嘉永6年6月3日、アメリカ合衆国海軍提督マシュー・ペリー率いる4隻のアメリカ軍艦が浦賀沖に来航し、その巨大さと独特の真っ黒な船体色から「黒船」と呼ばれ、日本の庶民におおいに怖れられた。
やがてその船の存在は徳川幕府の二百数十年に渡る鎖国制度を大きく揺るがすものとなり、のちの横浜開港の礎となる船として後世まで語り継がれたのである。
というわけで長崎県のハウステンボスで観光クルーズをしている幕末の復元帆船「観光丸」が横浜開港150周年の開港博(Y−150)のイベントにこの黒船役で登場するため横浜港にやってきました。
わたしは大桟橋の突端で入港する姿を見てきました。
ベイブリッジの右側の橋梁の左斜め下あたりに見える、小さな帆船らしき姿が「観光丸」です。判らないと思いますが・・・
ベイブリッジの橋梁をはさんで左が「観光丸」右がお出迎えチャータークルーズのため、わたしが乗船することが出来なかった「ロイヤルウイング」
すぐ後ろをついて航行していますが、どんどん「観光丸」に置いていかれます。遅っ!
大桟橋先端真正面にやってきた「観光丸」。港内なのに帆走していいのかな?
しかも船尾にはアメリカ国旗を掲げて黒船になりきっているし・・・
ま、いっか
そのうち突然、左旋回してこちらに船首を向けました。
ボケてはいますが、アメリカ国旗がよく見えます。こうすると線型は少し小さいものの黒い船体、一本煙突、舷側の外輪パドルなど、黒船とよばれたアメリカ海軍フリゲート艦USS SUSQUEHANNAとイメージがよく似ています。
お、お代官さま〜 く、黒船じゃぁぁぁぁ〜
・・・と思ったらやおら全ての帆とアメリカ国旗を降ろして、そのまま機走で新港埠頭の向こうに消えていきましたとさ・・・
やれやれ・・・
こちらも新港埠頭に移動しました。
海上保安庁のある第五岸壁で側面の外輪をクリアするために設けられた専用のポンツーン(浮き桟橋)に接岸された「観光丸」
他の帆船とのツーショットが楽しみです。
フィギュアヘッドは銀色の女神像です。
クルーズ客船なので船首には巨大な球形ドームアンテナを装備しています。
・・・っていうのは大うそ
白い球体はY150のアースバルーンでした〜
船尾に描いてある船籍港はハウステンボスのある佐世保かと思っていたら東京です。
先代「観光丸」は江戸だったのかな?
軍艦だから船籍港は無いか・・・
PUNIPさん
大さんばしからだと、やっぱり遠かったですか?^^;;
またまた、この場お借りします。
mikenekoさん
はじめまして。
長身、長いレンズでいらしたのがmikenekoさんでしたか?
シンボルタワーにてカメラとビデオ廻していたのが私です。
今度お会いしましたらご挨拶させていただきますね!
>PUNIPさん
小さなボートって「ぺがさす」の事ですか?
こちら側では入港して来る本船の前を横切ったり、横にべったり貼りついて伴走したりと
KYどころか危険なお邪魔虫ぶりを発揮して居ました(笑
>たっちさん
ハイ、それでネコしっぽ&青紫のシャツなら私です。
そうですか、少し離れた所でビデオを回していた方もここの方でしたか、世間って狭いですネ。
こちらこそ、他所の場所でもお見かけした事は有るのですが、
皆さんが真剣に撮っている最中には声を掛け辛いのですが。。。
お会い出来ましたら、宜しくお願い致します。
大さん橋から見ると本当に小さいですね
タイミング悪く連絡してしまい申し訳ありませんでした
会社のPC前でやきもきしてたもんでご勘弁を
明日は行けるかな〜
PUNIPさん
大変お疲れ様でした。途中で突然公園側に向いたのは縦帆を降ろす為に風に向って船を立てた為です。因みに「ぺがさす」はメディア撮影の為にチャーターされたものです。
一番最後の写真のもっと左側(船上の出入口付近)にいたのが私でした。
皆さん、是非一度ご乗船されてみて下さい。クルーのパフォーマンスは楽しいですよ。
こちらのサイトで観光丸が来ているのを知って、朝、見てきました。
9時前から、帆をあげずに、港の中をうろうろ?していました。
あまり大きくないので、かわいく見えました。
ぜひ乗ってみたいと思います。
(ハウステンボスで乗ったことがあります)
観光丸 詳細
観光丸は、1855年オランダ王国ウィレム3世から徳川幕府に献上され、長崎海軍伝習所の練習艦として使用された日本初の蒸気帆船です。
勝海舟、榎本武場など幕府の武士たちは、この船で当時の最新の航海術を学びました。
現在の観光丸は、国立アムステルダム海事博物館所蔵の設計図と模型をもとに、オランダ・ハウスデン市のフェロルメ造船所でできる限りかつての姿に近く復元・建造されました。特に、バンキライ(内装材)、イロコ(甲板)などは、当時の観光丸が使用したものと同じ材料を使っており、建造は鉄と木を組み合わせるコンポジット方式を採用。船体、船室、キャビンなどの彫刻も当時のままに再現されています。
Punipさんも大桟橋から撮影されてたんですか?このアングルからだともしかしてD側突端ですかね?
実は私も突端(真中一番上)から撮影してました。同業者と思しきは私合わせ3名ほどと淋しいものでした。
星条旗を見た一般のご夫人が「アメリカの帆船見れて良かった」と言って立ち去られたのを見て3人で「いや、あのねアメリカじゃなくて・・・」って感じでした〜!www
いや、たっちさん、大桟橋からならぜんぜん遠く無かったですよ。
ただ、わたしの場合は只のコンデジなので・・・
皆さんのように綺麗には撮れません(泣)
三毛猫店長さん、あれは「ぺがさす」って言うんですか?
仕方が無いのでしょうが、大桟橋から撮影するのに邪魔なときもありました。
咸臨丸さん、なるほど、そのための方向転換だったのですね。
そういえばあの時にジブセールを下ろしていました。
クルーの方たちのパフォーマンスは見てみたいです。乗船が楽しみです。
わっつさん、だいじょうぶですよ〜わたしの場合はエレックさんほど被害は大きくなかったです(笑)
それより仕事は?
milktea2111さん、ふだん数万トンの客船の入港ばかり見慣れていると400トンに満たない船は本当に小さいですよね。
でも十分に貫禄があったのではないでしょうか?
ゆうじさん、詳しい解説ありがとうございます。早く船内を見たいものです。
浜っ子半魚人さん、わたしはAバース寄り突端にいました。
妻と一緒にいて、日焼けがいやだと言うので日避け板(?)の裏側に隠れていました。
真ん中の上を見上げたのですが、陽がまぶしくて誰がいるか確認できませんでしたが、大型客船の来航時に較べてずいぶん撮影者が少ないなぁと思ったのが印象的でした。
皆さん、こういう船には興味がないのか、いつでも見られるからいいやと思ったのか判りませんがちょっと寂しかったです。
「アメリカの帆船」って可笑しいですね〜、何も知らないと当然そう思いますよね(笑)
こんばんは。
港内で行ったり来たりした後で帆を降ろしたのですね、
私はその後にやっと到着・・・
TBさせて頂きます。
長崎では体験乗船できませんでした。
太平洋を乗り切って航海して行ったのですね。
初めて見たときには、ただの観光船かと思っていましたが、本格的な外輪船であることを証明したように感じます。
すばらしい船ですね。
はまねこさん、わたしたち夫婦に写真をありがとうございます(笑)
まさか山下公園で見ているとは思いませんでした。
地図屋さん、本当にこんな小さな船、しかも外輪船でよくぞ横浜までやってきたという感じですが、考えてみれば新造当時はオランダから長崎まで回航しているんですよね・・・もっとすごいかも
ぜひ、横浜に乗りに来てください。
お久しぶりです!
とうとう、横浜でも見られたのですね^^
長崎で開催された帆船まつりでは、この観光丸に乗船(今回で4度目、帆船まつりでは初の乗船)して、長崎港を1時間クルーズしてきました。
船上から帆船まつりの様子や、イージス艦(178”あしがら”)など近くから良いアングルで沢山撮影できて非常に満足しました。
最新鋭の一番新しいイージス艦を昔の軍艦から眺めるのは、なかなかおつなものです。
実際に当時もこの場所でこの船に乗って、こんな風に航海術を学んでいたのであろうと実際に自分の肌で感じる事ができ良かったです。
同じ船でも佐世保港や大村湾でクルーズするのとは違った体験が出来ました。
黄龍さん、長崎でのクルーズはさぞかし眺めが良かったでしょうね。
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