先日、14日に東京港晴海埠頭を出港して最後の南極観測航海に旅立っていた観測艦しらせ(11600基準排水トン、1982年建造)
どうやら退役後は廃艦、解体になることがほぼ決定、2009年に完成予定の後継艦にしらせの名前が引き継がれるようです。
船齢25年は古いといえば古いけど、客船ならまだまだ十分に仕事が出来る船齢。
壊してしまうのはもったいない気がしますが、保存展示にはどこの自治体も名乗りを上げなかったらしいです。
船の保存展示のたいへんさはついこの前に那珂湊港の常陽丸でまのあたりにしていますので無理にとは言えませんが…
客船好きならロシアの原子力砕氷船ヤマルのように砕氷クルーズ客船として再出発と考えたいところですが、日本近海に流氷が来る時期は限られていますし、かといってベーリング海峡を越えて北極海まで足を伸ばすにはちょっと遠すぎる気がします。
クルーズ客船として改装する費用、運航にかかわるコスト、相当のクルーズ料金を取らないと採算が取れないでしょうし、そうなった場合にはたしてこんなアカデミックなクルーズに日本人のお客さんが集まるかどうか?
やっぱり無理かなぁ
出港のニュースを見て、またほかの方のブログの記事を読んで、どうしてもこの船を描いてみたくなり、一昨年に横須賀軍港めぐりクルーズに参加した際に撮った写真をもとにイラストにしてみました。
歴代の南極観測船「宗谷」や「ふじ」は保存されているのに寂しい話ですね・・・
できれば歴代南極観測船くらいは、コレクションするような「余裕」が欲しい我が国ですね。海事に対してあまりにも日本人は、観念が低すぎます。
日本の南極観測の半分に携わってきた功労者があっさり“解体”とは…。
子どもの理科離れが進んでいる今こそ、こういう船を残して興味を植えつけるという発想がないのかなぁ。
四方を海に囲まれた国にしては日本は保存されてる船が少なすぎますね。
「しらせ」の引退が決まりですか〜。引き取り手がいないとは残念ですね。NKKの鶴見造船所(製作所)の船台の上で、ずんぐりとした船体が建造されている昔の光景を思い出しましたよ。
晴海で出航を見送りました。何でもかんでも保存というわけにはいかないから、仕方がないのかな‥‥。今回もビデオ撮影をしたので、せめて私のサイトであの勇姿を保存します。
解体するなら・・・うう・・
せめて「部品の一部でも・・」欲しい・・・
せめて、一部分だけでも保存されること、望みます・・
sunburnさん、長崎は大雪丸の悪しき前例がありますから余計難しいでしょうね。
大雪丸もなんとかならないものですかねぇ
いちろうさん、しらせは逆にオーストラリアの砕氷船を助けたことが2度ほどあるらしいですね。
そんな輝かしい経歴を持つ船を解体とはなんとも残念です。
こじ太郎さん、逆に宗谷やふじが保存されて、そのメンテナンス費用に四苦八苦している実態を見ているだけにどこも二の足を踏んでしまうのでしょうね。寂しいことです。
fismajarさん、結局、保存展示しても見物客が少なくて採算が取れない、メンテ費用が出さないと言うのが一番の理由でしょう。
おっしゃるとおり日本国民の船と海に対する関心の浅さに起因した問題だと思います。あ〜あ、そんな国なんだなあ…日本って…
ONnojiさん、造船所の船台の上のこの船はますますその船型の特異性が際立っていたでしょうね。
新しい「しらせ」が楽しみでもあります。
松本あずささん、出港を見てこられたのですか!
動画のアップが楽しみです。出来上がったら教えてくださいね。
音実さん、部品だけなら展示は可能でしょうが、やっぱり寂しいですね。
この”しらせ”の後の艦も”しらせ”に・・・。やはり別の名前にすべきだったと思いますね。区別するのに今の艦は、初代”しらせ”と言う事になるのでしょうか。それにしても退役後に解体とは、とても残念です。帰りにでも長崎に寄ってほしいです。
黄龍さん、わたしもしらせの名前はこの船だけにとっておいて貰いたかった気がします。
解体されるならせめて船名だけでも…って言う気持ちは分からないではないですが…
船名募集に張り切って?応募した身としては、いかに良い名前であっても”ええ?”という感じの今回でした。しかも壊されてしまうのがなんとも寂しく・・・・ あれだけ活躍していても、やはり現実的な保存の費用などが壁として立ちふさがるのですね。せめて記録には撮っておこうと思います。
考えてみれば、(しらせ)が日本の南極観測船(JMS砕氷艦)として、これに勝る名前はなく、ベストと思います。
20年後の船3代目も(しらせ)を襲名しましょう。
こたけさんも船名募集に応募したのですね。
解体されるのであればせめて船名だけは残しておきたいという気持ちで次期砕氷艦に受け継いだのでしょうが複雑な気持ちです。
お待たせしました。しらせ出港の動画です。
http://www.bluetrain.jp/shirase2007.shtml
いつか紙テープが舞う出港シーンを撮影したいと思っていましたが、その最初がしらせになるとは思いませんでした。
非常に残念なニュースが飛び込んできました。
砕氷艦”しらせ”は、保存はせずにスクラップとなる様です。
唯一の救いは、船名が書かれた看板、スクリューやいかりの一部などが記念品として、海上自衛隊佐世保史料館(長崎県)に展示される事ですね。
長崎とも縁が深い艦ですので、県民としても船キチとしても大歓迎です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081024-00000103-mai-soci
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