスが黒くなっています。
元々行こうと思ってたベルベール城が山の中腹に見えました。
大聖堂の外観、圧巻です。
晴れて良かった!
バス停から公園越しの大聖堂。
公園にはテントの飲食店がずらり。
波が打ち付けて遊歩道には波しぶきが飛んできます。
バス待ちの乗客たち。
みんな厚着をしています。
いやー、寒い!
薄手のダウンを着てる人、決しておかしくないくらいの肌寒さ。
バスは長蛇の列だけど、次々来るのであまり待ちませんでした。
パルマデマヨルカの港に戻ってきました。
かなり新しいのか、大型船にも十分対応している広々としたロビーです。
船に戻ってセントラルパークへ。
やっぱり船から見る景色はこうじゃなきゃ!
そして部屋からの眺め。
青空と水平線。
贅沢です。
スクーナーバーで日本人コーディネーターさんとお喋り。
とても詳しい方で、裏話をたくさん聞いちゃいました。
あちこちでお見かけして、その都度立ち話。
こんなに詳しい船の話を聞けたのは初めてです。
お、この寒いのに滑ってる滑ってる。
パークカフェでサラダとスープをつまみます。
パークカフェが一番長い間いたかも?
パルマデマヨルカ18時出港。
部屋からサンセットを楽しみます。
この日の日没時間は20:41。
ヨーロッパの昼はながーーーーいです。
コミカルなピアニスト。
ジョプリンなどノリの良い曲をダイニング前で弾いてました。
セカンドの20:45スタートも日没が20:41だとあまり遅く感じません。
前菜のパイ。
メインはラムラック。
美味しー!
ワインも進むー!
寒いけどデッキへ。
こんなに寒いのに泳いでたりジャグジーにいたり。
欧米人は強すぎです。
月明かりが明るかったです。
明日のSea dayも良い天気だといいな。
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