いつか描いてみたいと思っていたこの船
まさかこんなかたちで描くことになるとは思いませんでした。
去る6月6日、沖縄県那覇市に本拠を持つ、有村産業(株)の名古屋〜大阪〜沖縄〜宮古〜石垣〜台湾航路が経営難により無期限の運航停止がなされました。
現在、上のイラストの「クルーズフェリー飛龍」(16480国際総トン、1995年建造)と準姉妹船の「クルーズフェリー飛龍21」(14700国際総トン、1996年建造)は那覇新港港外で、いつ再開されるかわからない航海を待って待機中となっているようです。
この船は名前の通り、定期船でありながらかなりクルーズ船的要素の強い船として建造、広範囲にわたるウッドデッキやダイビング練習用プール、豪華ラウンジなど離島航路としては過剰とも言える設備を誇っていました。
南の島の大好きなわたしは、いつかお金とヒマが出来たら、東京から那覇までマルエーフェリーの「ありあけ」に乗り、そこから石垣島までこの船で渡って、さらに「フェリーよなくに」で日本最南端の島である与那国島まで行って久しぶりのスキューバダイビングで「謎の海底遺跡」を見てやろうなどと考えておりました。
ま、そんなわたしのたわいも無い夢は別として、生活航路だったために地元である宮古島、石垣島の住民の受けた衝撃は計り知れません。
有村産業自体は破産してしまったようですが、一日でも早い新会社での航路再開が望まれます。
この船の航海の様子はこのブログでも何度も取り上げさせていただいた航海ルポライターカナマルトモヨシ氏のこちらのブログに詳しく載っていますのであわせてご覧ください。
また、上のイラストを描くに当たっては同じY!ブログ仲間の虎巨人さんのこちらのブログに載っている名古屋港で撮られた写真を参考にさせていただきました。ありがとうございました。
残念ながら本日破産手続き開始決定の評決があったようです。
会社側も新会社を立ち上げる等最善の努力をしたようですが。
尚、今後の受け皿先はまだ未定とのことです。
クジラさん、これからこの航路はどうなってしまうのか?すごく心配です。先島諸島の方たちの生活航路なわけですからね。
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