Cruisemansトップ   >   ブログ   >   幻のNYK客船たち〜日本郵船歴史博物館

幻のNYK客船たち〜日本郵船歴史博物館

現在、横浜の日本郵船歴史博物館では、日本郵船クルーズ文化史と言う企画展を開催しています(8月28日まで)。

先日、飛鳥を見に行った折りにわたしも立ち寄って見たのですが、そのなかで興味を惹かれた幻の客船が3隻ほどありましたのでここでご紹介します。

館内は当然のことながら、写真撮影が禁止でしたので↑に簡単な側面図を描いてみました。縮尺とかは決して正確ではありませんのであしからず。

+++++++++++++++

まず、一番上は、戦前、日本〜サンフランシスコ航路に就航する予定だった樫原丸(27,7001942年完工予定)。

完成すれば浅間丸クラス(17,000)をはるかに凌ぐ、当時の日本としては超大型客船になるはずでしたが、戦争の機運高まる1940年、工事半ばにして空母に改装され、戦火は何とか免れたものの、傷みが激しく戦後、空母のまま解体されました。

モデルシップを見たのはおそらく今回が初めてで、大変立派なものでした。

戦前戦後を通じて唯一と思われる2つの屋外プールなど、かなりの内容を持つ船であることがうかがえました。

+++++++++++++++

真ん中は戦後、東京オリンピックの開催に合わせて、就航させる予定だった「ミス・ニッポン計画」。

同型船2隻で、一隻目は1962年に完成予定、やはりサンフランシスコ航路に就き、シーズンオフにはクルーズも計画されていたようです。

しかしながら諸事情から計画は中断され、それ以降、飛鳥まで日本では3万トンを超える客船の計画すら持ち上がりませんでした。

こうして樫原丸と並べて描いてみると、両者の近似性を強く感じます。日本郵船としてどうしても樫原丸を復活させたいという気持ちがこのデザインにこもっているような気がしました。

この船のモデルシップも展示してありましたが、完成予想図に較べると船のサイズが小さく、2万トン前後にしか見えません。船体色や仕上げもいささか安っぽく、すこしがっかりしました。

++++++++++++++++

一番下は、1987年に三菱重工が日本郵船にクルーズ客船建造のプレゼンテーションをするために製作した、モデルシップ「浅間丸世」。

この模型が、後々の飛鳥建造へ繋がっていくものだけに、なんとなく似通ったところも見られて、非常におもしろい模型でした。

総トン数も27,000と最初の飛鳥の計画トン数と同じぐらい、この大きさは、樫原丸へのオマージュとして最初から決められていたと以前にちょっと読んだことがあります。

円形の展望ラウンジがちょっと取ってつけたような感じですが、全体に当時のクルーズ客船の文法をキチンと抑えている気がしました。

+++++++++++++++

このほかにも日本で始めて造られた探検クルーズ客船、フロンティアスピリット(6,700、現在ドイツ客船ブレーメン)や復元帆船咸臨丸(539、この船は宿泊船室のあるクルーズ客船でもありました)など今は日本船ではない日本郵船ゆかりの客船の展示もあり、客船好きには楽しめるものばかり。

もちろんクリスタルハーモニーや飛鳥の展示、常設展の日本郵船の歴史、モデルシップ、いつまでも見飽きることがありません。

いまならみなとみらいの駅でもらえるクーポン券で大人500円が300円になり、休憩室でコーヒーなどが無料で飲めます(自販機ですけど)。

ぜひ横浜を訪れた皆さん、ぜひ寄ってみて下さい。

ホームページはこちらからどうぞ

sanako

こんばんは!いつも思いますがPUNIPさんの記事は細かくて正確ですね。私は思ったことボンボン書いてるだけなのでほんとテキトーです(苦笑)。理論とフィーリングで言ったら、間違いなく私はフィーリング派です。ところで、探検クルーズ客船「フロンティアスピリット」とは今も存在するのですか?一体どんなところを探検していくのでしょう?あと、この博物館には駐車場ありましたか?

tada

日本郵船の歴史がよく分かりました。横浜はテリトリーですので行ってみます。どうもありがとう。

sanakoさん、わたしは本当はフィーリング派でかなりテキトーな性格です。ただこういう記事はいいかげんなことを書くわけには行かないので・・なるべく調べるようにしています。で、もとフロンティアスピリットことブレーメンは世界中いろんなところをクルーズしています。9月には日本にも来ます。ホームページはhttp://www.hapaglloydcruises.co.uk/shipdetails.php?shipId=53 あと博物館には駐車場はないと思いますが、ワールドポーターズから5分ぐらいなのでそこにとめられます。

Tadaさん、横浜には古くて由緒のある建物が多いですが、この博物館の入っている横浜郵船ビルも1936年に建てられた、趣のある建物です。外観の写真も撮られるといいと思います。

駒ヶ林

郵船博物館は、できた当初以来見学していないので、見に行きたいです。いろいろ調べごとしたいので1日がかりになるかもしれません♪

駒さん、出来た当時と場所も少し変わってだいぶ広くなりました。ぜひまた横浜に遊びに来てください。わたしも大和ミュージアムに行ってみたいです。

コメントを投稿する

Cruisemans でできること

一括比較、検索

世界中のクルーズ旅行、3万コース以上をご希望の条件で一括で比較、検索できます。

どこよりもお得に

サイトからの予約でクルーズ代金の3%分のポイント還元!どこよりもお得にクルーズ出来ます。(ポイントはAmazonポイントまたは現金に交換可能)

口コミ、写真

クルーズ経験者の口コミ評価や写真を参考に、間違いのないクルーズ旅行選びができます。

初心者を応援

敷居が高いと思われがちなクルーズ旅行。初心者の方々にも役立つコンテンツがたくさんあります。

非日常のクルーズ旅行をもっと身近に。
クルーズマンズではじめよう

登録済みの方は ログイン