マリンタワーに昇ったときのお話の続きです。
展望台から大桟橋に停泊している横須賀に向けて出港間近の飛鳥をぼんやり眺めていると、ふとその向こうの新港埠頭に一隻の帆船の姿を見つけました。
最初は「あ、またいつもの位置に日本丸か海王丸が泊まってるんだ」ぐらいにしか思わなかったのですが
なんだか、どうもいつもと様子が違います。
よく見るとなんと全てのマストに帆を張っているではありませんか!とてもきれいに!あれはまさしく一度この目で見てみたかったセイルドリル!
なんだよ〜そんな話聞いてねえぞ〜って単なる情報収集能力不足の露呈ですが・・・ちゃんと航海訓練所のHPに載っておりました。
そうと分かるとこんな高いところに長居は出来ません。展望台から飛び降りると(嘘です)慌てて新港埠頭にすっ飛んでいきました。
マリンタワーから新港埠頭までクルマならほんの数分なのですが、いつ畳んでしまうか見当もつかないため気があせるばかり、飛鳥の出港時刻も迫っています。この数分がとてつもなく長く感じられました。
到着すると練習帆船海王丸はセイルを張った状態のまま、その優雅な姿を浮かべていました。間に合った〜
日本の練習帆船は先代の日本丸、海王丸の時代からもう何度と無くこの目で見ているのですが、いまだかつて一度もその帆を張った晴れ姿を見たことがありません。
みなとみらいの保存船日本丸のセイルドリルは普通休日に行うためとても無理、それでも一度は見てみた
いものだとかねてより思っていました。
そのチャンスがこんなに偶然訪れるとは!
普段、マストだけの姿も十分に美しいですが、やはり帆船本来の姿である帆を張った姿は格別です。
太平洋の白鳥とはよくぞいったものだとつくづく感じてしまいました。
もう興奮しまくりでカメラに収め、近寄ってはセイルの状態やフィギィアヘッドを眺め、ふと気がつくと飛鳥出港の5分前。
またしても慌てて当初の予定の神奈川県庁新庁舎屋上に出港を見るために向かいました。
なんだか船を見に港に行くといつもこんな感じでドタバタしてるなぁ
ほんとうなら帆を学生さんたちが一生懸命畳むところまで見ていたかったのですが・・・
いい年なんだからもっと落ち着いて行動せねばと反省です。はい
mapleさん、リンクした航海訓練所のHPでスケジュールが分かるようです。たしか神戸でもセイルドリルはやっていたと思いますので、今度見に行ってみてください。とても美しいです。
アントンさん、やっぱり帆を張っていると、素晴らしいです。またちょうどいい感じで北からの微風が吹いていてきれいに風をはらんでいました。天気がいまひとつだったのが残念です。青い空だったらさぞかし白い帆が映えたと思います。
黄龍さん、徹底的に修理したのでしょう、あんなひどい事故があったとは信じられないぐらいきれいでした。まるで新造船のように感じられました。
石垣の宿さん、帆船のカレンダー楽しみにお待ちしています。次回(2008年)はPUNIPの船の絵カレンダーを作るつもりです(予定)
けろPさん、はじめまして!もしかしたらテロリストペンギンの絵を見に来ていただいたのですか?残念ながらWEB画集には入っていません。ブログ内検索(カレンダーの下にあります)に「ブレーメン」と入れて探してみてください。よろちく〜
とんでもねえさんは実際にこうやって帆を張っていらしたんですよね。見るほうは美しいですが、実際の作業は大変だと思います。帆に関しての情報もありがとうございます。古くなった帆は何かに再利用するのかな?
PUNIPさん、こんにちは。やはり帆を張った帆船はいいですね。この状態で船を見る機会はなかなかないですからラッキーでしたね。神戸寄港の際でも帆を張ってくれるのかな。 神戸のまつ
えー、なんでしょう!ちょっと、こちらもいっしょになって興奮!ただただ、うわーしか言えず、情けない状態です。今日は、額の注文もでき、納めは来年になってしまうかもと、出来上がったら、見ていただこうとおもっていました。むしの知らせでしょうか!
わ〜海王丸だ!私は大阪港での日本丸のセイルドリルを見ましたよ〜。帆船はやっぱりかっこいい☆うちの旦那は大学時代、日本丸に乗りました。海王丸は乗っていないみたいですが、私には両者の違いが今ひとつわからない・・・(^^;
まつさん、セイルドリルは当然のことながら悪天候では中止されてしまうわけでそういった意味でもラッキーでした。神戸でも見れると良いですね。
ずっくけママさん、額の注文ってわたしのイラスト用ですか?そんなたいそうなものじゃないのですけど・・・でも楽しみ♪
タヌキツネさん、2隻は船のサイドに描かれた青いラインが日本丸は1本で海王丸は2本なので見分けがつきます。他にも一番下の写真でも見える船首の像の形がちがうのとか、見分け方はいろいろあるようですがわたしはよくわかりません(恥)
ありがとうございます。航海訓練所のHPでスケジュールで確認します。来年は、セイルドリル、絶対見に行きます。
海王丸のセイルドリルは見た事ないが日本丸と同様きれいですね〜、選手の女神も印象的です。
shouさん、船首の像は横笛を吹く女性をあらわした「紺青」という作品だそうです。日本丸は両手を合わせた女性の「藍青」です。
突然失礼します!現在海王丸に乗船中の高専生です。たまたま見つけたので書き込みします!まさに写真の帆を展帆しました。1月11日午後二時ホノルルに向けて出港します。それまでは新港埠頭にいます。ところで帆は乗組員が船内で手縫いしています。ちなみに、36枚ある帆の大きさは約1800畳です(取り付けるのには100人以上の人間が2日間かけて取り付けます)。また、古くなった帆は塗装などの際に下に敷いたりする養生マットとして再利用しています。横浜にいる間イルミネーションも行っているのでぜひ見に来てください。
パンチョさん、はじめまして!あの時海王丸の展帆をされていた方なんですか!いろいろと帆について教えていただきありがとうございます。このブログでも何度か日本丸・海王丸は取り上げています。横浜にいるあいだにもう一度ぐらいは見に行きたいと思っています。これからもよろしくお願いします。
少し前の記事にコメント失礼します。帆船は帆を張っている姿がやはり一番美しいですね。富山新港には初代海王丸が係留されていて、総帆展帆の写真を去年撮っていたのでトラックバックさせていただきました。今年は展帆作業を見学に行こうかなと思っています。
PUNIPさん、またまた失礼します。先日、初代海王丸の進水記念イベントをやっていたので満船飾の写真を撮りに行ってきました。ついでに初代、二代目の模型もありましたのでご紹介がてらトラックバックさせていただきます。
まゆきさん、トラックバックありがとうございます。綺麗な写真を楽しませていただきました。船の向こうに山が見える風景っていいですね。思わずスケッチしたくなる光景です。それにしても先代海王丸はバレンタインデー生まれだったのですね。もっとも当時はバレンタインの習慣なんて無かったでしょうけど(笑)
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