今朝、南太平洋のバヌアツ共和国、エスピリット・サント島から、素敵なプレゼントが届きました。
な〜んと、太平洋戦争中、その島で沈んだ、アメリカ客船プレジデント・クーリッジ(21936トン、1931年建造)のDVDビデオで〜す。
一番上の写真がその表紙、沈む直前の様子を写した絵葉書(2番目の写真)もいっしょに送っていただきました。
送ってくれたのは、同じYAHOO!ブログのマラカイさん、サント島でスキューバダイビングのガイドをしてらっしゃいます。
以前、このプレジデント・クーリッジのことを記事にしたのがきっかけでマラカイさんのブログを知り、わたしが以前、スキューバをやっていてこの船にとても興味があると話したところ、送っていただいたもの
沈船ダイブファン、古い客船ファンなら、もうかぶりついて見てしまう様な素晴らしい内容のビデオです。
まず、改めて客船プレジデント・クーリッジについて簡単にご紹介します。
1931年にアメリカ、ダラーラインの太平洋航路客船として建造された彼女は戦前のサンフランシスコ〜ハワイ〜極東航路に就航。姉妹船プレジデント・フーバー等とともに日本郵船の浅間丸クラス、英国カナディアン・パシフィック汽船のエンプレス・オブ・ジャパンクラスのライバルとして、たびたび日本を訪れていました。
その後、船会社のダラーラインは今も続くアメリカン・プレジデント・ラインズとなり、ファンネルマークが例の鷲のマークに変わりました。
太平洋戦争が始まり、軍隊輸送船として徴用された彼女は、エスピリット・サント島にて機雷に触れて沈没。
現在、8メートルから50メートルの海底に沈んでいて、世界中から訪れる沈船ダイバーのメッカとなっています。
ビデオはそんな彼女の、進水式の様子から始まり、処女航海、、船内生活、日本での映像(おそらく横浜港)、APLに移籍してからのカラー映像、軍隊行動中、触雷から沈没に至るまでの詳しい経緯(ドキュメンタリータッチで緊迫感が伝わってきます)、そしてワクワクする現在の海底での船内の様子などなど。
もう60分の映像があっという間でした。
特にマラカイさん自身が撮影に協力した海底の船内シーンは、メインラウンジ、レストラン、スイミングプールなど、現役当時の映像を交えながら、色とりどりの熱帯魚とともに息を呑むようなきれいな画面が展開されていきます。
また、古い客船好きのわたしとしては、この船の煙突はじつは後ろがニセモノであることも確認(つまり前の記事で描いたこの船の絵は大嘘でした)出来たことも大収穫。
どおりで浅間丸クラスに較べて二本並列の煙突が全体に後ろにオフセットされていたわけです。つまり、前の煙突の位置が一本煙突船の煙突の位置に近く配置されていたため、全体のバランスが崩れていたのでした。
一番下の絵は今回のDVDのお礼に本日、ビデオを見ながら描いたアメリカン・プレジデント・ラインズ時代のプレジデント・クーリッジです。
伊豆半島の沖合いを横浜に向かって航行中のイメージで描いてみました。
マラカイさん、本当にありがとうございました。
興奮さめやらぬPUNIPでした。また見ようっと!
これは見てみたいですね。こういう素晴らしいプレゼントをいただけるのも、PUNIPさんの人徳ですね。
アントンさん、またスキューバダイビングをやってみたくなりました。映像もすごく上手に編集されています。
PUNIPさんの素敵なクーリッジの絵。。。 しっかりおととい受け取りました。感激です。ありがとうございました。 一生の宝になります。
マラカイさん、無事届いて本当に良かったです。この絵を描くことができたのもマラカイさんのおかげです。こちらこそありがとうございました。
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