出張時の余暇
仕事柄、出張がかなりの頻度で組まれる私だが、基本的に弾丸出張となり現地で自由になる時間は限られた中途半端な時間となる。そんな時、港がある町では決まって港を見に行くことにしている。どの国でも港は労働者が多く居て、その国の庶民文化が集約されている。港町の商店街を歩き、停泊している船を見る。そんな時間の潰し方でその国の一面を吸収すると共に、時間が取れたら再訪してみたい町を選んでいる。昔、写真を撮っていたところを含めて、これから面白い町があったらブログに書いてみようと思う。
シンドバットの国オマーン
ちょっと変わったところで、シンドバッドが船を出したと言われる国オマーンを訪問する機会を得た。アラブ諸国は金曜日が休日となっている。ドバイ経由の夜便で帰国することから、朝から午後まで時間が空いたため、王宮からマトラ地区に移動し、クルーズ船も度々入港するAs Sultan Qaboos Portの近くを休日散策とした。
王家のプライベートヨット
港には、ヨットというより中型のクルーズ船というレベルの船が2隻。 マトラ地区から船を望む。
さすがに産油国。早速調べてみると。大きくて新しく見える方が、Fulk Al Salamah。小さい方がAl Said というOman Navy所有の船となっていた。
こちらがFulk Al Salamah。IMOに登録されている船の位置と情報がわかるMarine Trafficによると以下のデータ。
小さい方が、Al Said。同じくMarine Trafficのデータは、以下の通り。
OmanのMuscatは、こじんまりとした街並みに加え落ち着いた感じがある好感の持てる都市という印象が残った。しかし、町のすぐ裏には緑の全くない険しい岩山がそびえ立ち、シンドバッドの冒険の舞台となったことを納得させる風景は、石油が出て開拓が進む以前の、生活がどのようなものだったか。思いを巡らせるには十分なものである。
グランドモスク裏の岩山
立派な王宮
お土産物マトラスーク
MS. MADAMCURIOUSさんのブログにあった中東ルートの1週間クルーズで再訪を検討したい。
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