コスタ・ネオロマンチカのお食事のカジュアル度合い
カジュアルシップであるコスタ・ネオロマンチカは、勿論お食事もカジュアルです。
ですが、普通に東京の町などだって、イタリアンレストランのカジュアルなところも超高級なところもありますから、その真ん中くらいの検討のお食事が出ると思って乗船するのが正解です。
コスタ・ネオロマンチカの朝食
朝はリドのバフェかレストランで食事ができます。
リドは何時も混み合っていて席を探すのが大変なので、今回はレストランに行ってみました。
こちらのレストランの朝食はバフェになっていて、ウェイターがテーブルに案内してくれて、あとは自分で食べ物をとってくる形式。朝食時は無料でコーヒーをサービスしてもらえます。
ジュースなどは食べ物の横にグラスに入って並んでいます。写真を撮っていなかったのですが、幾種類かの卵料理やハム、ベーコン、コーンフレークなどや、デニッシュやドーナツ、パンケーキ。ヨーグルトも無糖とフルーツ入りと加糖、果物も何種類か、それと朝から甘そうなケーキやゼリー、おかゆや納豆ふりかけなどもありました。
サラダは ちょっと新鮮味を欠いていましたが、一応トマトとレタスくらい。
お味はカジュアルでしたが、結構いろんな種類は楽しめます。
スイート用のスペースも片隅に用意されていて、数人のゲストを見かけました。
ですが時間は7:30から9:15までと意外と短いので、朝の遅い私たちは努力早起きをしました。
普段、寄港地でも 船のエクスカーションに行かないときは 朝はゆっくりなのですが、やはり、バフェの混雑をさけようと思うなら仕方の無いことです。
バフェの食事は朝食は10:00まで供されていますので、朝寝坊型の方でも大丈夫です。
食べ損ねた場合はグリルカプリに簡単なパンくらいは出ると船内新聞に書いてありましたが、今回のこちらの軽食はとても寂しい物でほとんど見かけませんでした。
でも間に、バフェでお茶菓子としてくらいの焼きたてクッキーが昼前に少しと3時ごろ出るのがとてもおいしいんです。
これはぜひお試しをおすすめします。
コスタ・ネオロマンチカの昼食
寄港地以外の終日航海日は、どうしてもどこかでお昼をいただかなくてはならなくて、これが また結構大変です。
寄港地の日は船にいない人も多く、もし船で昼食を取ろうと思っても、比較的空いています。
ですが、航海日は全員船内ですから、バフェが11:30から13:30まで、またはメインレストランの12:00から13:30のどちらかで食べないと、ディナーまでしっかりしたものは食べることができなくなります。
これも、私たちは普段家では14時頃に昼食にしているのですが、早くしないと困るのでだんだん早まっていきます。
メインレストランはどうしてもサービスに時間がかかりますし、バフェは混み合うので大変なことで、最後の方は朝を早くして、昼は早目なようになっていました。
昼間のコスタは、航海日は催しも結構あるため、時間配分が大変でした。
プリンセス等ではもう少し後までサンドイッチやハンバーガーなどの重めのものが食べられるのですが、やはりそこはカジュアルシップ。
自分たちで気を付けて、時間に間に合うようにしました。
コスタ・ネオロマンチカの夕食
オペレーションについて
デイナーはなぜか、席がころころ変わりました。 なので、毎日最初に受付けで部屋番号を申し出て案内してもらいます。 そのため、ウェイターとのつきあいもそんなに長くはなりませんでした。
スタッフ配置の問題かもしれませんが、とにかく忙しそう。 おしゃべりする間もあんまりなかったようです。
コーヒー、紅茶のサービスもないと、食後もついさっさと退席してしまうので、ゆったり感はない感じでした。
メニューについて
メニューは少しずつは変わりますが、こちらもカジュアルですので、ガラナイトのオードブルにはカニカマがついたくらい。
メインレストランのサラダなどもウサギのご飯かなという淋しさでしたがとりあえず、コース料理でローストのものなどはしっかり調理された物が出て、ゲームヘンなどはとてもおいしかったです。
逆にパスタやラビオリなどの出来合いだと思われるものは、バフェでもレストランでもいまいちで、しっかりと乾麺から作ったと思われるものはアルデンテでおいしくできていました。
デザートもちゃんと作ったものも出たので、MSCなどよりはおいしくいただきました。特に、デザートが小ぶりな仕立てでしたので、ボリュームが丁度良かったですね。
小ぶりな仕立てのデザートは気に入りました
スープはなみなみとと注いでくれますが、毎日メニューに書かれている名前よりもう少し複雑な味だったようで、これはちょっと、マイナスのところ。
なみなみのスープ
エスニックや、カレー系の料理などはおいしいものも結構ありました。
カジュアルなイタリア船ですから、テーブルにどんとオリーブオイルのボトルが鎮座ましましていて、これでパンをいただくので、昼と夜はバターは 出てきません。 朝食時にはちゃんとありました。
朝食に共されるバター
バフェのコーヒーは、前回より大きなサーバーがドンと置いてありました。
バフェのコーヒーコーナー
ミルクが最初はピッチャーでしたが、途中からコーヒーと同じサーバーに入って出てきて、きっとミルクだけを飲む方が多かったので変えたのでしょう。 臨機応変です。
バフェのテーブルにはカトラリーと醤油、ゴマ油が備えてあります。このゴマ油もなかなかおいしいのです。
何もかかっていない野菜にかけてみたり、ローストしたお肉に掛けてみたりと、便利に使っていました。
色々な用途に使えたごま油
お夜食について
夜の遅い時間までにぎやかなコスタは、お夜食があって楽しみだったのですが、今回は有料のラーメンくらいしかなくて、それも$8と結構なお値段で、手が出ませんでしたが、部屋に毎日手作りの小さいクッキーが届くので、それがナイトキャップでとてもうれしい物でした。
手作りの素朴な味わいが嬉しいナイトキャップのクッキー
船はいつも食べ過ぎるので、逆にこういう位なのも健康的かもしれません。
リーズナブルなクルーズの過ごし方
私達はとてもリーズナブルなお値段でこのクルーズに乗船出来ました。 いわば、軽井沢高級ホテル1泊分くらいの価格です。 なので、上げ膳据え膳の上にお泊まりと、移動と、遊びも入ったクルーズで充分です。
カジュアルでもおしゃれに船内を楽しんだ者勝ち
でも、いくらカジュアルシップといっても、船旅は船旅。 きちんとした服装でサービスしてくれるウェイターや、他のスタッフにも敬意を持って接するのは当たり前ですし、服装もそれなりに気を遣えば盛り上がることは確かなので、手は抜けません。
ただ、結婚式ではないので、格式張らずにテーマに沿った格好や、雰囲気に合わせた装いがやはり合うだろうとは思いました。
ステキな船内で一日中カジュアルウェアでは、つまらないと思います。
仮面舞踏会やガラやディナーのレストランでは、ちょっとよそ行きが似合うでしょう。 自撮りしてもインスタ映えします。 実際、船の中のインテリアはモデルのように自撮りできる場所もたくさんあります。 ディナータイムももちろんです。
仮面舞踏会
で、そのように服装にも気を付けるなら、態度も気を付けてほしい場面にいくつか出会いました。
乗客の私たちが最低限守りたいマナーについて
日本の人はくだけるとつい、くだけすぎるときもありますが、あまりに気を使わないのもどうでしょう。
朝食はバフェになっていますが、レストランは広いので案内された場所によっては遠くて行くのが面倒に思うときもあるかもしれません。 でももし急いで食べたいなら、案内のウェイターに声をかけて近い所にしてもらうことも出来そうだと思いますのに、お隣のテーブルから聞こえてきた話に驚きました。
案内のウェイターを無視して勝手に座ったというのです。
同じテーブルに来た方が、「私達もですよ。遠いとこばかり連れていかれて面倒ですからね。」と同調されていました。
これはとても礼儀違反な気がします。
レストランの中はウェイターの管理下。 案内されたらついて行き、そこで希望があれば言えばいいと思うのです。 無視していくなど失礼なことをするなんて、大人としてどうでしょう。 日本人は無礼と思われてしまいます。 自由に座ってよいと言われたならそうすれば良いですが。
他にも、時間の終わりごろにやってきて、メロンがなくなっていたことにクレームを付けた方もいらっしゃいました。
「メロンはないのか?」と尋ねて、「もう今は終わりました」との答えに、客が希望しているからどうしても出すようにと、マネージャーやシェフまで交えてクレームをおっしゃったそうで、言わなきゃ分からんのですよと一皿のメロンを届けさせ、最後に届いたときにはもう一皿持ってくるように言いつけたときはさすがに断られていました。
どうでしょう、確かに、希望を伝えることはあってもいいですが、厨房には厨房の計画や予定もあるはずです。
そんなに強奪しなくてはならないことではないのでは? もしくは言い方を考えて、「とてもとてもおいしいメロンで、ぜひぜひ食べたいと楽しみに来たのになくて残念だった・・・とかなんとか・・・」 結構それでも無理はありますが。
日本人はクレームをつけることが最近平気になっていて、言いがかりに近いクレームを言う方も多いようですが、私は恥ずかしいことだと思います。
職業に対する貴賤の感覚もあるようですが、海外ではあまりそういうことは少ないように思います。
もし、何かクレームを言うのにしても、しっかり言えばいいので声を荒げて騒ぐなどみっともないことです。
頭ごなしになにか文句を言う癖は、ぜひなくしていきたいですね。
相手の仕事に対する敬意を持っていてもらいたいと思いました。 カジュアルシップはラグジュアリーに比べて、確かに丁寧さに欠ける部分はないとは言えません。
カジュアル船で優雅に船旅を楽しみましょう
ですが、自分の行動までもカジュアルにしてしまわないように気を付けたいなと思います。 なんといっても優雅な船旅なのです。
もちろん海外の方でも、無礼な乗客の方もいらっしゃいますし、スタッフで無礼な方もいますけれど、だからといってそっちに合わせる必要もないでしょう。
クルーズの中の暮らし方は、まだまだ日本は世界に追いついていないと感じました。
日本の乗客はエレガントだと思ってもらえるように頑張らねばとも思います。
スープはお椀に注ぐスタイルです
小ぶりなデザート
サラダコーナー
サラダコーナーの副菜
ハムやサラミ
チーズ
グラタンやポテトのおかず
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