かつて一度だけハワイに行ったことがあります。
ホノルルに泊まってオアフ島を一周したぐらいで、あとはサーフィンやダイビングなどマリンスポーツをやりまくっていたため(若かったなぁ)、あまり印象に残っていません。
同じ南国の島でもバリの独特な濃密な空気に較べると、健康的な明るさで面白みに欠けるような気がしました(ハワイ好きなかた、ごめんなさい)
もちろんわたしのことですから、ホノルル港に行ってみたのは言うまでもありません。
当時、アメリカン・ハワイ・クルーズのハワイ諸島めぐりにクルーズ客船コンスティテューションとインデペンデンス((23754トン、1950年建造、以前派手なボディペインティングで紹介しています)が就航していたのですが見ることは出来ず、とりあえず有名なアロハタワー(1926年建造)だけ昇って帰ってきました。
完成した当時はハワイで一番高い建物だったようですが、わたしが行った時の第一印象は「うっ!ちっちゃい!でも立派!」時計のある最上階は展望台になっていて、昔からこの港を訪れた客船の写真がいくつか展示してあったのを覚えています。
戦前は、ダラーライン、カナディアン・パシフィック、日本郵船、大阪商船といった名だたる太平洋航路の客船の傍らにこのタワーが屹立して、あこがれのハワイ航路の終着点であるホノルル港のランドマークとなっていたことでしょう。
現在では超高層ビルと7万トン、8万トンといった巨大クルーズ船のかげに隠れてしまう大きさにはなってしまいましたが、その存在感はけっして失われていないと思います。
イラストはそんなアロハタワーと戦前のハワイ航路の代表的客船マトソンラインのラーリン(18564トン1932年建造)を描いてみました。
戦前、戦後を通じて何度か来日経験があり、後年ギリシャに売られてからもエリニスという名前で来日したことがあります。マリポサ、モンテレーと言う姉妹船も存在しました。
つうせいさん、サンキュです。
札幌の時計台を思い出しますね。え、こんなに小さいの?と思いましたもん。ビルを建てるにしても、こういう歴史的な建物はちゃんと目立つように開発して欲しいです。ハワイに私も一度だけ行きましたが、ホノルル港にも行ってみたかったなあ。この船はいまどうしてるんでしょうか。
早速リクエストに応えて下さりありがとうございます。素晴らしいです。ラーリンも堂々としていますが、それでもコンスティテューションとインディペンデンスの姉妹より小さいなんて意外な気もします。アロハタワーは横浜のキングの塔と殆ど同い年(アロハタワーの方が2歳年長)なんですね。
アントンさん、札幌の時計台、わたしも見ましたがほんとに小さかったですね。「日本三大がっかり」のひとつだそうです。アロハタワーは「世界三大がっかり(人魚姫の像、マーライオンなど)」にはざんねんながら(?)入っていないようですけど(笑)。ちなみにこのラーリンはもうとっくに解体されてこの世の船ではありません。
つうせいさん、こちらこそありがとうございました。ホノルルは前から描いてみたかったので・・・たしかにこのマトソン3姉妹はインディペンデンスよりすこし大きく見えますね。
小生のブログへコメントありがとうございました。 これがそのラーリンですね。今はコンテナ船にこの名前が引き継がれているとは・・ コンスティチューションとインディペンデンスの2隻は、ホノルル入港のたびに会いましたが、とっても船体のラインがきれいな船でした。 特に船尾の形状が何とも言えず、美しい船だった記憶があります。
IMO船長、昔はこんな味のある客船がたくさん走っていました。インディペンデンス姉妹も船長のおっしゃるとおり、流麗なカウンタースターンを持つ素敵な船でした。もうああいった美しい客船は二度と現れないのでしょうね。
PUNIPさん、こんにちは!
MATSONネタでトラックバックさせて頂きました。
未だにMATSON三姉妹の区別がよく判らないので、困ります?
船おじさん、トラックバックありがとうございます。
マトソンのこの3姉妹、名前がややこしくて区別がつきにくく本当に厄介ですよね。しかも2隻がチャンドリスに行っているし…
でもデザイン的にはすごく好きな船であることは間違いありません。
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