台風19号直撃
2019年10月アラスカから日本へのRepositioningを行ったHolland AmericaのWesterdamですが、最後の横浜到着の13日が、台風19号の関東直撃となりました。10日の釧路に時点で、台風の進路が大まかに想定され、何があっても太平洋を通過すると出くわすことが判明していました。
船長の英断
船長は、HAL Seattleの本社とも慎重に協議を重ねた結果、最終到着港である横浜到着を1日遅らせる大英断を行いました。横浜港が11日から一時的に閉港となり、いつ開くか判らないということもありましたが、その決断は安全を第一に考える姿勢を強く印象付けました。船長がとった最終判断は、函館を抜港し11日中に日本海を全速力で南下。12日午前中に関門海峡を抜け、風が治るまで、豊後水道内の瀬戸内側で旋回して時間を調整し、夜9時過ぎ台風が上陸したあとに、余波を追いかける形で、豊後水道を南下、足摺岬から太平洋に抜けて余波に乗るコースを選択しました。
説明会
船長は10日中に函館抜港、日本海に抜けることを決めていました。10日の釧路出港時には船内放送でその変更が告げられ、翌朝11日の午前中に、その経緯ととった判断、新しいコースの説明があり、連絡用にWIFIが全員に解放され、函館購入港に関する経費、税金類の返金がある説明が丁寧になされました。乗客の誰一人として文句を言わない状況、また文句が出ないような完璧な説明と対応だったことをお知らせしておきます。
英断の結果
その英断の結果は間違いではなく、揺れも許容範囲に収まり、今日13日はゆったりした太平洋公開を満喫しています。13日には入港もできなかったでしょうし、下船しても交通機関のマヒと陸上側の混乱でひどい結果になっていた。何より、安全が保証されたことが一番大きかったと思います。
レジャーと言えども、大自然を相手にするクルーズ旅行ならではの体験でごさいますね。
安全第一かつ、WIFI無料開放など、完璧な対応であったようで、何よりでございます。
長旅お疲れ様でした!私もまだ先になりそうですが太平洋横断クルーズで乗ってみたいです。
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