このブログを訪れて、コメントを残していただいている方は、なんとなく神戸と横浜の方が圧倒的に多いような気がします。
どちらも歴史のある大きな国際貿易港、しかも観光地としても有名で、公園や商業施設が港のすぐ近くにある港町。
こんな地理的環境から、この2つの街に住む人たちは、日ごろから船に親しんでいるせいなのでしょうか
みなさん、客船と船旅には興味を持っていただいてうれしい限りです。
わたし自身は東京生まれの東京育ちですが、客船に興味を持ち出した少年時代から、幾度となく横浜港に通いつめ、慣れ親しんだ港と街になっています。
また神戸も20代に2年間西宮に住んだことがあり、そのときもやはり神戸港に通いつめ、かなり詳しくなりました。
ですから、どちらの港もわたしにとっては思い出深い大好きな場所です。
昔、そんな2つの港を結んで定期クルーズを行っていた一隻の客船があったことを覚えてますでしょうか?
ジャパニーズ・ドリーム(9318)1966年建造の青函連絡船十和田丸を1990年に純客船に改造、横浜〜神戸間のワンナイトクルーズに定期運航されていた船です。
ブリッジから後の上部構造物は大きく増築され、車両甲板は閉鎖されてレストランやパーティルームになっていたとのこと。連絡船のころのイメージはかなり薄らいで、華やかなクルーズ客船に変身していました。
ただ残念ながら営業的には失敗だったようでわずか2年で撤退。現在はフィリピンのセブ島でカジノホテル船として使われているようですが、詳しい実態は分かりません。
横浜港大桟橋と神戸港第四突堤ポートターミナルを結ぶ一晩の船旅。考えてみれば船旅好き、客船好きにはたまらない航路ですが、この当時はわたしがもっとも船に対する興味が薄らいでいたころ、もちろん存在は知っていましたが実際に見た記憶はありません。
今となってはもう遅いですが、一度この目で見てみたかった船のひとつです。
晩年は日本一周とか、いろいろなクルーズをおこなったとのこと。絵は函館への里帰りクルーズをしたときの想像図。後ろの山は函館山です。
コメントを投稿する
コメントを書く