船は母港である横浜を出港しました。 出港時夕闇の中に映える街の明かりを眺めながら、私は映画「タイタニック」の 「My heart will go on」を聴いていました。
船の事などロクに知らない方が聞いたら「沈むぞ」と冷やかしを言われるかもしれませんが、 これが出港時にすごく合う!!!!
クルーズが大好きでタイタニックの曲をお持ちの方は是非お試しください!!
そんなこんなでディナーです。
おっそろしいことに伊勢海老が出てしまいました!!
私はエビカニアレルギーなんです。
我慢して食べると案の定、喉がかゆくなったため、
オレンジジュースを必死で飲んでごまかしていました。
当時の私はアレルギー食品の申請を知らなかった・・・・・。
デザートは食いかけで撮影しました。いつも食べ始めると撮り忘れてるのを思いだして撮影するんです。
飛鳥Ⅱのフォーシーズンダイニングはなかなか撮影が難しいです。
他の方がゆっくり食べられるような配慮もあり撮る機会は少ないのです。
しかし何としても記録したい私は撮影しました。
それも何度も・・・・・・・。
あとには寿司バーの「海彦」へ行きましたが、言うまでもなく学生だった私はお金はなく、撮影だけしました。冷やかしですね!!
今思うと海彦のスタッフさんたちには申し訳ないことをしたと思います。
しかし当時の私の金銭事情を考えるとサブレストランで食事などといった贅沢はできるわけもなく・・・・・だって新聞配達ですよ?
学生でしたし、客船に乗れただけでも上等というものです。
トイレもこの美しさ!!
あぁクルーズ船は素晴らしい!!
夜のデッキに出て冷たい風を浴びてました。
楽しい2日目も終わり、最終日がやってきました。
この時はもうかなり明るくなっていたのですが、初めて水平線から昇る真っ赤な太陽を見ました。もっと早うに撮っとけよ!!!!
自慢のようなコメントですが、
私はクルーズ船に乗るときはいつも予算ギリギリだったので、
船内イベントは殆ど参加しなかったのです。
食事をとって昼寝して、船内を回って夕食の後はショーを楽しみそして寝る、
といった過ごし方・・・・・
それゆえに欧米人らしい休暇の過ごし方を身につけられたのでしょうね。
まぁあくまでも結果論ですが・・・・・
夕方、船は高知に戻ってきました。私はルームメイトの方と話をしながら
ありがとうございました、と会話を交わし別れました。5デッキのエントランスから下船するときにずらりと並んだクルーの方々が次々に「ありがとうございました」と口々にお礼を述べたので、16の私はそれが恥ずかしく、うつむいたままでした(笑)
母が迎えに来てくれてありがたや、ありがたや・・・・・
そうして私の初クルーズは終わったのでした。
記念に飛鳥Ⅱをパチリパチリ
この2年後、再び飛鳥Ⅱを訪れた私はもっと素晴らしい体験をすることになります!!
当時はまだ子供でしたし、クルーズを楽しむにはまだ少し未熟でしたが、
いい経験だったと思います。それに同じように16歳で初クルーズという方に何人か出会ったことがあったので、「同士がいたんだなぁ」と後になって感心しました。
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