横浜港の大桟橋に船を見に行くといつも見かける白い客船、それがロイヤルウイングです。
総トン数:2,872トン/全長:86.7メートル/全幅:13.4メートル、大きさで飛鳥の十分の一の小さな船ですが、他の港巡りクルーズ船とはちがった、一人前の客船のかたちをしています。
それもそのはず、この船は1961年に建造された、関西汽船の大阪・神戸〜別府航路の定期観光客船「くれない丸」でした。
61年というと45年近く前、当時はハネムーンというと九州が主流で、多くの新婚さんや修学旅行生、日本観光の外国のお客さんを乗せて瀬戸内海を航海していました。
私はこの船の次の世代の客船「あいぼり丸」(2,998トン、1968年建造)に別府から高松まで乗ったことがありますが、ちょうど同じぐらいのサイズの伊豆七島航路の東海汽船の船に較べて、なんとなく優雅で落ち着いた雰囲気だったのを覚えています。
この別府客船航路も時代はカーフェリーに移り、1988年引退して、この横浜にやってきてレストランクルーズの船として第二の人生を歩み始めたわけです。
それからもうすでに17年、バブル後の経営悪化でもう解体か?と思われた時期もありましたが、今は吉本興業の傘下に移り、毎日元気に横浜沖を航海しています。
別府航路時代にもなかったサンデッキの木甲板が追加され、ますます古きよき時代の客船らしくなっているようです。
といいながら私も就航直後に乗ったきり、それ以来いつでもと思うとかえって乗らないもので、船齢を考えるとそろそろ乗っておいたほうがいいのかなあとも思っています。
横浜港クルーズ船、ロイヤルウイング
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多分1970年の秋だと思います、別府から大阪まで船に乗った覚えがあります。もしかしてこの船だったのかもしれませんね。
一番上のデッキに煙突型の展望室がなかったのなら、この船の可能性がありますね。昼行便に乗られたのでしたらさぞ瀬戸内の風景が美しかったことと思います。 このホームページに当時の写真が載っています。 http://www3.starcat.ne.jp/~museum/Ship_W/Ship_W.htm
ロイヤルウィング頑張ってますね〜。
cruise qm2さん、ナヴィゲーター・オブ・ザ・シーズの船旅楽しんできてください。写真、期待してます。
skyblue0910さん、横浜港の山下公園で、氷川丸、ロイヤルウイング、トパーズの3隻を同時に見ると昭和にタイムスリップした感じになれますよ。3隻の合計船齢167年(!)
ええええ!ロイヤルウィングの船って実は古いんだ!wwしかも吉本興業の傘下!?私にとっては新たな真実デス☆
reireiさん、ざんねんながら、現在は吉本興業は経営から手を引いてしまっていますが、吉本時代に確立された船内のエンターティメントはいまも生き続けているそうです。
そうなんですねぇ。船内ではクラシックとかJAZZの演奏と、バルーンアートとかやりますよ♪
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