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【アドリア海クルーズ&ベネチア近郊】ラプソディ・オブ・ザ・シーズ 城壁の街スプリットへ 9日目

シリーズ  2018 【アドリア海クルーズ&ベネチア近郊】ラプソディ・オブ・ザ・シーズ9泊12日

DAY7

船は最後の寄港地クロアチアのスプリットに入港。
今回のクルーズ以外はほぼドブロブニクに入港なのになぜかこれだけはスプリット。
残念だな~と思いつつも、私はドブロブニクは行ったことがあるので初めての寄港地で嬉しかったです。

そんなスプリットは首都ザグレブに次ぐクロアチア共和国第2の都市。
日本ではあまり馴染みのない街だけれどもクロアチアの中でも観光地の要となっているようです。
それもそのはず、1979年には「スプリットの史跡群とディオクレティアヌス宮殿」として世界遺産登録されている有名な都市なのでした。

ドブロブニクも同じく1979年に世界遺産登録されているのだけれども、なぜかあちらの方が日本では有名。
ジブリ映画のモデルにもなったというのもあるのかな?


最後の寄港地、スプリットに到着です。

7時に入港して朝はのんびり9時半に下船しました。

今日も暑い!
それも蒸し暑い!

港から旧市街は徒歩。
フェリーも沢山停まっています。

大型船の桟橋は一番端っこ。
旧市街まではゆっくり歩いて20分くらいかな?

港に沿った歩道側には郵便局、スーパー、両替所、インフォメーション、荷物預り所などなど、何でも揃っています。

ツーリストオフィスも兼ねているこちらで4人で1万円を両替。
地図も貰って準備万端です。

ディオクレティアヌス宮殿 Diocletian’s Palaceの入口、青銅の門から中に入ります。

地下宮殿の一部はお土産屋さんが並んでいます。
ここを抜ければ宮殿内です。

スプリットよりもドブロブニクの方が有名だからかドブロブニクの旧市街をかたどったものが多く売られていました。

スプリットの大聖堂の鐘楼はとても美しいです。

ペリスティル(Peristill)広場は宮殿の中心部分となっています。

ペリスティルの南側にある前庭(Vestibule)はかつてドーム状の屋根があったものの朽ちて落ちてしまったところ。
今では綺麗な空を見ることが出来ます。

大聖堂に入るにはチケットが必要です。
鐘楼の階段は上りたくないので安い方のブルーチケット(3.5ユーロor25クーナ)を購入。
このチケットではカテドラル内部(Cathedral)、地下室(Crypt)、洗礼堂(Baptestery)を見ることが出来ます。

レッドチケット(6ユーロor45クーナ)だと更に鐘楼(Bell Tower)、宝物室(Treasury)に入ることが出来ます。

大聖堂内部に入りました。
あまり広くはないけれどもかなり豪華な造りです。

八角形の大聖堂は311年に亡くなったディオクレティアヌス帝の霊廟として建てられました。
キリスト教徒を迫害した張本人であるディオクレティアヌスの墓は5世紀にキリスト教の大聖堂となってしまったのでした。

こちらは地下室。
湿気が多くてかび臭い・・・

最後は洗礼室。
元はローマ神話のユーピテルを崇拝するための神殿(Temple of Jupiter)として建築されたものが、聖ヨハネの洗礼堂として改装されたそうです。
入り口前にはディオクレティアヌス帝の命でエジプトから持ち込まれた花崗岩のスフィンクスがありますが、異教の象徴でもあるスフィンクスの顔は、キリスト教徒によって破壊されてしまったのだそう。

地中海と言えば石鹸、オリーブ、ラベンダー。
こちらでもラベンダー製品がたくさん売られていました。
このおじさん、カタコトの日本語が出来るんです。
ユーロも使えたのでお土産として纏め買い。

こちらは銀の門。
大聖堂のちょうど裏側です。

銀の門から大聖堂方面。
今日もとにかく暑い・・・

4世紀初頭、ディオクレティアヌスが晩年を過ごすために入江に建てた宮殿がディオクレティアヌス宮殿(Diocletian’s Palace)の復元図です。
敷地は巨大で南北215m、東西180m、合計38,700㎡。

一度ペリスティル広場に戻って・・・

ドブロブニクを思わせるような狭い通りを抜けて北側を目指します。

こちらは金の門。

金の門を抜けた所は公園になっています。

門のそばにはローマ時代の戦士の格好をした人が。
写真を撮ってチップをせがむ輩でしょう。
アメリカ人のおば様は臆せずガンガン話しかけていました。

10世紀に実在したグルグール ニンスキ(Gregorius of Nin)の像。
礼拝の際にクロアチア語を使えるよう権利を争った人物だそうです。
彼の左足の親指は「触れると幸運が訪れる、またスプリットに戻ってこられる」という言い伝えがあるそうでピッカピカ。
私はというとなるべく人が少ない瞬間を写そうと必死になってたため指に触らずに戻ってきてしまいました。

旧市街に戻って最後の門、東側の鉄の門にやってきました。

鉄の門を抜けた所にある広場はレストランが多く集まっていました。

さらに東に進んだところにあるフィッシュマーケット。

新鮮そうな魚を並べているけど売る気ゼロの方々。

自家製アンチョビを売っているお店を発見。
ユーロも使えるというのでお値段を聞いたけど、ナポリに比べてかなり高かったのでやめました。
ナポリの1ユーロアンチョビが忘れられない・・・

城壁外の街並みもとても綺麗で、洒落たレストランが沢山ありました。

フィッシュマーケットから少し北に行ったところにレストランが多く集まる広場があったので一休み。
とにかく暑いので冷たいもので喉を潤します。
白ワインがとっても安かったので注文。
まさかこんなにたっぷり出てくるとは!!!

両替したクーナを使い切るべく青銅の門近くのジェラート屋さんで購入。
コクがあって美味しい!

海沿いの城壁です。
一度は廃墟となっていた宮殿に7世紀ごろ他の民族の侵略から逃れてきた人々が勝手に住み着き、城壁の一部をそのまま使って建物を築いているので外から見ると不思議な形をしています。

旧市街から船を望みます。
最後の寄港地なので次に船を見る時は下船の時となります。

お買い物するならやっぱりスーパー。
丁度良いところにあったのでクロアチア土産を買いこみます。

定番のチョコレートやオリーブオイル、ワインなどが並びます。
クレジットカードOKだったのでクロアチア土産もちゃんと購入することが出来ました。

最終乗船は15時半なのでちょっと早目の14時半に船に戻って宮殿方面をズーム。
鐘楼は群を抜いて大きいです。

スプリットの出港はちょっと早くて16時。
ピアランナー(出港間際に駆け込み乗船する人)を応援。
最後の一人が乗り込みあっという間に離岸しました。

ラプソディオブザシーズはタグボートを使うことなく自力で狭い港を出て行きます。

最後の出港。
とっても名残惜しいです。

ヨットが沢山いるせいか、何度も汽笛を鳴らしていました。
この音が良いのよね~!
船旅してる!!!

船からの海に沈む夕日も今日が最後。

夕日が沈むのを見たら最後のショーへ。
この日はヘッドライナーショーでした。

男女ペアのアクロバットショー。
次々に繰り出される技は見事!
歌もダンスもアクロバットも、毎日バラエティに富んでいて素晴らしかったです。

最後の夜はフェアウェルショー。
クルー達総出でUntil We Meet Againを歌ってお別れです。

最後の夜は子羊のグリル。
柔らかくて美味しい!
ソースも濃すぎず甘すぎずしょっぱすぎず、最高です。

デザートはチェリージュビリー!
キルシュが効いてて私はこれが大好き!

最後の夜もウェイター達が総出で盛り上げてくれます。
お別れのダンスはDon OmarのDanza Kuduro。
次回は一緒に踊りたいかも!?

今回のウェイター陣は本当に素晴らしかったです。
最後もヘッドウェイター、ウェイター、アシスタント総出でお見送りしてくれました。

最後のスプリットで港のあちこちで私の名前を見かけたので元同じ国ということでモンテネグロ人のアシスタント君に聞いてみると「読めるけどわからない」とのこと。
クロアチア語とは「ありがとう」とかは同じだけど、全く違う言葉の方が多いそうでクロアチア語ならヘッドウェイターに聞いた方が良いよ、とのこと。
お陰で謎が解けたけど、まさか私の名前にそんな意味があるとは・・・

夕食の前に荷造りは済ませておいたので夕食後もセントラムやバーをウロウロ。
最後の最後まで遊び尽くします。

ちなみに今回のスーツケースの回収時間は19時~23時でした。
0時くらいに部屋に戻ると丁度スーツケースを運んでいる最中の人に遭遇。
挨拶をするとインドネシア出身でまだ船の仕事を初めて4か月目とのこと。
バリに行ったことがあるというととても喜んでいました。
日本人と話したのは初めてだそうです。
クルー以外のアジア人との交流でホームシックになっちゃったらどうしよう??

23時半からFarewell partyがバイキングクラウンラウンジで開催されるというので行ってみたけどまだ誰もいない・・・
音楽すらかかっていないので一人で待つのもつまらなかったので退散。
スタートは何時にずれ込んだのかな?
みんな何時まで起きてるんだろう?

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