商船三井客船(MOPAS)の外航クルーズ客船「にっぽん丸」搭載の小型モーターボート
その左舷側搭載位置の奥に「カードルーム」と呼ばれる小さな公室があります。
横浜港大桟橋のくじらのせなかから目を凝らすと、その内部の壁がちょっとだけ見えるのですが・・・
さらにズームでよ〜く見ると、青い小さな絵が飾ってあります。
実は何を隠そう(隠してないけど)この絵はわたしが描いたものなんですよ〜。
これが「にっぽん丸」の船内側から見た様子・・・
中央の青い絵ですね。
アップにするとこんな感じ・・・先日、クルボンを乗船させてもらっているお礼にと、歴代の商船三井客船株式会社(旧社名・日本移住船株式会社)の8隻の客船を最近気に入っている俯瞰図デフォルメで描いて同社に贈った作品なのですが、嬉しいことに今回この場所に飾ってくれることになりました♪
題名は A HISTORY OF MOPAS
1963年(昭和38年)に設立された日本移住船(株)から始まる同社の50年近い歴史を彩る主だった客船たちを紹介した切り絵画です。
描いてある客船は左上から南米航路貨客船の「さんとす丸」、右上が同じく南米航路貨客船の「ぶらじる丸」、2列目左が巡航見本市船兼クルーズ客船の「さくら丸」、その右は南米航路貨客船「あるぜんちな丸」の晩年の姿であるクルーズ客船 初代「にっぽん丸」、3列目左は二代目「にっぽん丸」、同じく右は巡航見本市船その後クルーズ客船の「新さくら丸」、一番下左は現在では同じ商船三井傘下の日本チャータークルーズに移籍してしまった「ふじ丸」、そして右下端は、3代目クルーズ客船「にっぽん丸」の現在の姿、以上8隻。
移民船から定期航路、産業見本市船、そしてクルーズ客船へと続く戦後の日本の客船の移り変わりをおおざっぱですが振り返ってもらえればという気持ちで描いてみました。
このカードルームは以前にも紹介しましたが、歴代の「にっぽん丸」の大型模型や油絵、大阪商船時代の名船の資料が飾られているいわば商船三井客船歴史博物館のような場所・・・
そんなところに飾ってもらえるなんて…感謝感激
皆さんも「にっぽん丸」にご乗船の際はぜひ見て行ってくださいね〜
あ、もちろんその時はこの近くで将棋や囲碁に講じている人の邪魔を決してしないようにね
ちなみに現在、日本橋三越の一階ロビーでは「三越メンズプレタ」と雑誌「AZUR」のコラボによる「客船で装いたい旅のファッション」をテーマにしたイベントが行われており(8月31日まで)、そのイメージシップとして「にっぽん丸」 が登場します。
番留キャプテンのトークショーも開催されるそうなので、お近くにお住まいの方はぜひどうぞ・・・詳しくはこちらをご覧ください。
おはようございます。
おぉ、すばらしいですね。さすがです♪
クルボン君のみならず、こんな素敵な絵まで!
PunipさんがMOPASの公式大使に任命される日は近い?
☆傑作ぅ〜!
こんばんは。
個人的には新さくら丸が懐かしいです。
ところで、左に船の断面図とキャビンプランらしきものが掲げられていますが、何て船ですか?
アントンさん、ありがとうございます。
昔の商船三井&MOPASを知る人がこの絵を見て懐かしんでもらえればそれだけで嬉しいのですが…
カワイさん、よくぞそこに目が行きました!さすがです♪
戦前の大阪商船南米航路の花形客船「あるぜんちな丸」および「ぶら志"る丸」の客室配置図の実物です。
マニア垂涎の一品でずっと眺めていたくなるような素晴らしいものでした。
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