さて、問題です。 上の3隻の小型客船のイラストから、ある歴史上の人物を当ててみてください。
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もうお判りですよね。
現在NHKテレビで放送中の大河ドラマ「龍馬伝」の主人公の元土佐藩士 坂本龍馬・・・その人です。
一番上は、昨年夏に横浜開港150年にちなんで横浜港にやってきて、各種の開港記念イベントに黒船役で活躍したハウステンボスの帆走客船「観光丸」(353トン、1987年建造) わたしも船内見学をしました。
幕末の徳川幕府軍艦「観光丸」(旧名スームビング)の正確ではないもののレプリカで、ちゃんと両舷についた外輪で航行も可能な本格的なものです。
その軍艦「観光丸」とは幕臣の勝 麟太郎(海舟)が神戸に開設した海軍操練所で龍馬が航海術を学んだといわれる船で、彼のその後の活躍の礎となった船とも言ってもいいのかも知れません。
当然大河ドラマでもこの船はロケ等に使われることと思います。
真ん中は、広島県、福山市にある鞆の浦で沖合いの仙酔島とのあいだを結んでいる遊覧定期船「平成いろは丸」(19トン、2009年建造)です。
かつてこの海域で龍馬の乗った海援隊チャーターの蒸気帆船「いろは丸」が紀州藩の「明光丸」と衝突して沈没したという事件にちなんで、実物の40%のサイズで昨年に福山市が建造したもので、なんとなく子供が描いた帆船の絵をそのまま実物にしたような感が無いわけではないですが、本物の「いろは丸」の写真や図面が現存していないので・・・ま、いっか
もちろん帆走は出来ない“ なんちゃって帆船 ”で、細長い昔風の煙突もダミーです。
でもなかなか雰囲気はあるので、瀬戸内海の風光明媚な港町である鞆の浦に行く機会があればぜひ乗ってみたいですね。
一番下の絵は、船名がそのものずばり「竜馬」(143トン、1989年建造) 東京の東京都観光汽船が東京港や隅田川などで、定期運航している水上バスです。
外観は・・・う〜ん・・・見ての通り、しかも内装はシックなアーリーアメリカン調のものでそれなりに趣はあるのですが、正直言って坂本龍馬との関連性はほとんどないじゃん(苦笑)
姉妹船に「海舟」と「道灌」というのもあるのですが、やっぱりアメリカチックな内外装なのになぜか日本の歴史上の人物を名乗っております。
どちらかというと「アル・カポネ」とか「フィリップ・マーロウ」とか「ハンフリー・ボガード」なんかだったらまるで違和感がなく乗れるんだけどなぁ・・・
どうしても歴史上の日本人にしたいんだったら「ジョン万次郎」か「ジョセフ・ヒコ」かな?
それはともかく、ドラマの坂本龍馬はまだ江戸で剣術修行中のひよっこ時代
これからの展開、とくに船好きとしては「ワイルウェフ」の遭難や「ユニオン」(乙丑丸)の下関海戦での活躍、前述した「いろは丸」の衝突沈没事件などどのように描いてくれるのか・・・とっても楽しみです♪
いつも楽しく拝見させてもらってます。
ところで、一つ教えていただきたいことがありまして
よろしければ、お願いします。
昭和20年後半頃「はち、はち」あるいは「八・八」と
呼ばれている船がありましたかどんな船だったのでしょうか。
こんにちわ。
私のブログに営業航行中の「平成いろは丸」の写真をUPして見ましたので、よかったら見てください。
タイムカプセルトラベラーさん、残念ながらコメントいただいた内容からではどんな船なのか全く見当がつきません(泣)ごめんなさい。
こんど機会があれば調べておきます。
どんぐりさん、「平成いろは丸」の写真、興味深く拝見しました。
船首の扉は閉めて航行してもらいたいですね(笑)
瀬戸内海の景色を実際に見ながら書かれたように見えます
平成いろは丸、仙酔島での着岸方法が独特でした
もやいを取らずに、船を押し付けて人を降ろしすぐに人を乗船させるというもの
まるで首都圏のJRのようにホームについた電車なみでした(笑)
鞆の浦側に近づくと、早々と船首が上がってしまい、絵のような光景は見ることが出来ませんでした(笑)
駒さん、「平成いろは丸」の船首がフェリーのランプウエイのように揚がるのはそんな乗客の乗降をしているからなんですね。
2本のタイヤはそのためのものなんだ〜
ますます乗ってみたくなりました。
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