再来年、2012年は英国ホワイト・スター・ラインの北大西洋航路客船「タイタニック」(46329トン、1912年建造)がその処女航海で沈没してちょうど100周年
その航跡を辿る「タイタニック・メモリアル・クルーズ」という企画が予定されています(日本での扱いはマーキュリー・トラベル株式会社)。
「タイタニック」が最初の航海に出発した英国のサウザンプトンを出港して途中、最後の寄港地となったアイルランドのコーヴ(当時の地名はクイーンズタウン)に寄港、運命の4月14日の夜(沈没したのは15日未明)には事故現場海域に到着して船上で追悼式を行い、その後数多くの同船の乗客乗員達が眠るカナダのハリファックスに寄港、最後は同船が成し得なかった目的地である米国ニューヨークに入港すると言うもの。
う〜んすごい・・・乗ってみたい・・・無理だけど・・・
ま、でもタイタニックマニアのわたしとしては、ここまでやるんだったらモリー・ブラウンらが乗船したフランスのシェルブールにも寄港し、英国で現存する当時の港内連絡船「ノーマディック」にも特別参加してもらいたかったところですが・・・
ところで使用する客船は英国に本拠を持つフレッド・オルセン・クルーズの「バルモラル」(43537トン、1988年建造)、昨年の春に初来日したことはまだ記憶に新しいことと思います。
両船は総トン数も似通っており、幅の28mはほぼ同じ、この航海では乗船客数も全く同じ1309人に合わせるようです。
船内では「タイタニック」が楽団が演奏した音楽が奏でられ、当時の一等船客のディナーが忠実に再現されるとか・・・
日本船でも便乗クルーズをやらないかな・・・特別ゲストに細野晴臣氏を招いて・・・
わたしも最近は船に乗るとi−PODで映画「タイタニック」のサウンドトラックを聴くのにはまっています。
出港のときは「サウザンプトン出港のテーマ」、地平線に沈む夕陽を見ながら「MY HEART WILL GO ON」、暗い夜のデッキでは「主よみもとに近づかん」などなど
気分はまさにトーマス・アンドリュースか、ウォーレス・ハートレイ(間違ってもジャック・ドーソンではありませんよ〜)
ところで以前、「ドーン・プリンセス」(77441トン)を見に横浜港に行った時だったか、大さん橋でこんなカップルの会話を耳にしてしまいました。
「すご〜い!大きな船ね〜、タイタニックより大きいのかな〜」
「そんなに大きくはないんじゃないの?タイタニックは世界最大の船らしいからね」
う〜ん、日本人の客船に対する認識ってそんなものなんですね〜
面白い企画です。しかし
また氷山にぶつかり沈没なんてゴメンですよね。我が家で客船に乗るときはタイタニックは
禁句なんです
バルモラル 覚えてます(^_^)確か大黒でEさんにばったり会いました なぜバルモラルなのかはいろいろな事情があるのでしょうが 興味深い企画ですね 私も数年前まで客船のことに全然疎くてこのカップのお兄さんを笑えませんよ(^_^;) 皆さんのおかげでやっと少し客船の話についていけるようになりました プニップさんの布教活動は間違いなく多くの方々に広まっております(^^ゞ せっかく横浜に住んでいるので 始めた大さん橋めぐりですが QE2のスナップすら残ってないのが痛恨です(T_T)
「不沈船」なんて表現もあったくらいですから、だれの認識も結構、そんなもの、なのかも。
いつもブログ拝見しています。船の水彩画、いつも楽しみにしています。
STORMさん「タイタニック」が禁句なんですか〜なるほど・・・
そうするといくら安くなったとしてもこのクルーズには絶対に乗れませんね。
でも氷山にぶつかる可能性も、それで沈む可能性も、沈んで大勢の死者が出る可能性も100年後の現代ではものすごく低くなっているんですよ。
yuさん、大黒で入港を見ているんですね。
あの日も日本では桜が満開の季節でした。一年たつのは早いですね。
Berlinerさん、いつもご訪問いただきありがとうございます。
たしかに当時「タイタニック」は不沈船と言われていたようですね。
そんな船ありえないのに・・・
「間違った常識」ってどこの世界でもたくさん存在しているものです。
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