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クルーズ旅行で実際にかかった費用を公開! <2019年GWノルウェージャンブリス編②>

シリーズ  2019年GW ノルウェージャンブリス - 実際にかかった費用を公開!

2019年のゴールデンウィーク時期に、「ノルウェージャンブリス(Norwegian Bliss)」でロサンゼルスからバンクーバーまでクルーズ旅行した際にかかった実際の金額を公開しながら、少しでもお得にするために行ったコツを全3回にわけて紹介します。

前回の記事ではクルーズ本体にかかった費用と上位カテゴリーの部屋をコスパ良く予約する方法について書きました。

クルーズ旅行で実際にかかった費用を公開! <2019年GWノルウェージャンブリス編①>

今回は「航空券代」についてです。

海外発着のクルーズ旅行の場合、現地までの交通費も旅行料金全体の大きな割合を占めますので、ここを節約できると総額にかなりの差が出ます。

クルーズ旅行計画のステップ

私はクルーズ旅行を計画するときには、基本的には個人手配で行うので、日程候補が決まった段階で、

  1. その期間中に乗れそうなクルーズのコースが出ていないかを検索
  2. そのクルーズに乗るための飛行機の空きや価格を調べる

という順番でプランを組んでいきます。

ちなみに自分の休みにぴったりはまる日程のクルーズコースの検索の仕方は別記事で書いていますのでもしご興味があればこちらもお読みください。

www.nekocruise.com

上記の方法で検索した結果、ノルウェージャンブリスの西海岸北上コースが2019年GWの10連休にちょうど日程的に合うことが分かり、さらに調べていくうちにこのクルーズ船が昨年就航したばかりの新造船だということも知って、乗りたいクルーズコースのターゲットは決まりました。

想像以上の10連休中の海外旅行需要

2019年GWは空前の10連休でしたので、祝日=休みの会社員である私としては、相当な海外旅行チャンスであったはずなのですが、10連休が決定してからの初動が遅れてしまい、実際に計画し始めたのは1月になってからでした。

「旅行は早めに予約するほど安い」の鉄則を忘れていました。

というかこの時はまだ10連休の恐怖(旅行需要)をなめていました。

例年であれば同じ1月であっても、ここまでの状況にはなっていなかったと思います。

されど今年は10連休。

先ほどのクルーズターゲットが決まったところで、その日程に合わせた航空券を何の条件も付けずに素直に検索してみると2名分で往復約100万円でした!

さすがに100万円は無理です・・・。

そこでいくつかの工夫を試みることにしました。

GWだからこそ飛行機を安くとる方法

私はANAのマイルをためているので、まずは特典航空券で行けないかを調べました。

しかし、こんな絶好旅行チャンスを皆さんも逃すわけもなく、年明けになってのうのうと検索したところで当然空きはなく早々に撃沈しました。

仕方がないので、なるべく安い航空券を探すことにしました。

航空券を選ぶ基準は、人それぞれ優先する条件があると思います。

単純に時間の都合が合う中でとにかく安く済ませたいとか、日系の航空会社じゃなきゃいやだとか。

私の場合は、ANAのスーパーフライヤーズ会員(SFC)なので、ラウンジを使いたいのと、マイルを貯めたいため、スターアライアンスの航空会社であることが最優先の条件になります。

Google フライトでは、アライアンスを指定した検索が簡単にできるので、普段はそれを使って調べることが多いです。

しかし、GWではどのように組み合わせてもかなり割高になります。

特に今年はそれが顕著でした。

GWに飛行機を安くとるコツとして、海外発着便を利用する方法があります。

GWはなぜ航空券が高いのか?

それは当然日本が祝日で、みんなが旅行に行きたいから値段が吊り上がるわけです。

一方、日本以外は連休でない国がほとんどなので、それらの国では繁忙期ではありません。

そこで今回は台北発着で行くことにしました。

台湾にはスターアライアンスメンバーであるエバー航空があります。

船旅部分がロサンゼルスからバンクーバーまでの片道クルーズなので、飛行機は、

  • 往路:台北→ロサンゼルス
  • 復路:バンクーバー→台北

という手配をします。

幸い上記区間は1月であってもまだゴールデンウィークの特典航空券の空きがありました。

さて、問題は台北までの往復の交通手段です。

この区間は残念ながら高い日本発着便に手を出さざるを得ません。

再度Googleフライトで検索します。

価格だけでしたらLCCが一番安かったのですが、それでもこの時点で1人往復8万円ほどでした。

こんなに近い台湾に8万円も出してLCCで行くというのは「なんだかなぁ・・・」という気持ちになったので、普通にANAで検索したところエコノミーで1人往復約12万円でした。

完全に個人の好みの問題だと思いますが、私は8万円でLCCよりは、12万円でANAがいいと思いました。

その理由は、SFCホルダーであるからというところが大きいので、私は航空会社のロイヤルティプログラムによる囲い込み作戦にまんまとはまってしまっています。

この時、ANAのサイトではなく、Googleフライトで検索していたので良かったことが一つあります。

Googleフライトでは「条件を少し変えると○○円になるよ」みたいなサジェスチョンをしてくれるのですが、同じフライトのビジネスクラスが13万円であるということを教えてくれたのです。

旅行の需要増でエコノミーの値段が上がった結果、ビジネスクラスとの価格差が、なんと僅か1万円に縮まっていたのです。

普段なら自腹でビジネスクラスを買おうなんて思ったこともないので、調べることもしていませんでした。

台湾まで往復13万円は、日ごろの価格と比べてしまうとやっぱり高いですが、乗りたい船も決まっていたので、今選べる選択肢としてはこれが自分にとって最良と判断し、今回はこれに決めました。

ビジネスクラスの機内食

結果として、航空券に関する出費は以下の通りでした。

金額は全て2名分の合計です。

  • 台北⇔ロサンゼルス、バンクーバー(エバー航空/エコノミー): 33,220円1
  • 成田⇔台北(ANA/ビジネス):279,160円

合計312,380円で、一番最初の検索結果であった約100万円からは7割引きすることができました。

乗継便ですが、一部区間は当初考えてもみなかったビジネスクラスですし、この時期にとったGWの予約としては満足しています。

注意点

上記で紹介した方法は、2つの異なる予約を組み合わせる、いわゆる「別切り航空券」で、今回のように時期やルートによって価格面ではお得になることがありますが、いいことばかりではなく、乗継便として通しの旅程を予約をする通常の買い方とは異なるリスクもあるので注意が必要です。

乗る便の組み合わせが、結果として同じANA→エバー航空であっても、例えばANAのサイトからなどから1件の予約内で乗継として購入するのと、別切りで予約するのとでは航空会社の保証の範囲が異なります。

通しで購入すれば、最終目的地まで無事に到着することが契約になりますので、仮に最初のANA便が遅延して次のエバー航空便に乗れなかった場合でも、航空会社のほうで振替便を手配してくれます。

一方で、別切り航空券で遅延した場合は、次の区間に乗れないのは自己責任となり、別途、台北→ロサンゼルスまでの航空券を自分で購入しなおすことになります。

今回の旅行では、結果的に遅延することもなく特に問題は起きませんでしたが、最後の区間に搭乗するまでずっと万一があったらどうしようとひやひやしていました。

ちなみに、バゲッジスルーはやってくれましたので、荷物は行き帰りとも最終到着地で引き取りました。

また、帰りの台北では、飛行機を降りて乗継のカウンターに行くところに私達の名前が貼ってあり、「ここに寄るんだよ」ということを分かりやすくしてくれていました。

(最初は荷物が来てないとか何かトラブルがあって名前が貼られているのかと思いましたが、結果的に何も問題がなかったので本当にただのご厚意だったのだと思います)

今回は2019年GWのクルーズ旅行の際に実際にかかった飛行機代と、別切り航空券の予約について紹介しました。

シリーズ完結編の次回は、寄港地観光について同様にかかった費用と節約のコツをお伝えします。


  1. 燃油サーチャージなどの自己負担金 ↩︎

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