新しい海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が南極観測隊を乗せて東京港を出港していきましたが、南極観測船がらみでもうひとつ嬉しいニュースが・・・
退役した先代「しらせ」が気象予報会社のウェザーニューズ社に引き取られて、千葉県で保存されることが正式決定したとのことです。
う、うれしい・・・解体されなくて本当に良かった・・・しかも千葉、近いし♪
同社のプレス・リリースはこちらですが、読んでいて興味深いのが、船体は「固定するのではなく、一定の条件のもと、港に係留します」とのこと。
とりあえず来年の3月に現在の横須賀港から千葉の船橋港に繋留場所を移し、その後保存公開には「千葉港や幕張沖(!)などへの移動も検討」するということで、保存船で多く見られるようなたくさんの繋留索具でがんじがらめにされたり、周囲を土やコンクリートで囲まれたりと言った完全固定ではないようです。
それってもしかしたら動態保存ってことかな?
スクリューも外さず、船舶登録はそのままで、航海する事が可能ということなのでしょうか?
いちおうそういう状況にある保存船は横浜の帆船「日本丸」なんかがそうなのですが、現実にはあの船を外洋に引っ張り出すことは不可能に近いわけでして・・・
そういった意味では日本ではごく珍しい動態保存の「SHIRASE」の実現に期待が高まっちゃいます。
だ〜れですか? 「横浜港の「ロイヤルウイング」も立派な動態保存なんじゃないのぉ〜」な〜んて言うひとは? めっ!
下の写真は今年の8月に米軍横須賀基地から撮影した先代「しらせ」(右側の赤い船)と新「しらせ」(左側の赤い船)です。
こんばんは。
今後のSHIRASEの動向ですが緒手続きを経て
ウエザーニューズへの引渡しは2010年3月31日だそうです。
その後ドックへ入り公開は10月をメドにと計画しているとの事です
残念ながら横須賀からは曳航船で船橋港へ向うようです。
極力形をそのままにとの事でしたので概観は変えないようです。
昨年から保存を訴えてきただけに非常に嬉しいです。一部の航海計器は既に外されてしまってますので、自力航行は無理な様子です。新型しらせの南極出港前に良いニュースでした。
動態保存ですか、いいですね。そのうち大阪にも回ってくると
良いのに少し無理ですかね。
「固定するのではなく、一定の条件のもと、港に係留します」
この表現は微妙ですね〜。
消防法では建築物も係留されている船舶も“防火対象物”となりまして、どっちとみなされるかによって必要な消防設備が変わってきます。
一方で建築基準法の“建築物”とみなされちゃうと、船にはありえないような設備が求められる可能性があります。
個人的にはその辺の判断も楽しみです。
このニュースが入ってきた直後の今日、新しい「しらせ」が南極に向かいましたね。
kujiraさん、情報ありがとうございます。
咸臨丸さん、良かったですよね〜
でも自力航行はやっぱり無理ですか・・・
それでも移動が出来ると言うことはそれなりにいろいろな場所で見ることが出来る可能性があるというわけで・・・楽しみです。
タイムカプセルトラベラーさん、自力航行は出来ないようなので、「動態保存」とは言えないようです。
「千葉での繋留保存」となっているので大阪出張は到底無理でしょうね。
大阪に行くのなら途中名古屋に立ち寄って「ふじ」とご対面なんてのも面白いのですが・・・
カワイさん、そうなんです!
わたしも「一定の条件」というフレーズがとっても気になっていました。
「船舶」?「海上浮遊物」?「建造物」?
いずれにしろ維持管理は大変そうです。
年間1億円の維持費で大丈夫なのかなぁ?
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