今年10月に完成予定のキュナード・ラインの新造船「クイーン・エリザベス」QUEEN ELIZABETH(90400トン)
その偉大なる名前を冠する最初の客船がこの船です。
1940年に建造された当時世界最大の客船で、その総トン数83673トンは半世紀以上たった後のクルーズ客船「カーニバル・デスティニー」(101353トン、1996年建造)の登場まで破られることはありませんでした。
22万トンオーバーという客船が建造される現代でこそ、中の上くらいのサイズでしかないわけなのですが、その堂々たる荘厳なデザインは周囲を圧倒する雰囲気を持っています。
この船より4年ほど前に建造された準姉妹船の「クイーン・メリー」が大西洋横断スピード記録を樹立したり、晩年はアメリカでホテル兼博物館になっていたりと、割と幸せな一生を送っているのに対して、この船は大きさ以外はあまり注目されず、最後は香港に売られて洋上大学船「シーワイズ・ユニヴァーシティ」に改装中に火災事故を起こして沈没という32年の悲しい一生を送ってしまいました。
イラストはわたしの蔵書(ったってたいしたこと無いけど)のなかから最も好きなNY港停泊中の写真を丸ごとコピーさせてもらいました。
古い客船ファンなら「ああ、あの本ね・・・」とすぐ判ってしまうと思います。
N先生、ごめんなさい・・・
ちなみに3代目「クイーン・エリザベス」は2011年にワールドクルーズを行いますが、残念ながら来日予定はありません。
2012年に期待しましょう。
それにしてもずっとドバイに係船中の2代目の「クイーン・エリザベス2」は一体どうなってしまうのかなぁ・・・そちらも気になります。
おじゃまします。話しそれますが、「カーニバル・デスティニー」に、反応してしまいました。クルーズデビューが、彼女だったので・・・。懐かしいです。
船の正面の姿はQM2までは引き継がれていますね。
ヴィクトリアからは変わってしまいました。
もうカーニバルです。
今度のエリザベスはどうでしょうか。
ぼやさん、「カーニバル・デスティニー」のデビューも鮮烈でした。
まさか、こんなサイズの客船が出来るとは思ってもいませんでした。
今では大きさでは完全に埋もれてしまっていますね。
やすこさん、今度のエリザベスはほとんどヴィクトリアと同じデザインです。
つまりホランドアメリカのヴィスタクラスやP&Oのアーケイディアなんかと基本は一緒です。
赤い煙突、白いハウス、黒い船体、赤い喫水線とその上の白い細線・・・
一番美しい組み合わせだと思います。
あの本、私も持ってます・・・
ふねきちさん、キュナードの色の組み合わせは本当に絶品ですね。
なんとも言えない気品が感じられます。
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