わたしとブログ仲間わっつさんのコラボレーションによる横浜、元町のお花屋さんでのオランダ船絵画展は去る10月24日(日)をもちまして全日程を終了いたしました。
今回、素敵な展示場所を快く提供してくれた「エドウィン・アール・モレナール」のオーナーおよびスタッフのⅠさん、そのお店をご紹介してくれたこのY!ブログ仲間のみぃさん、お忙しい中、見に来てくれたたくさんの皆様・・・そしてこのブログを見て応援してくれたもっとたくさんの皆様・・・
本当に、本当にありがとうございました。
ここで、これまでこのブログで未公開だった今回の展示作品の残りを一挙公開です。
復元帆船 「プリンス・ウィレム」 PRINCE WILLEM
オリジナルは1651年にオランダ、東インド会社の大型武装商船として建造、その後の蘭英戦争ではオランダ海軍の旗艦として活躍しました。
1985年、九州のテーマパーク「長崎オランダ村」が当時の資料を基に復元建造し、長いあいだ同園のシンボルとして親しまれてきましたが、2003年に建造元のオランダに戻り、昨年残念ながら火災により全損に帰してしまいました。
貨客船「チルワ 」 TJILWAH
オランダ、ロイヤル・インターオーシャン・ラインの小型貨客船として1951年に建造、オーストラリア〜極東の定期航路に就航して日本にも度々来航しました。
1972年に引退して解体されています。
クルーズ客船「プリンセンダム」 PRINCENDAM(2)
1988年、ノルウェー船主の超高級クルーズ客船「ロイヤル・ヴァイキング・サン」として完成、来日も果たしました。
その後、キュナード社、シーボーン社を経て、現在はホランド・アメリカ・ラインの中でも最も小型ながらもハイクラスな客船として活躍中です。
2本マストクリッパー型帆船「サクセス」 SUCCES
1909年にオランダの運河用帆走貨物船として建造、その後、数々の経歴を経て、1998年のオランダ国内の運河や湖、入り江を巡る小型クルーズ客船に改装し、現在に至っています。
浅い喫水と、そのために発生する横流れを防止するためのリーボードと呼ばれる両舷のしゃもじ形の板が特徴です。
貨物船 「ストラート・リオ」 STRAAT RIO
1960年建造のロイヤルインターオーシャンラインの定期貨物船。9216総トン。横浜や神戸にも度々来航していました。
1977年にネドロイド社に移籍し「ネドロイド・リオ」と改名、1984年に解体されました。
定期客船 「フォーレンダム」VOLENDAM(1)
1922年、ニューヨーク〜ロッテルダム航路の定期客船としてホランド・アメリカ・ラインがイギリスで建造。
大戦中は軍隊輸送船として活躍。戦後は移民輸送に従事し1952年解体されました。
復元帆船 「デ・リーフデ」 DE LIEFDE
オリジナルは1600年(慶長5年)、九州は豊後の国(現在の大分県)に漂着した日本で最初にやってきたオランダの帆走商船。乗組員には後の江戸幕府の外航顧問になったヤン・ヨーステンや英国人のウィリアム・アダムス(三浦 安針)も含まれていました。
現在長崎県のテーマパーク「ハウステンボス」オレンジ広場で復元、展示されています。
ご無沙汰しております。展覧会は観に行けませんでしたが、みんなすごい絵ばかりですね。帆船の絵久しぶりに観て感激です。トシ
何とプリンス・ウイレムは灰になっていたのですか・・・残念。
復元帆船の絵もすてきですね。ポチです。
こちらに「デ・リーフデ」の記事があるので、TBさせてくださいね。
PUNIPさん、こんばんは!ジジです。長崎オランダ村とハウステンボスで見たことのある帆船が見事に描写されています。帆船の後ろ姿もなかなか魅力的ですね!“☆”〜(ジジ)
トシさん、見に来ていただきたったのですが、残念です。
古い帆船は描いていて実に楽しかったです。トシさんもぜひ挑戦してみてください。
sunburnさん、そうなんです。燃えちゃったんですよ。
わたしも知ったときはとてもショックでした。
ONnojiさん、ポチ&トラックバックありがとうございます。
わたしも佐世保に行ったら実物を見てみたいです。
jijiさん、ありがとうございます。
わたしは古い中世の帆船は和船を含めて全て後姿のほうが絵になると思っています。装飾が多いからですかね・・・
近代の帆船は前から見たほうがかっこいいかな?
貨客船、チルワ、良い形ですね。しびれます。
Berlinerさん、わたしもこんなかたちのこのサイズの貨客船が大好きです。
もう二度とこういう船が作られることは無いのでしょうね・・・
初めまして
ローヤルインターオーシャンの船は思い出一杯です。。
清水の造船所でも建造しましたし一寸華奢でスタイルが女性的でした。
残念ですがこの会社も無くなってしまいましたね。
昔のライナーを見たいですね。
PUNIPさん、こんにちは!
残念ながら、オランダ船絵画展、見逃してしまいました。
少し昔のオランダの貨物船や貨客船は、その船容に独特な雰囲気があり、とても好きでした。船おじさんが、船おぼちゃまの頃、夏の大桟橋に停泊中のTjiwangiの複雑な構造をしたブリッジ付近を写生しましたが、複雑過ぎて、暑過ぎて、大桟橋の売店でファンタグレープを2本飲んだ事をよく覚えています。貨物船は、STRAAT RIOやSTRAAT FUTAMI、STRAAT FUJIなどよく山下埠頭や本牧埠頭に停泊していたのを見掛けました。貨物船なのに、ブリッヂ下の船室の窓は、大型の角窓で窓辺に観葉植物をたくさん並べているのを見てオランダと言う国に憧れたりしていました。
清水っこさん、レス遅れて申し訳ありません。
RILの船は日本でも建造されていたんですね。わたしはこの「チルワ」しか見たことがありませんが、写真で見る限りではどの船もとても魅力的な外観です。
船おじさん、このころの貨物船は12名までの旅客設備を持っていたせいなのか、欧米の船はハウス部分がお洒落なものが多いですね。
こんな貨物船でののんびりとした船旅も憧れてしまいます。
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