1962年5月に初めて横浜にやってきた、アメリカン・プレジデント・ラインの世界一周航路貨客船「プレジデント・ルーズベルト」(18920トン、1944年建造)
戦時中に建造された米海軍の兵員輸送船を大幅に改造した客船を購入してさらに大幅に改造してこの姿でAPLが就航させたもので、同僚船の「プレジデント・ウィルソン」などと共に昭和30年代の横浜港大桟橋の常連さんでした。
しかしながら燃費の悪さなどで早々に撤退、その後はギリシャに売られてまたまた大幅に改造工事を施されてクルーズ客船に転身しました。
そのクルーズ船時代の姿がこちら
とても同じ船とは思えませんね。
残念ながらこの姿で日本に顔を見せたことは無く、もう既に解体されてしまっています。
この船の誕生から解体までの生涯は一冊の本にも出来るほど波乱万丈な物語。
この手の客船の歴史にはめっぽう詳しい沼田雷介さんの解説で9月1日からはじまる大桟橋の客船写真&イラスト展示会でその概略をお読みになることができます。
もちろん、他の客船の解説もたっぷり
戦後、横浜港に来航した外国籍の客船70隻の写真と絵画を年代順に一堂に展示した特別展、「YOKOHAMAを彩った洋上の貴婦人達」 は来る9月1日(火)から11日(金)まで横浜港大桟橋国際客船ターミナルの2Fロビーにて開催されます(朝9時から夜9時半まで)。
ぜひ、皆さん見に来てくださいね〜
もちろん入場は無料です。
いやー懐かしいですね。
基本的に2本煙突の好きな私としては、APLの船をよく横浜に見に行きました。
ただ、僚船ウイルソンとクリーブランドとは違い、全ファーストクラスだけのこの船は、時折サンフランからハワイとかへクルーズをしていたようなので来航が少なかったような気がします。
運航スケジュールをもらいに1966,7年ごろ東京のAPLのオフィスに行った思い出があります。まだ大事に持ってます。
また、エメラルドシーでの運航が終了し転売先を待ってバハマのFreePortで係船されているのを、バハマクルーズに行った時に私の乗っていたNordic Empress(後のEmpress of the seas)のすぐ隣にいたのが懐かしく思われます。
縦並びの比較的細い2本煙突は今後もありそうですが横並びの2本煙突の船はもう現れないでしょうね。
いやいやデズニークルーズに期待しましょうか。
ではまた、シドニーのJamesより。
Jamesさん、こんばんは
ウィルソン/クリーブランド姉妹は見た記憶があるのですが、この船はわたしは見ていません。
やっぱり客船は縦並び2本煙突ですよね〜
日本の最新クルーズ客船がかつての「浅間丸」を模したデザインで建造されることを夢見る今日この頃です。
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