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シードリーム・ヨットクラブでいく熱狂と興奮のモナコグランプリ

5月22日ニース〜5月30日ニース、シードリームⅠ。それは普通のクルーズではありませんでした。

F1モナコグランプリを観に行くという、大きなテーマを掲げたクルーズでした。船客もいつもと違う、私のような船旅好きだけでなく、グランプリを観に行くための手段として乗船している方もいるからです。

今回、米国、メキシコについで日本からのゲストが多く、それ以外にもヨーロッパ各国からのゲストが乗船、当然ながら全室完売でした。

前半は、ラパッロ、ポルトベーネレ、リボルノと、イタリアの美しいリビエラ海岸の街を巡り、コルシカ島を経て、後半はサントロペ、モナコ、ニースと南仏コートダジュールのリゾート地を巡る最高のコース。

特にカンヌ映画祭とモナコグランプリの時期ということで、とりわけスモール&ラグジュアリー船にたくさん出会いました。

シードリームⅠは、お食事はフリーシーティングが売りですから、今回からディナーメニューの日本語版をご用意、そうすれば私と同じテーブルでなくても、みなさんがご自身の好きなメニューを選ぶことができます。でもやっぱりおしゃべりは楽しい。旅の後半はほとんどみなさんと一緒にお食事をさせていただきました。

F1へ興味を持ったのは、中嶋悟が日本人として初のフルタイムのF1ドライバーになったことでした。国内でぶっちぎりの速さ、でもF1はヨーロッパ文化なので日本人はなかなかなることができない。

そんな中、ホンダのバックアップもあって、年齢的にはやや遅咲きながら中嶋はロータスのドライバーになりました。当時、世界中を転戦するF1すべてのテレビ中継があり、中嶋が世界中で奮闘する姿に熱狂しました。ロータス、ティレルと、あまりいいクルマには恵まれず、苦悩の姿、だけど絶対にあきらめない姿にとても感動しました。モナコでは中嶋はあまりいい成績を残せていないと思います。

モナコは普通の市街地でレース、間近に見ると、コース幅は非常に狭く、そこを凄いスピードで走るのですから、とても危険なレースと言えます。しかも今回は決勝が雨、路面はすごく濡れていて、そんな中セーフティーカー先導でスタート。雨が上がり、セーフティーカーが引っ込むと、ドライバーはガンガン攻めるのです。

F1は、最先端の技術がぶつかり合う場ですが、見ているととても人間臭い、そこが面白い。

ドライバーやチーム同士の駆け引きが続きます。同じチームメード同士もライバル。フェルナンドアロンソというスペイン人のドライバー、かつてはフェラーリに在籍していましたが、現在マクラーレン・ホンダに在籍。ホンダは一度F1から撤退、数年前から再度参戦していますが、予選10位がやっとの状況、エンジン音もどうもばらつきがあり、メルセデスやルノーのようなトップチームのエンジンのような力強さがない。

それでも雨のモナコは、パワー勝負というよりドライバーのテクニックがモノをいう状況、アロンソは後ろから襲いかかる車を巧みにブロック、絶対に抜かせないのです。

久しぶりに、ナマでF1を観ましたが、やっぱり熱狂しました。決勝は日曜日ですが、土曜日の予選も面白い。モナコは抜きどころが少ないため、予選の順位がとても大切、ドライバーは極限のチャレンジに挑みます。ガンガン攻めてゆきます。

思わず、「行くねぇ!!」と声を上げてしまうほどです。ちなみに今はターボエンジンなので以前のように高音ではないので、耳栓をするほどうるさくはないです。

街を歩いてると、P&Oやアザマラ、ウインドスターなど各船からのゲストに出会います。

モナコのパブリックピアに各船のテンダーボートが集まります。シードリームのポロシャツを着ている私にシルバーシーのテンダーボートのクルーが、「シードリーム? OK、OK。 はい、乗って乗って」と声をかけてきます。(いや、乗りこんだら大変なことになりますから!!

ひとつだけ異彩を放つテンダーボートがあります。それは元シーボーンの1万トン、現在のウインドスターのテンダーボート、オレンジではなく茶色い木目のようなのです。渋いです。

シードリームのテンダーは、一人でも出発してくれます。アルタニアという1000人乗りの船のテンダーボート乗り場は炎天下、長蛇の列でした。

たぶん、シードリームのようなスモールシップの地中海で見る景色は、大型船の地中海クルーズの景色とは全然違うのだと思います。まず港に接岸することがほとんどありません。港がない場所こそ、感動する美しい景色が待っています

ポルトベーネレというイタリアの小さな町でのこと、石畳の通りにあるとても小さな店の外に用意された とても小さなテーブルで家内とランチを食べました。なんてことないひと時ですが、それがすごく楽しい思い出になっています。

街歩きの途中、最近齢のせいか、よく休むようになりました。するとカフェでエスプレッソやカプチーノを楽しむ時間ができます。イタリアのカフェはいろんな人が出入りします。犬連れも入ってきます。みんな笑顔なんです。そしてエスプレッソもなんか日本と味が違う、香りがいいんです。

たぶん私は、名所旧跡を必ず見なければならないとは考えていないのだと思います。街の食堂でお昼と食べて、喫茶店でコーヒーを飲んで、それでも楽しいのです。名所旧跡を見そびれたら、「また来ればいい。」と思ってるのです。 旅はゆったりがいいです。

今回、飛行機はエミレーツ航空。仕事の出張はビジネスに乗ることもありますが、普段はエコノミーです。しかし、エコノミーはつらい。。。。本当につらい。。。。隣が誰も来なかったりするとホッとします。しかもひとりはもっとツライ。隣に家内がいると、しょうもないギャグ連発して、全然ウケなくても平気。とにかく話し相手がいるとずいぶん違います。飛行機の席、もうちょっとなんとかならないものでしょうか。

梅雨に入りましたが、横浜はあまり雨が降りません。あまり暑い日もありません。日常の小さな楽しみはお昼ご飯、関内の駅に近いところに老舗の蕎麦屋「利休庵」があります。ここのおろしそばが夏は美味い、2時までにお店に入ると、炊き込みご飯をサービスでつけてくれます。シードリームでは朝からステーキなどクレイジーな食生活ですが、やはり日本にはおいしいものがたくさんありますね。

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