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【シンガポール&マレーシアクルーズ】ボイジャー・オブ・ザ・シーズ 11年ぶりの再乗船。初のグランドスイート! 2日目:後半

シリーズ  2019 【シンガポール&マレーシアクルーズ】ボイジャー・オブ・ザ・シーズ3泊6日

DAY1

いよいよ11年ぶりにボイジャーオブザシーズに乗船です!
クルーズもいつの間にか10回を超え、様々な船会社で楽しい船旅をしたけれども、やっぱり初めての船に戻ってくるのは感慨深いものがあります。

最新鋭の船や新造船に乗り、その度に沢山の驚きの経験をしていたけれども、いざ乗り込んでみるとロイヤルプロムナードやダイニングルームのシャンデリアに圧倒されました。

ロイヤルカリビアンのボイジャークラスは素晴らしい感動を与えてくれる客船です。

■シップデータ
総トン数:138,000トン
乗客定員:3,286人
乗組員数:1,200人
全長:310m
全幅:48m
喫水:8.8m
巡航速度:22.0ノット
就航年:1999年11月
改装年:2014年11月


駅から歩いて5分。
マリーナベイクルーズセンターに到着しました。
ここからさらに5分近く歩いて出発ターミナルに到着です。

出発ターミナルは2階。
歩いてくる場合は一度建物の中に入りエスカレーターで2階に上ります。
外に出て自分が乗る船会社のカウンターでタグをつけた荷物を預けたらチェックイン!

なんだかインド人だらけです。
大丈夫かな?このクルーズ。

パンフレットを見てたらインド人のオバちゃまに話しかけられました。

「あなたのこのカーディガンはどこで買ったの?」
「ロンドンです」
「素敵だわ~私もこういうのをインドで探してるけど無いのよ~とっても良いわ」

い、インドで探しましたか・・・
それはみつからなさそうな?

インド系が多いなとは思ったけど、もしかしてシンガポール人かな?と思ったりもしたけど、本場インドからやってきた方々が多いようです。

ほ、本当に大丈夫か!?

乗船時間はリピーター特典と今回はスイート利用ということもあって一番早い11時半。

時間はまだ10時半だけど、チェックインは可能だというのでセットセイルパス&パスポート&クレジットカードを提示して顔写真を登録して貰ってあっさり終了です。

スイートのお客様はこちらのラウンジでお待ちになってくださいな、と言われて通されたこの立派なラウンジ。

立派過ぎて椅子が全部くっついていて誰かが座ると揺れます。
座面も妙に硬くて座り心地悪いです。
一般の席の方がもう少し椅子が広いという、まさかのこちらの方が格下に見える造り。

でもオレンジジュース、リンゴジュース、冷たいお水が用意されたこちらの素敵なラウンジでひたすら待機。
立ち上がるとどこからともなく係員がやってきて「乗船できる時間になったら教えてあげるからここで待ってて」って言われてしまうんだもの。

えぇ、待ちますとも。

ラウンジで待機してるとコンシュルジュが2名やってきてスイート特典の説明をしてくれました。
今回は9階のコンシュルジュラウンジではなく14階のダイヤモンドラウンジを利用してねとのことです。
コンシュルジュのアンドレアさんはそこで常に待機しているそうな。

ハネムーン?と聞いてくるので、11年前にハネムーンでボイジャーに乗船したことを伝えると驚いていました。
夫は超絶童顔なのでいつ誰に会っても「学生?」と聞かれてしまうのです。。。
いいなぁ、若く見えるって。

早ければ11時には乗船できるかもと言われていたけど、イミグレーションがオープンしたのは11時半を過ぎてから。
シンガポール入国日を聞かれ、当日入国の人とそれ以前に入国の人は分かれて並び、出国手続きが済んだらいざ乗船です。

大型船は見慣れてしまったけれども、やっぱりボイジャークラスともなると大きく感じます。

11年ぶりに乗船!

乗船したらすぐにランチ。
いつもならウィンジャマーマーケットプレイス(旧:ウィンジャマーカフェ)だけれども、今回は違うんです。

ウィンジャマーマーケットプレイスのお隣にあるスペシャリティレストランChops Grilleの予約を取ってるんです。
でも行ったら誰もいなーい。
店の前でうろうろしてたらオフィサークラスの人が出てきたので、ランチの予約をしている旨を伝えると席に通してくれました。
どう見ても営業してないんですけど?

しばらくすると、「ここではなくてGiovanni's Tableに行ってほしい」とのこと。
いやいや、Chops Grilleの予約取ってるんだけど?と言ってもなんだか話が通じない。
オフィサー2名とGiovanni's Tableの店員に囲まれてどうしたもんかと悩んでいると、「Giovanni's でChopsのランチを準備するので移動してほしい」とのこと。
うーん、ワケがわからない。

でもChopsは営業していないようなのでGiocanni'sのウェイターについていくことに。
到着したのは4階前方、しかも内側。
Chopsの方が窓に面してて良かったのになぁ。
でもここも雰囲気は良いです。

オーダーはちゃんとChops Grilleのメニューからでした。

やっぱりこれ。
マッシュルームスープ。
濃厚で美味しいです。
器が違うけど・・・なんでかな?

前菜はシュリンプカクテル。
大きいエビがプリッと3匹。
美味しい!

来ましたー!
フィレミニオン。
柔らかくて焼き加減もちょうど良くて口の中でとろける美味しさ。

でもソースがかかってきてる。
そして選べない・・・
何でかなーと思ったらGiovanni'sでの提供だからみたいでした。
お料理はChopsのものでも、お皿はGiovanni'sのものなのね。

付け合わせはテイタートッツとマカロニチーズ。
こちらもラプソディで食べた時とはずいぶん違う形で出てきました。
でもラプソディの時よりも美味しい!

マカロニチーズなんてマカロニグラタンのように濃厚でカリッカリ。
テイタートッツもサクッサク。
お腹がいっぱい過ぎて食べられないのが勿体ないくらい。

スイート客室があるフロア、廊下が広いです。
荷物もすでに届いてました。
お仕事早い!

13時半にキャビンオープン。

今回は初めてのグランドスイート。
ドアを開けた瞬間広くてびっくり!

広くて快適!バルコニーとは段違い!といちいち感動していると電話が鳴りました。
コンシュルジュからの挨拶かな?と思って出てみると

「KRNさんですか?乗船するの楽しみにお待ちしてたんですよー!!!」

と2018年のシンフォニーオブザシーズ乗船の際にお会いしたコーディネーターYさんからの電話でした!
今回のクルーズには日本人コーディネーターが乗船するとのことで
「もしかしたら?」
と期待してたんですが、そうはいってもあちらは何千人もの日本人を相手にしているので、たった8泊お世話になっただけでは微かに覚えているかいないかだろうなぁなんて考えていました。

コーディネーターのYさんは2月22日乗船メンバー表の中に我々の名前を見つけて「もしやっ!」と思って乗船するのを楽しみに待っててくれたようなんです!!!
まさかまさか、覚えていてくれてたとは!

「ご無沙汰してますー。覚えてますかー?」ってこちらから言うはずがまさかのサプライズ。
Yさんはとにかくお仕事が出来る方でシンフォニーの時にその魅力に惹かれ、今回もますますデキる女性っぷりに感激。(BS12で放送された「クルーズザワールド6:アジアショートクルーズ」で紹介されていたコーディネーターさんです)

大量のインド人を目の当たりにして一抹の不安を覚えたものの、一気に解消され楽しみになりました。

Yさんからの電話の興奮冷めやらぬまま、キャビン探索再開。

カウンターにはウェルカムフルーツのほか、コーヒー、紅茶、ポットなども完備。
さすがアジア航路です。

ローテーブルにはクッキー、ミネラルウォーター、スパクレジット、コンパス、メインダイニングのディナーメニュー、その他ダイヤモンドクラブ(ラウンジ)サービスの案内などがずらり。

シッティングエリアからのカウンター方面。
広々としています。

シッティングエリアとベッドはこの位置関係になっています。

ベッド回りも広々。
シッティングエリアと区切られるようにカーテンもありました。
友達と利用する場合に着替える時とか便利かもね。

ロイヤルカリビアンではベッドはダブルの形にしてお部屋をお客様に提供するのが基本のサービスだそうです。
分けてほしい時はこの後お願いすることになります。

バルコニーにはテーブル&椅子のセット。

さらにベッドタイプが1台。
広いです。

ボイジャーオブザシーズはボイジャークラス4隻の中で一番古いタイプ。
ボイジャークラスは3番船まではグラスボトムバルコニーではないためちょっと暗い印象になります。

クローゼットぜんかーい!
ボイジャークラスではライフジャケットがお部屋にも準備されていました。

ドレッサー脇の棚にはセーフティボックス。
4桁タイプです。

ドレッサーの引き出しには朝食オーダー用紙やらルームサービスのメニューなどなど。

カウンター下には冷蔵庫も。
冷蔵庫はミニバー扱いなので設定温度は13度。
キンキンに冷やすためのものではないとのことでしたが、ペットボトルを入れておくと充分冷えていました。

ラウンジに行けばいくらでも飲めるので自分で入れることはなかったけれども一通り揃っているのもスイートだからなのかアジアだからなのか・・・

バスルームはこちら!
このスペースなのになぜかダブルシンク。

バスタブ付きです。
シャワーもハンドタイプなので使いやすく水圧も排水も湯温もストレスなし。
古い船だけど水回りは清潔で嫌な臭い一つなし。
全く古さを感じさせません。

アメニティはGilchrist & SoamesのEnglish Spa Collection。

14:45から日本人コーディネーターによる説明会。
待ちに待ったYさんに再会です。

会場に行って驚いたのは日本人が思った以上に多いこと。
さすがショートクルーズ。
お休みが取れない日本人にはピッタリの週末利用の3泊コース。
そしてもう一つ驚いたのが若い人が多いこと。
どうやら大学の卒業研究の一環やゼミの卒業旅行で来ているようです。
若いうちからこんな楽しみ方を味わえるだなんて羨ましい!

Yさんの説明は的確かつ簡潔。
何度船に乗っていてもその船、その地域でローカルルールがあるので説明会に出ると新しい発見があります。

今回のショートクルーズはフォーマルナイトがあると言われていたけど残念ながらなくなってしまったそうです。
そして今回はインド人がとても多く3,100人の乗客定員のうち1,200人がインド人で残りはほぼシンガポール人とのこと。
シンガポール人は週末ごとにクルーズに乗るくらい慣れていて、水着を着たまま乗船してキャビンオープンまではプールで過ごしたりする人も居るそうです。

ここまで慣れてしまうと非常にカジュアルな雰囲気が強くなりフォーマル設定がなくなるとのことでした。
でもボイジャークラスはフォーマルが似合うダイニング。
オシャレするのはいくらでもOKなのでせっかく持ってきたし着ちゃおうかな!

説明会の後、Yさんと再会を喜んでほんの少しだけお喋り。
3泊は慌ただしくとにかく忙しいのでゆっくり喋る時間はなさそうだけれども、私たちは覚えて貰えてただけでも嬉しかったのでまた再会を願ってお別れ。

16時からはマスタードリルです。
スイートなのにアセンブリーステーションは暑いのにプロムナードデッキ、つまり外。
スイート様なのに涼しいラウンジじゃないのか~
いや、スイート様はすぐに逃げられるようにということ!?

このドリル。
ロイヤルカリビアンはとても厳しいんです。
カメラ、ビデオ、スマホは一切ダメ。
お喋りも駄目。
部屋番号と人数名前を確認したら指定の場所に並んでひたすら待機。
ゴキゲンでセルフィをしてるインド人のオジサマ方、何度も注意されていました。

そしてこれがまた一苦労。
何度確認しても集まらない。
こんなドリルは初めて。
部屋番号を読み上げるんだけれどもその数がハンパない。
そうなんです。
万事ゆるやかなマイタイムで動いているインドの方々が全く集まらない。
後から後からぞろぞろ。
それも全然急がずゆっくりゆっくり歩いていらっしゃいます。

やっぱマハラジャはちげーや。
まったく「遅刻」の概念はない模様です。

16時半出航だったけれども16時15分には出航しちゃってました。
まだドリル終わってないけど良いの!?って思ったけれども、ドリルはとりあえず出航前に始めていさえすれば「やった」ということになるので出航してOKだそうです。

そしてまたこのドリルで素敵な出会いがありました。
日本語ペラペラなシンガポール人2名に声を掛けられ、結局その後ずーっと一緒に過ごすことに。
どちらもロイヤルカリビアンのヘビーリピーターでボイジャーの中でも有名なゲストなんだそうです。
ボイジャー就航当時から何度も乗っているのでクルーもみんな顔見知り。
ダイヤモンドラウンジでの再集合を約束してドリル終了です。

シンガポールの眺め。
素晴らしいです!

ジョニーロケッツ。
11年の間に$4.75→$9.75に跳ね上がりました。

オアシスで食べた時はまだ$6.75くらいだったかな?
今回は3泊だからお腹の余裕が無さそう。
でも食べたいな~

セイルアウェイパーティーはプールサイドで!

ってあれ?
プールサイド、全然人いません。
そうなんです。
シンガポールクルーズは欧米クルーズでは定番の「日焼けを楽しむ人」が全然いないんです。
セイルアウェイパーティーもプールサイドでは開催されません。

定番のカリビアンミュージックの生演奏も出航時は定番なのに演奏すらありません。

こ、これがロイヤルカリビアンのアジアクルーズなのかー。
大丈夫なのかなー!?

セイルアウェイパーティーはロイヤルプロムナードで。

2019年3月でロイヤルカリビアンとの契約が終了するドリームワークスのキャラクター達が盛り上げます。

いや、アレックス。
君盛り上げる気全然ないでしょう!?

全くやる気なしのアレックス君。
具合悪いの?

シュレックと長靴をはいた猫はサービス精神旺盛。

猫、妙に色っぽい動きをするんだけど原作ってバンデラスじゃなかったっけ?
日本語版は竹中直人よ!?

一番サービス精神旺盛だったのはカバのグロリア。
色気ムンムンのはずがその点は猫に負けてたけど、サービス精神全開でした。

なぜかドラゴン。
ちょいちょい中国に寄せてます。

でも春節が終わってしまったので今回のクルーズは中国人は100人以下とのこと。

ペンギンズやカンフーパンダ、キングジュリアンなんかも加わって大行列。
子供たちはまったくワーキャーしないのはドリームワークスのキャラは怖い、、、じゃなくて可愛くないからなんでしょうか?

盛り上がってるのはインド人のオジサマたち。
何でオッサン同士でセルフィ撮りまくるのかな?

スイート特典で今回利用できたラウンジはコンシュルジュラウンジよりも場所も雰囲気も良いダイヤモンドラウンジでした。
私も早くダイヤモンド会員になりたい!
ワンランク上のサービスを楽しみたい!

今回のクルーズでは一足早くお試しとなりました。

17:00~20:30までアルコールを含むフリードリンクタイム。
ディナー前後にフィンガーフードとともにお酒を楽しむことが出来ます。

ドリルで知り合ったシンガポール人と合流。
クルーズの事、ボイジャーの事、他のエリアのクルーズの事、ロイヤルカリビアンの事、ダイヤモンド会員やラウンジ、特典について等々、沢山ためになる話をしてくれました。
とにかく詳しすぎる!!!
年間8回はクルーズをしているそうで、何とも羨ましい生活です。

ボイジャークラスと言えばなんといってもこの3層吹き抜けでゴージャスなシャンデリアのあるメインダイニングルーム。
この眺め、初めてこのシャンデリアを見た時の感動がよみがえります。

カジュアル船だけどゴージャス。
ボイジャークラスはこのメインダイニングルームがあるから大好きです。
この眺めだけは「豪華客船」って言葉がピッタリです。

日本人コーディネーターが乗船しているので日本語メニューもありました。
通常は英語&中国語の表記です。

アジア航路らしく定番のメニューに加えて中華&インドが必ずあります。
でもここは冒険せず定番一筋。
それが失敗しないコツかな?
冒険するならウィンジャマーで!

でました!
プライムリブ。

これだけは外せません。
アジアエリアだと違う感じになるかな?と思ったけど、見慣れたスタイル。
ちゃんとロイヤルカリビアンの定番スタイルでの提供でした。
お肉も柔らかいし美味。
そして食べきれないくらいの量!

お部屋にクラウン&アンカーの特典一覧は届いていなかったけど、BOGO(By one get one)でワインが注文できるか聞いたらOKでした。
サインも何もしなかったけど、1杯分だけの料金が加算されていたので問題なしです。

デザートはキャロットケーキ。
シナモンも効いていてチーズたっぷりで美味しい!
コーヒーに良く合います。

こちらはもう一つのデザート。
初めて見る形のWilliams Pear Chocolate Crisp。

3階(ダイニングでは一番下のフロア)中央階段近くのベストポジションでのディナーも十分堪能しました。
セカンド(20:00)でそこまで混み合っていないのに、なぜかウェイターではなくアシスタントだけが担当するという形で「ん?」と疑問に思うこともあったけど、ヘッドウェイターが近くにいたので遠慮なくビシバシ注文。
アシスタントが出来る人だから良かったけど、何でウェイターじゃないのかな~。

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